ヴァンガード社ETF購入!米国高配当株ETF(VYM)
先日のブログに記載しましたが、2021年6月18日近辺で5日連続で下落
となったアメリカ株式市場ですが、6月21日には正常を取り戻し一転して上昇を再開した様子です。
そこで検討した結果、J塾長はあらたに不労所得として、VYMとVIGの米国ETF2種を6月24日に購入しました。
本日のブログはヴァンガード社のETFのなかでも、高配当株に対して投資をおこなっている「ヴァンガード・米国高配当株ETF(VYM)」について投資初心者向けに紹介します。
アメリカ株式市場の暴落については「米国マーケット下落は米国株購入のチャンス!ETF投資を検討」をご覧ください。
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VYMとは?
ティッカーシンボルが「VYM」のヴァンガード・米国高配当株ETFは、名前のとおりアメリカのヴァンガード社が運用するETFの一つで、投資対象はアメリカ株式市場の「高配当株」に限られています。
「アメリカの高配当株を個別に買わなくてもまとめて投資できるの?」🤔
そうなんです。😎
VYMの運用は「FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス指数」に連動するように設定されており、アメリカ株式市場の平均よりも高い配当を実施する優良企業で構成されています。
VYMを選択するポイント
今回J塾長がVYMを投資対象として選択した理由を紹介します。
あくまで参考程度にご覧ください。
- 米国市場の高配当株に幅広い分散投資ができる
- 配当率が高い
- 株価の上昇も期待できる
- 年4回の配当がある
- 管理手数料が激安
- 日本の証券会社で売買可能
VYMはアメリカの高配当株から選択した414社(現在)への投資をおこなっており、400社以上の企業に分散投資することでリスクを軽減させています。
投資組み入れ銘柄は、「JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー」、「ジョンソン・エンド・ジョンソン」、「ホームデポ」、「プロクター・アンド・ギャンブル」、「バンク・オブ・アメリカ」…などアメリカを代表する企業が名を連ねていますね。
VYMの現在の組み入れ銘柄などの情報はヴァンガード社のHPをご覧ください。
VYMのチャートでみる暴落時の動き
VYMのチャート見るとまず2020年2月ののコロナショックの際に大幅に下落しましたが、チャートでわかるように2021年1月には値を戻しており、以降は順調に上昇を続けています。
同じ高配当株をメインにした人気のETFに「SPYD(スパイダーS&P500高配当ETF)」がありますが、このETFがコロナショック前の価格を取り戻したのは2021年4月以降ですから、VYMが高配当ETFとしては暴落時に強いと見てよいでしょう。
「分配金が高いことで有名なSPYDよりも早くコロナショックから立ち直っているね」🙄
そうですね。😎
この値動きから見てVYMの方がSPYDよりも暴落時の回復がはやく、暴落に強いポートフォリオができていることがわかります。
現在は1株107ドルから102ドルまで下がり、104ドルまで戻している状況です。
VYMの配当
米国株は原則的に配当を年4回実施します。
VYMの直近分配金利回りは「2.87%」です。
この数字だけを見ると高配当とは言えないかもしれませんが、VYMは株価も上昇を続けており、ここ1年のトータルリターンは38%を超えており、3年トータルリターンも11%以上と高水準です。
今年6月の分配金は1株あたり0.75230ドルでした。
この数字は昨年同月と比較して10%程度の下落となりましたが、アメリカもコロナ禍であり、これはしかたがないところだと思います。
過去一年の配当から計算する利回りは2.85%なので、パフォーマンス的には大きな影響はないと判断しました。😎
ヴァンガード社のETFは経費が安い
ETFや投資信託には運用をおこなうための信託報酬と呼ばれる経費が必要です。
経費は各商品により違いがありますが、なかには3%を超える商品もあるので、経費ははしっかりと確認したいものです。
しかしヴァンガード社が提供するETFは経費が安いのが特徴で、VYM信託報酬を含む経費ははなんと0.06%です。
VYMを20年保有したと考えててもトータルで1.2%ですから、この安さは長期保有にはありがたい価格です。
とくにFIRE(ファイア)における不労所得として購入する場合は、長期保有が前提なのでさるべく経費が安いETF・投資信託を選択しなくてはなりません。
「配当や分配金が高くても経費も高ければ長期的に損することも」😵
その意味でもVYMは優れた商品だと判断しました。
投資信託との比較
先日のブログにも書きましたが、VYMに対して投資をおこなう投資信託が、楽天証券とSBI証券から発売されています。(SBIは6/29から)
信託報酬も安く(0.1238%:SBI)設定されており、一般的な投資信託とは比較すると超おとくな商品です。
また投資信託で運用することで税金を引かれずに再投資できることから、直接VYMを購入するよりも複利効果によるリターンは大きくなると考えられます。
しかし、J塾長はFIRE(ファイア)資金としてVYM投資を始めるので、分配金は生活費に活用し、残った金額については再投資する予定です。
税金は毎回徴収されますが、そこは仕方がないとあきらめています。
「生活費やお小遣いとして使いたいのならVYM」😀
「FIRE(ファイア)資金を効率的に貯めたいのなら投資信託」😤
働きながらFIRE(ファイヤ)資金を積極的に集めている人は、VYMを直接購入するよりも、効率よく再投資ができる楽天かSBIの投資信託を購入する方がよいかもしれません。(楽天よりもSBIの方が経費が安く設定されています。)
ただしこれら情報はあくまでJ塾長の認識であり、投資はあくまで自己責任でおこなうことが大切です。
今回は米国高配当株のETFであるVYMを紹介しましたが、詳しい内容はリンクしているヴァンガード社のHPを参照してください。
次回はもう一つ購入したETF、VIGについて紹介します。