高配当株の株価暴落!タマホームのコロナワクチン制限が原因

タマホーム株価暴落タイトル

大手住宅メーカーのタマホームの株価が連休前の2021年7月21日に10.23%の大暴落となりました。

日本の上場全銘柄の値下がりランキングにおいても第5位で、東証一部では断トツの1位です。

タマホームはコロナ禍においても増収増益で業績は安定しており、配当利回りも3.5%程度とFIRE(ファイヤ)における不労所得の対象となる銘柄です。

今回、業績では問題のないタマホームの株価が、暴落と言ってもよいレベルの急落になった原因は社長の発言が要因でした。

高配当株に興味のある人は、別ブログ「高配当&優待株のイオン(8267)が過去最高益を更新」も見て下さい。

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タマホームの株価暴落はコロナワクチンが原因?

J塾長も話を聞いてびっくりしたのですが、今回の暴落の原因はタマホームのコロナワクチンの対応が原因と想定されます。

タマホームの社員によると、タマホームの玉木社長がコロナワクチンに対して大きな疑念を持っており、ワクチン接種した社員に対して無期限の自宅待機を命じる方針だと週刊誌に証言しています。

(参考:「接種したら無期限の自宅待機」タマホーム社長が社員に“ワクチン禁止令”:文春オンライン)

(注:ここからは週刊誌報道に記載されている内容を元に考察しますので、間違い等がある可能性があります。)

「ワクチン打ったら自宅待機って」😥

「そうかぁ コロナワクチン接種をしたら、仕事ができなくなるのか」🤔

そうですね、この記事のとおりならワクチンを打ったことがばれた時点で、自宅待機処分をうけて出社できなくなりますね。

「でも仕事しないでお金が貰えればラッキーじゃない」😝

いいえ、タマホームの社内文書では自宅待機は欠勤扱いで無給だと記されていました。

「ひえ~ こわー こわー こわー … 」😱

J塾長も始めて耳にした時は、いつもの週刊誌のガセだと思っていたのですが、内部資料が公開されたり、タマホームの反論が微妙だったりするなかで、ついに株価の暴落という目に見た影響が出てしまいました。😎

5Gがコロナウイルスを呼び寄せる?

第5世代の移動通信システムである5Gは、通信速度を上げるだけでなく過密状態のネットワークを緩和して、さまざまなデバイスとの接続が推進します。

しかしタマホームの社長はオンラインによる経営方針発表会で「5Gがコロナウイルスを引き寄せる」との内容を話し、さらに「コロナワクチンを接種したら5年後に死ぬ」と話したそうです。

「えっ 電波がウイルスを引き寄せるの」😲

「ワクチンを打つと5年後に死ぬの?」😭

さすがにそんなことはないでしょう、実はJ塾長、脱サラして会社を興すまでは、長年大手通信キャリアのエンジニアとして働いていました。

古い自動車電話をはじめ初期のデジタル携帯電話の交換機の開発や試験を担当しており、携帯電話には若干の知識があります。

ワクチンで5年後に死ぬかどうかは医者を信じるしかありませんが、5Gの電波に限ってコロナワクチンがよってくるなんて考えられませんよね。

またワクチンで5年以内に死ぬなんて話も根拠が提示されておらず、都市伝説みたいな話ですね。(政府も否定)

株価がタマホーム評価した

タマホームチャート

タマホームの社長が何を信じているかなどは、我々一般的な投資家には関係ありませんが、それに対しての会社の対応次第では大きな悪影響を与えます。

そしてこのような内容が世間に流れることで最も注意したいのが「株価」への影響です。

6/21のタマホームの株価は100円安程度でスタートしましたが、それから急激に下げが拡大し、終値は314円安の2756円で取引を終えました。

2日前の7/19には年初来高値の3245円を付けたあとなので、暴落したと考えてもよい状況です。

これじゃタマホームの株主はたまったものではありませんね。😎

社長の発言が要因で10%以上の資産がなくなったのですから。

今回の暴落は業績が問題ではなく、あくまでタマホームのコロナワクチン接種への対応に問題があるとの市場の評価です。

市場がタマホームのコロナ対策に不安を持っており、投資家の売りが加速したと考えられます。

業績は安定…投資はどうする

タマホームの業績では22年5月期予想でも増収増益です。

つまり事業に問題はなく安定した経営をこれからも続けられるでしょう。

また配当利回りも今回の暴落により「3.99%」と高水準です。

「それじゃ不労所得に組み入れるの?」😁

「下がったときに狙えだよね」🙄

たしかにそうですが、少し気になるのは今回の報道で、「既存客の契約でキャンセルがでるか?」ですね。

つまり、タマホームがコロナ対策を変更しない限り、タマホームの社員はコロナワクチンを接種していないのだから、顧客としては対面することに不安を覚えます。

結果として未着工物件や契約前物件にそれなりの影響が出る可能性があります。

「ワクチンを打っていない人と会うのは怖いよね」😫

そうですね、そのような意識により業績が悪化する可能性があります。

「タマホームからの公式発表は?」🙄

ありました、タマホームの公式見解では、あくまで報道はデマとしながらも、「ワクチン接種は個人判断」としています。

また「ワクチン接種で懲戒解雇はしない」としながらも、自宅待機の話には言及していません。

「うーん、懲戒解雇はしないが自宅待機には触れなかったんだ」🤔

そうですね、投資家も馬鹿じゃないので簡単には誤魔化されないので、この矛盾点によりいっそう報道の信ぴょう性が高まりました。😎

「でたー ブーメラン効果」😲

そうですね、公式見解による見事なブーメランで、市場はさらにタマホームに危険を感じている状況かもしれません。

しかし、ファイヤを目指す私たちは、バーゲンプライスに暴落したタマホーム株を放置することはできませんよね。

PER11.12倍、PBR3.11倍、ROE30.3%、ROA7.15%は魅力のある数値です。

これからのタマホームの対応を注視して、安心できる方針にチェンジできれば、十分に投資対象になるでしょう。

J塾長はどちらかと言えば、デベロッパーには多く投資していますが、住宅メーカーは積水ハウスのみ保有している状態です。

しばらくウォッチしてタマホームの対応と、業績への影響を見極めて判断したいと思います。

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