【FIREと年金】年金受給開始でFIREは終了の理由

年金手帳

これまでFIRE(ファイア)を実現させるための不労所得について紹介してきました。

日本ではまだまだ馴染みのないFIRE(ファイア)ですが、実は多くの日本人が将来的にFIREを実践しています。

 

えっ
日本人は欧米人とくらべてFIRE(ファイア)する人は少ないはずだけど。

そうだよね。
アーリーリタイヤがFIRE(ファイア)であればそうだけど、日本の年金受給者は65歳と若く、世界的にみてFIRE生活者と変わりありません。

そうかぁ 日本の年金も不労所得だね。

 

本日はFIRE(ファイア)と年金について考えてみます。

FIRE(ファイア)の生活については「FIREには年間支出の25倍の資産が必要!4%ルールとは?」などをご覧ください。

FIRE(ファイア)開始の年齢 

J塾長がFIRE(ファイア)生活を開始したのは45歳になる年でした。

自身が経営する会社の資産を売却し、その資金を使用してセミリタイヤ生活を開始しました。

 

なんで45歳でセミリタイヤしたの?

家族経営の小さな法人でしたが、保有する不動産の購入希望者が現れたことで売却を決めました。
会社の売却はタイミングだと思っていたので、とくに悩むことはなかったですね。

 

J塾長は創業当初から45歳程度でセミリタイヤすることを考えており、会社の買主が現れる半年前に不動産業者や顧問税理士、メインバンクの法人売却担当者に相談していました。

その結果、噂を聞いた別の不動産業者の仲介で、別法人への売却が決まったのです。

 

会社を売って無職になる不安はなかったの?

セミリタイヤは計画してあったので不安はありませんでした。
また将来的には年金がもらえるので、それまでの生活費の目途が立ったこともFIREに踏み切った理由ですね。

 

年金とFIRE(ファイア)

FIRE(ファイア)は開始する年齢が若いほど多くの資産が必要で、実現させるハードルも高くなります。

反対に年齢が高いほどFIREにかかる資金が少なくても実現できるようです。

 

なんで年齢高い人の方が楽なの?

日本には公的年金制度があるからです。
日本人は原則65歳になると基礎年金の受給資格を得られます。

働かなくてもお金が入る年金の仕組みは、まるで不労所得と変わりません。

そーかぁ
年金は不労所得と同じだもんね。

実際には人により年金額に違いはありますが、基礎年金でも満額支給で年間78万円程度が支給されます
満額支給で月に約6.5万円、夫婦なら月に約13万円の収入ですね。(平均は5.6万円)

さらに厚生年金に加入していた人の平均支給額は約14.5万円ですから、夫婦で厚生年金加入者は約29万円の年金を受け取ります。

 

【年金受給額平均】

老齢基礎年金の平均受給額 : 56,049円

老齢厚生年金の平均受給額 : 146,162円

(厚生労働省:「令和元年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」)

厚生年金の平均受給は14.6万円なので、夫(厚生年金)・妻(第3号)の夫婦のケースでは、世帯の年金受給額が約20万円です。
また夫婦ともに厚生年金のケースでは約30万円の年金が支給されます。

年金が多い人は不労所得が必要なくなるね。

 

日本のFIRE(ファイア)は年金受給開始まで

年金支給

 このように日本では加入している年金制度により支給額に違いがありますが、世帯で10万円~30万円程度の年金支給が期待できます。

FIRE生活者であっても年金の受給が開始されると、運用収入が少なくても生活の維持は難しくないでしょう。

 

でもそれじゃセミリタイヤじゃなくて、単なるリタイヤだよ。

そうですね。
J塾長が言いたいことは、日本では公的年金制度で65歳以降は最低限のリタイヤ生活は保障されている現実です。

もちろんなかには保険料の未払いで年金がもらえない人もいますが、それらの人は別の社会保障制度が適用されます、

だから、J塾長は「FIREの資金計画は64歳までを重点的」に考えました。

 

FIREの資金計画を立てる上で「何歳まで生きるだろう」と考える人がいますが、人間の寿命など誰にもわかるはずがなく、そのようなプランを立てても意味がないでしょう。

 

FIREのプランを立てる場合は、とりあえず64歳までの計画をしっかり立てて、それ以降はFIREを終了し「年金生活」に入ることも念頭に入れると実現性が高くなりますよ。

 

このブログでJ塾長が言いたいこと

本日のブログはかなり意味不明になっていますが、J塾長が言いたいことをまとめます。

 

  • FIRE(ファイア)を早期に実現させるには、ライフプランを簡単にする
  • FIRE(ファイア)開始年齢が若いほど資金が必要
  • FIRE(ファイア)開始年齢を決めて動くことが大切
  • 公的年金の受給後はFIRE(ファイア)ではなく年金生活者になる
  • FIRE(ファイア)生活の終わりは年金受給開始まで

 

【サラリーマン生活(例22歳~37歳】ー>【FIRE生活(38歳~64歳)】ー>【年金生活(65歳以上)】

 

FIREのプランをこのように3段階に考えるとFIRE生活は一定期間であり、65歳から死亡するまでは年金生活者です。

例えば38歳でFIREを開始した人は26年間のFIRE資金を用意することで実現できます。

 

年金より投資は危険

年金はFIREにおいて最後のセーフティネットであり、未加入や未払いなど将来の年金支給に悪影響を及ぼす行為はしてはなりません。

 

「年金を払うくらいなら株をかうぜ」って言ってた人いたよ。

J塾長に相談に来る多くの人が言うセリフです。
とくに投資初心者によくある考え方で、将来貰えない可能性がある年金は意味がないそうです。

日本が破綻するって言う人も…

日本のお金は日本銀行券なので、日本が破綻したら貯金や日本円で売買する株も全て意味がなくなります。
年金支払いを止めて預金しても、日本が破綻しハイパーインフレなどが起きたら同じこと。

強いて言えば現物の金を購入して自宅で保管するしか対策はないでしょう。

それくらい意味のない議論だとJ塾長はおもっています。

 

日本の年金制度は死ぬまで貰える終身型の年金であり、これより優れた保険等は民間商品ではありません。

とくに将来FIREを目指している人は、公的年金を少しでも増やす努力をおこなってくださいね。

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