株価下落がチャンス!高配当の東京エレクトロンデバイス

東京エレクトロンデバイス

現在、米国の利上げ幅が「当初の予想よりも加速するのでないか?」との憶測から、米国株式市場は大幅に下落しています。

でも利上げ幅はあらかじめ想定されていて、投資家はそれを織込み済だったよね。

それが長引くウクライナ紛争、原油高、中国のロックダウンの影響で、米国のインフレが鈍化しないんだよね。
だからアメリカFRB(米連邦準備理事会)は、当初予定より利上げスピードの加速を考えているようだね。
それに対して危機感から多くの投資家が、株式の売却に走っているのが現状ですね。

米国市場の株安は世界中に影響が出ており、日本でも株価の下落が進行しています。

でもね…株は高騰すれば暴落もします。

株が下落するタイミングは、仕入れるチャンスでもあります。

そこで、J塾長が注目するのは普段高値で購入をためらう優良高配当株
注目の銘柄を紹介するよ。

本日のブログは、株価下落のタイミングに仕入れたい「東京エレクトロンデバイス(2760)」を紹介します。

FIRE(ファイア)投資に注目したい銘柄は「株価ヨコヨコで高配当!エネルギー銘柄の伊藤忠エネクス」も見て下さい。

 

東京エレクトロンデバイスの株価は40%の下落

東京エレクトロン(東エレ)の子会社で半導体商社の「東京エレクトロンデバイス(2760)」(東エレデバイス)は、東エレが製造する半導体だけでなく、米国製の半導体等も取り扱う半導体販売商社です。

東エレは半導体需要の拡大から業績を伸ばしており、株価も2019年には15,000円水準でしたが、半導体の高騰から2022年の1月には過去最高である1株69,000円水準まで高騰しています。

どひゃ―! 1株で69,000円って、100株で690万円必要だよ。

一般的な個人投資なら手が出ないよね。
とくに投資初心者には高嶺の花だぁ~。

今年の初めは7万円ちかい株価も、ウクライナ紛争等による原料不足や価格高騰が原因で現在の株価は48,000円水準まで下がっているよ。
それでも100株に買うのに480万円だから、一般的には厳しい金額だね。

でも、東エレは配当も約3.4%だし、PERも14倍と高くない。
そしてなんと言っても半導体の分野は将来性や成長性があるから、FIRE(ファイア)銘柄としてぜひ欲しい銘柄だよ。
何とかならない?

うーん、単元未満株として証券会社によっては1株から購入できるけど、購入・売却タイミングが固定されているからリアルタイム取引ではないんだよ。
また手数料が割高になる可能性もあるね。

そこでJ塾長が注目したいのは東エレ本体ではなく、子会社の半導体商社「東京エレクトロンデバイス」に投資する方法さ。

東京エレデバイスと東エレの株価の推移はかすかに連動性が見られましたが、ここ最近は東エレデバイスの方が下落幅が大きいようです。

しかし、業績については東エレデバイスも東エレと同じく好調です。

東エレデバイスの株価は2021年9月に9,100円を付けましたが、そこから半導体不足の影響もあり現在は5,200円水準まで下落しています。

東エレデバイスの株価は直近の高値から45%程度下がったんだよね。
東エレは30%程度の下落だから、やはり商社である東エレデバイスの方が下がっているよね。

しかし東エレデバイスの業績は好調で、これからもさらに期待できます。

だから、東エレを無理して買うより、買いやすい価格まで下がった東エレデバイスに注目した方がお得なんだよね。

 

東京エレクトロンデバイスの業績

東エレデバイスの業績は好調で、2022年3月期の決算では経常利益が前期比58.2%の増益です。

  • 売上   :  1,799億円(前期比25.6%増)
  • 経常利益 :  73億円(前期比58.2%増)
  • 純利益  :  50億円(前期比61.8%増)

さらに2022年3月期の決算とともに発表された今期(2023年3月期)の業績予想は、増収増益を予定しています。

  • 売上   :  2,000億円(前期比11.2%増)
  • 経常利益 :  85億円(前期比16.2%増)
  • 純利益  :  59億円(前期比16.0%増)

業績は順調そのものだね。
半導体不足が解消されれば、売上はもっと上がるはずだよ。

商社だから需要があっても売る商品がないと業績は上がりません。
今年後半から徐々に半導体の増産が軌道にのれば、東エレデバイスも上方修正するかもしれませんね。

 

好業績で増配…配当利回りは4%超え

東エレデバイスチャート
参照:Yahoo!ファイナンス

東エレデバイスは増配を発表しており、2022年3月期は前期比80円増の年間205円でした。

今期の配当予想はさらに増配して年間240円です。

株価を5,200円と仮定すると配当利回りは4.6%
これならFIRE(ファイア)銘柄としても満足できる高配当ですね。

ホームページには東エレデバイスの「配当性向の目安は40%」と記載されており、株主還元も満足できる内容です。

さらに資本効率を見るROE(自己資本利益率)を15%以上に保つことを目標にしており、まさに安定した配当が期待できる企業です。

現在のROEは約17%、ROAは約4.7%だよ。

ROEの目標を公表しているのはいいね。
ROEは10%、ROAは5%以上が優良とされているけど、東エレデバイスは問題はないようだね。
ROAが若干低い理由は、他人資本(借入れ等)が多いのが理由だと思います。
安定して利益が出ているので問題ではありません。

 

実はJ塾長も持っていた東京エレクトロンデバイス

実はJ塾長は東エレデバイスの株式を保有しています。

本当は東エレ株が欲しくて、2019年1月の下落時に1株12,000円で100株購入する予定でした。
株価が「1万円になったら買おう!」と待っていたら、1万円どころか一気に15,000円まで上がってしまい、自分の判断のなさに呆れた次第です。

東エレの株価はその後上昇トレンドに入り、値を上げるばかりで投資タイミングが出てきません。
今から思うとずっと購入タイミングだったのですが…これもBad判断ですよね。

そこで考え方を変えて、その時期はまだ割安状態にあった東エレデバイスに目をつけ、1株1,800円水準で購入しました。
現在の株価は3倍以上に上昇し、さらに配当利回りも4.5%以上。
J塾長のFIRE(ファイア)銘柄の中核となっています。

視点を変えてよかったね。

東エレデバイスは東エレの動きから一歩ズレて追随するイメージがあるから、東エレの投資タイミングを逃した場合には注目してほしいよね。

東エレが高くて手が出ない故人投資家も、東エレデバイスなら100株52万円なので比較的投資しやすいと思います。

半導体は今年から来年も注目される業界で、世界4位のシェアを誇る東エレと東エレデバイスの業績も下がることは考えにくいと思います。

株価の下落要因がない優良株でも、地合いの悪さで下落するときがあります。
東エレデバイスもその状況なので、東エレに興味がある人は東エレデバイスにも注目してはいかがでしょうか?

 

※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。

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