やっぱり物流!業績好調で配当5%超!日本通運のNXHD
コロナ禍も一段落するなかで、各企業は経済活動を活発化させています。
とくに昨年はアフターコロナ銘柄として「運送」、「運輸」など物流分野が大躍進しました。
去年は海運株の商船三井や川崎商船、日本郵船などが大きく株価を伸ばしたよね。
今年は失速するかな?と思っていたけど、勢いは相変わらずだよ。
配当利回りも10%の化け物銘柄となっています。
それでも低PERで割安感がある運輸株は、今年も注目なのは間違いありませんね。
商船三井なんてPER2.23倍だから…
注目されている海運株ですが、そのほかの運輸株も業績は好調のようです。
本日のブログは運輸株のなかから、配当利回り5%超えの「NIPPON EXPREEホールディングス(9147)」(NXHD)を紹介します。
海運株については「商船三井、日本郵船の株価はどうなる?今からのFIRE投資」も見て下さい。
NIPPON EXPRESSホールディングスが業績上方修正へ
「NIPPON EXPRESSホールディングス(9147)」(NXHD)は、運送大手の「日本通運」の持ち株会社です。
聞いたことがないと思ったら、日通さんの親会社なのね。
日本通運は過去に宅配便に力を入れた時代もあったけど、現在は国際物流、国内輸送、専門輸送、倉庫など総合的な物流会社として有名だね。
昔は「ペリカン便」とかよく見かけたけど、宅配事業を日本郵政に売却したのは有名です。
日本の物流の最大手とも言われるNXHDですが、日本通運の持ち株会社となり決算も12月末と変更しています。
2021年12月期の決算を見てみましょう。
- 売上 : 1.7兆円
- 経常利益 : 736億円
- 純利益 : 540億円
上場廃止で子会社となった日本通運の決算が3月末だったことから、NXHDの2021年12月期の決算には2021年3月1日~12月31日の業績しか含まれていません。
2022年12月期第一四半期で上方修正へ
2022年5月12日には2022年12月期第一四半期の決算を発表し、経常利益では通期業績予想の36%となる361億円を達成しました。
1Qの決算短信を見ると、航空輸送、海運輸送が好調で、予想を上回る売り上げを達成したようです。
ただし、コンテナ不足や海運運賃の高騰などの不安材料も指摘されています。
さらに1Qの決算と同時に通期業績予想の上方修正を実施しています。
- 売上 : 2兆3,600億円
- 経常利益 : 1,030億円
- 純利益 : 1,110億円
通期の経常利益で9%程度の上方修正だね。
少し弱気の上方修正と感じるけど、さらに今年の業績によっては増える可能性もあるよ。
1月~6月の半期予想でみると、経常利益が545億円の予想から615億円へ12%程度上方修正しているから、アフターコロナ需要が予想よりも大きかったことがわかるね。
たしかにさらに上方修正される可能性は高いと思うね。
増配により配当利回り5%超え
NXHDの配当は2021年12月期は1株240円でしたが、今期である2022年12月期の配当予想は1株400円です。
240円から400円とは凄い増配だよ。
配当利回りはどうなの?
現在の株価は約7,400円なので、配当利回りはなんと5.41%になります。
NXHDのホームページを見ると、資本政策としては配当性向30%以上、総還元性向は50%以上を目標にしているね。
総還元性向と配当性向に20%の差があるから、自社株買いも期待できるよ。
NIPPON EXPRESSホールディングスの株価は割安水準
商船三井や日本郵船など昨年暴騰した運輸株は、株価が割安なのが特徴でしたが、NXHDも同じく株価は割安水準にあります。
NXHDのPERは5.77倍、PBRは1.01倍、ミックス係数は5.8倍です。
他の銘柄同様、出遅れ感があります。
さらに配当利回りも高いのでFIRE(ファイア)銘柄として注目したい企業です。
チャート的には2022年4月に大きく下げて以来、7,200円~7,800円のボックス圏を推移しています。
チャートの見方では2022年2月から、緩やかな上昇トレンドにも見えるね?
かすかな上昇だけどね(笑)
現状では円安要因が気になりますが、需要が高く業績が好調なのでここから大きく崩れる可能性も低いのではないでしょうか?
商船三井や日本郵船に乗り遅れた人も、FIRE(ファイア)銘柄として検討されてはいかがでしょうか?
※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。