高配当、利回り7%超え…配当性向100%目標三ツ星ベルト
春の決算のシーズンが来て、各社で決算発表が行われています。
決算内容に嫌気が出て急落する企業もあれば、なかには好業績で急騰する銘柄もあります。
この時期になると株価が大きく動くこともあるから、目が離せないよね。
とくに自分が保有する銘柄のなかで、急激な業績悪化があると胃がいたくなるよ。
J塾長はFIRE(ファイア)投資で100銘柄以上の株を持っているから、全てを事前に管理するのも大変だし、基本的には放置スタイルの投資だから決算でいきなり急落するとビックリしてさぁ…。
でも自分が持っている銘柄で好決算による急騰があれば素直に嬉しいよね。
とくに予定にない増配はFIRE(ファイア)生活者にとってボーナスと同じだからね。
そこで本日のブログは決算発表と同時に、配当性向100%の増配目標を出した「三ツ星ベルト(5192)」を紹介します。
高配当株については「バフェットも注目の高配当 商社株!利回り5%超の双日」も見て下さい。
増配発表で三ツ星ベルトの株価が急騰
2022年5月13日に「三ツ星ベルト(5192)」が2022年3月期の本決算を発表、同時に増配も公表しました。
この発表が好感され三ツ星ベルトの株価は始値1,955円から359円増の2,314円まで高騰しました。
18.3%も上がったの?
凄いね。
三ツ星ベルトの増配は2段階で、まず決算を発表した2022年3月期の年間配当を66円から143円に増配。
さらに今期である2023年3月期の配当予想を220円と、さらに77円の増配を予定しているよ。
2期で合計163円も増配する予定だよ。
株価が急騰するのも無理はないか?
この記事を書いている6月中旬の株価は1株2,863円なので、急騰以降も順調に株価を切り上げているようです。
三ツ星ベルトの業績
三ツ星ベルトの2022年3月期の本決算を見ると、連結経常利益が48%増と急回復していることが分かります。
三ツ星ベルトってなにやっている会社?
三ツ星ベルトは自動車やバイクのVベルトなどで有名な会社だよ。
さらに産業用機械のベルトや輸送用ベルトなども製造しているんだよ。
世界中でコロナが一段落しているから、これからも需要は増すばかりだと思いますね。
それでは三ツ星ベルトの2022年3月期の決算を見てみましょう。
- 売上 : 748億円(前期比15.4%増)
- 経常利益 : 85億円(前期比48.5%増)
- 純利益 : 63億円(前期比56.9%増)
ただし、今期である2023年3月期の業績予想はウクライナ情勢やチャイナリスク、さらに円安の影響などを考慮して若干の増収減益を予想しています。
- 売上 : 775億円(前期比3.5%増)
- 経常利益 : 80億円(前期比6.5%減)
- 純利益 : 63億円(前期比1.3%減)
三ツ星ベルトは世界情勢の変化委対応する目的で、中期事業計画の見直しをおこない来期である2023年度(2024年3月期)の目標を売上800億円としています。
連結配当性向100%で配当利回り7%超え
三ツ星ベルトは2023年3月期の連結配当性向を100%目標としています。
100%って1株当たりの純利益のすべてを配当で出すってこと?
2023年3月期の配当予想は中間110円、期末110円の合計220円予想だよ。
現在の株価が2,863円だから配当利回りは7.68%にもなるよ。
株価も上昇しているけど、それでも7%超えの配当は凄いねぇ。
FIRE(ファイア)銘柄としても注目だ。
三ツ星ベルトは3期連続で増配を実施しており、株主還元に対して積極的なイメージがあります。
三ツ星ベルトの投資は遅くない
三ツ星ベルトの決算が発表されてから株価は急騰していますが、これから投資をするのは遅いのでしょうか?
やっぱり株は安いタイミング買わないとね。
遅いんじゃない?
たしかに2,000円程度だった株価が、現在は2,800円を超えています。
しかし現状でもPERは13.08倍、PBRは0.95倍で、ミックス係数は12.42倍だよ。(2022年6月中旬)
株価が3,000円になっても配当利回り7%超えなので、これからの投資もアリだと思うよ。
現在の自動車業界は、注文が入っても半導体不足で製造できない状況です。
中国のロックダウン解除や台湾のIC製造強化などの対策が始まることで、一気に製造業は息を吹き返すことが期待できます。
急激に上昇したので、3,000円あたりで調整による下落が入るかもしれませんが、株価が3,000円を超えると一気に3,500円~4,000円を目指す展開になる可能性があります。
株価3,500円でも配当利回り6%です。
ミックス係数も12倍と許容範囲なので、J塾長も投資を検討したいと考えています。
※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。