【FIRE後の肩書】不労所得だけでは社会的信用が低下する

信用

FIRE(ファイア)を実践しているJ塾長ですが、開始した当初は困惑する出来事が多くありました。

45歳で会社を売却し晴れて無職になったのは良いのですが、それから自分の肩書について悩まされることになりました。


本日のブログはFIRE(ファイア)後に考えなくてはならない「身分(肩書)」について考えます。


FIRE(ファイア)後の生活については「FIREしたらクレジットカードは作れない…対策はあるか?」などをご覧ください。

 

FIRE(ファイア)後も肩書が必要な日本

J塾長は45歳で自分の会社を売却した資金でFIRE(ファイア)生活を開始しました。

開始したのは北海道のゴルフリゾートにある別荘地です。

かなりの田舎町で不便でしたが別荘地なので、基本全員が移住者との安心観からそこに決めました。

 

しかし実際には別荘地であっても人は人、新しく入ってきた40代の移住者に対して興味津々です。

 

「どこからきたの?」

「何歳?」

「仕事は?」

 

本当に引っ越してから1年程度は、さまざまな人に同じ質問をされました。
別荘地の移住者は基本定年退職者なので65歳以上が多く、無視もできないことから対応に苦慮しました。

僕が生まれる前の話だよね。
それからどうしたの?

 

本当はFIRE状態なので、収入は不労所得のみです。
また会社をたたんで1年程度は何もしないで暮らそうと思っていましたので無職でした。

しかしなにか肩書を見つけないと大変だと感じたのも事実ですね。

 

自分の肩書を探す

ゆっくりしたいと思っていたJ塾長ですがなにか肩書がないと不審者と思われてしまうことから、自宅でできる仕事を考えることにしました。

 

そこで候補となったのが「ライター」の肩書です。

 

会社経営を行っていたJ塾長は、投資、債務などの相談を受けることが多く、金融ジャンルの話題は詳しい方でした。

また金融ライターを目指すことで投資家としても勉強できると考えたのです。

 

日本でFIREを始めるとなんらかの肩書がないと不便に感じるかもしれません。

また肩書がないと近隣との人間関係も円滑にならず、信用を得ることもできない可能性があります。

 

つまり無職のFIREは社会的な信用を低下させる要因です。

 

社会的信用を低下させないFIREを考える

ガッツポーズ

 

FIREはセミリタイヤの新しい形なので、その方法は自由です。

つまりFIREしたからと仕事を完全に辞める必要もなければ、無職になる必要もありません。

FIRE後の肩書は色々と考えられますが、J塾長が考える肩書は以下の通りです。

 

  • アルバイトやパートで収入を確保 … 会社員
  • ネットで副業          … 個人事業主
  • 不動産投資収入         … 個人事業主(不動産管理会社を設立もOK)
  • 株式投資収入          … 個人事業主(金額により投資法人設立もOK)

個人事業主は基本的にはなんでもありなので、個人で収入を得ていれば名乗っても問題はないでしょう

 

たとえば株式投資で年間400万円を得ている投資家が「私は無職です。」と言うのと、「私は投資事業をおこなっている個人事業主です。」では受け取り方が違いますよね。

 

規模の大きい株式投資も個人事業主と名乗れば信用も増すよね。

株式投資では納税に方法には源泉徴収と申告課税が選べますが、配当金の約20%を納税することには違いはありません。
配当金にかかる税金の内訳は所得税と住民税であり、投資と言う事業で得た収入です。

したがって投資以外の仕事がなくても、投資で納税し生活している以上、無職ではなく個人事業だと思います。

 

現在、J塾長はファイナンシャルプランナーの資格を取得し活動していることから、肩書は自宅でFP事務所を運営している形をとっています。

FPとして相談や講演を行うこともあるのですが、実際には投資で得る収入の方がだんぜん高い状態です。

 

頑張ってFIREした後の信用力低下はツライ

FIRE(ファイア)を実現させるには多くの資金を準備して、効率の良い運用を始めなくてはなりません。

そこに行きつくには多くの苦労があり、簡単にはたどり着けないでしょう。

 

だから、FIREが見えてきたら、将来どのような肩書で生活するのかを一度考えてください。

 

せっかく頑張ってFIREしたのに、結果的に信用力が低下したらツライですよね。

  

FIREを始めた昔の話ですが、まだ肩書が決まらずに困っていたころ、北海道の大きなスキー場のリフトでオーストラリア人と相席しました。

彼はデルタ航空のパイロットで千歳空港に降りたついでにスキーを楽しんでいたそうです。

 

彼はJ塾長に質問しました。

 

「なんの仕事をしているの?」…

 

J塾長は答えます。

 

「今年からセミリタイヤしているんだ」

 

と…

 

そして彼が言った言葉が今でも嬉しく心に残っています。

 

「Good Job!」

本当に嬉しかったですね。
日本人は働いていない人を怪しく疑いますが、外国人はGood Jobと称賛してくれます。

 

しかし夢はここまで。

日本で生活する上では、若くしての無職は不労所得があっても、受け入れられない壁があります。

将来のFIRE(ファイア)実現に向けて、肩書を妄想してはいかがでしょうか?

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