株式投資⑭IPO株が当たらない!抽選確率を上げる方法

抽選

昨日のブログでは、IPO株(新規公開株)を購入できれば高い確率で利益が出ると紹介しました。

しかし、経験の少ない投資初心者がIPOに当選する確率は、5%~10%以下と言われており、特に人気の高い小型株だと0.1%に満たない場合もあります。

しかしFIRE(ファイア)を目指す人にとってIPO株の購入は、効率よくFIRE資金を貯める方法であり、少しでも当選確率を上げたいと考えているはずです。

そこで本日はIPO株の当選確率を少しでもあげる方法について考えてみます。

IPOについては「株式投資⑬不労所得におけるIPOのメリットと買い方」をご覧ください。

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①証券会社の口座を多く作る

IPOの当選確率を高めるには抽選回数を増やす方法が最も効果的です。

そのためには保有する証券会社の口座を多くして、ブックビルディングへの参加を増やす必要があります。

また上場する企業により取り扱う証券会社等に違いがあるので、あらかじめ主要な証券会社の口座を保有していれば、慌てることなく申込みできます。

「家族総出で申込しこむのだぁ」😤

そうですね、家族名義の口座を利用すれば、さらに抽選回数を増やせます。

②投資初心者はネット証券をメインに

窓口メインの大手証券会社では大口の顧客に対して優先的にIPO株を販売する傾向にあり、口座を開設したばかりの投資初心者は相手にされない可能性があります。

「え~同じ客なのに!」😤

まぁ、証券会社も商売なので仕方がないところですね。😎

たとえ窓口で申込み出来たとしても、抽選確率は大口顧客とは比べられないくらい低く、人気企業のIPOが当選することはもはや不可能かもしれません。(多額の資金をもっていればちがうかも…)

大手証券会社では自社に割り当てられるIPO株の80%以上を、営業担当者に割り当てており、残りの10%~18%程度しか抽選されない現実があります。

しかし…

「この抽選も公平なのか疑問です。(J塾長)」😎

対してネット証券には原則的にIPOの抽選は公平に実施されているようです。

投資初心者はネット証券を中心にIPOの申込みをおこなうことで、公平な抽選機会を得ることができます。

SBI証券など会社の制度を利用する

たとえばSBI証券では「IPOチャレンジポイント」制度を実施しており、ブックビルディングの抽選に落選するごとに「IPOポイント」が1ポイント貰えます。

IPOポイントは次回以降のブックビルディングに参加するさいに利用すると、抽選確率が高くなる優れたポイント制度です。

IPOポイントは使用するポイント数が多いほど当選確率が高まり、抽選で外れた場合は使用ポイントが返却され、さらに落選ポイントとして1ポイントが加算されます。

普段からSBI証券などでIPOの申込をおこなえば、落選してもIPOポイントが獲得できるので、計画的にポイントを集めるのも良い方法です。

抽選配分を意識して申込む

SBI証券のIPO株の配分基本方針は、60%を抽選配分、30%をチャレンジポイント等による配分、10%を大口配分としています。

(参考:SBI証券 募集等に係る株券等の顧客への配分に係る基本方針)

つまり、SBI証券が引き受ける新規株の60%を公平に抽選し、30%をチャレンジポイント等の優先抽選に配分します。

さらに10%は大口投資家などへ優先配分される方針が公開されています。

大手証券会社では80%以上がお得意様向けなので、ネット証券が断然公平ですね。

また楽天証券マネックス証券などの一部証券会社では、取り扱うIPO株の100%が公正な抽選配分で、コンピュータにより抽選が実施されています。

また楽天証券では大部分のIPO銘柄において申込上限が100株に制限されており、多くの投資家に当選のチャンスがくるように配慮されています。

このように闇雲にIPOの申込みをおこなうのもよいのですが、ネット証券の制度を理解して効率的におこなうことも大切です。

IPOの主幹事から申込む

あたりかあずれか?

IPOをおこなうには「主幹事」と呼ばれる証券会社が、企業の上場をサポートします。

つまり主幹事は上場する企業を支援する証券会社であり、実質IPOを取り仕切る立場にいます。

多くのIPOでは主幹事である証券会社が、他の証券会社にIPO株の配分をおこないますが、実際には80%程度を主幹事、残り20%程度を他証券会社へ配分することが多いようです。

「80%も主幹事が扱うのかぁ~」😬

「それじゃ主幹事で申込めば確率があがるのでは?」🤔

そのとおり、主幹事の証券会社で申込めば当選確率は高くなります。😎ニヤ

またネット証券が主幹事なら、さらに抽選に期待がもてますよね。

買付余力金(前受金)に注意

SBI証券、楽天証券、マネックス証券などネット証券の多くでは、IPO申込み時に買付余力金として前受金が必要です。

前受け金は販売予定価格の上限であり、抽選終了まで口座に拘束されます。

このことから複数の証券会社でIPOを申込むことで、多額の資金が必要になり事前に資金調達が必要です。

ただし一部の証券会社では前受金が必要ではないので、必要な証券会社と併用することで効果的な抽選が実現します。

前受金がいらない証券会社の一部を紹介します。

  • SBIネオトレード証券
  • 野村証券
  • 松井証券
  • 岡三オンライン証券
  • その他

抽選はあきらめず効果的に

昨日もお話ししたとおり、IPO株が購入できれば高い確率で利益が得られます。

しかし、そのような美味しい話が簡単に手に入る訳はありませんよね。

だからこそ賢く効率的にIPO投資を実施することが大切です。

IPO投資はFIRE(ファイア)資金を早く構築する方法として、有効でかつ効果的な投資です。

落選してもあきらめずに申込みをおこなってください。

でも…稀に外れ銘柄もあるので注意してくださいね。😎ニヤ

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