【2021年10月個人向け国債】キャンペーン込み利率は?

国債キャンペーン

2021年10月の個人向け国債の募集が開始され、各証券会社のキャンペーンも見えてきました。

 

過去のブログでも言ってたけど、個人向け国債は利率は無視して、キャンペーンのキャッシュバックで判断するんだよね。

個人向け国債は利率が低いので、それだけではFIRE(ファイア)投資に利用できません。

あくまで国債の利率は無視して、キャンペーンで貰えるキャッシュバックを配当と考えて1年の実質年利を計算します。

ですからFIREにおける個人向け国債の運用はあくまで1年で中途換金することが前提です。

 

個人向け国債についてのブログは「個人向け国債の買い方はキャンペーン込みで利回りを計算」を参照ください。

 

 

個人向け国債のキャンペーン

過去のブログにも記載しましたが、日本政府が発行する個人向け国債は、一般的には安全で高金利のイメージですが、現実的は0.05%と投資では利用できないレベルです。

 

1,000万円国債を買っても5,000円しか利子が貰えないんだよね。

むーちゃんは甘い!
税金が引かれるので3,984円ですよ。

ひぇ~

 

この金利では国債を購入する人が少なくなることから、各証券会社ではキャッシュバックキャンペーンを行い、国債の購入金額に対して現金によるプレゼントを実施しています。

 

2021年10月の各社キャンペーン比較

SBI国債キャンペーン

それでは各証券会社のキャッシュバックキャンペーンを比較します。

今回は「第139回変動10年債」を500万円と1,000万円購入した場合のキャッシュバックを比較してみます。

 

【証券会社名】【500万円購入のキャッシュバック】【1,000万円購入 のキャッシュバック】
大和証券7,000円14,000円
野村證券7,000円14,000円
SBI証券5,000円10,000円
みずほ証券7,000円14,000円
SMBC日興未実施未実施
楽天証券未実施未実施
証券各社キャンペーン比較

大和証券、野村証券、みずほ証券は横並びで、1,000万円の購入で14,000円のキャッシュバックだね。
SBI証券は同じ条件で10,000円と少し少ないかな?

現状、SMBC日興証券や楽天証券はキャンペーンを始めていません。
夏場は実施していたので、10月中旬には再開する可能性もありますね。

しかし1,000万円の購入で14,000円が現在の上限だと思います。

利率を計算しよう

それではキャッシュバックキャンペーンにおける利率を計算します。

 

  • 変動10年の個人向け国債を購入する
  • 大和証券のキャンペーンを利用
  • 1年後に中途換金する
  • 国債の利子は中途換金調整額と同じと考えて利率に含めない

 

この条件で計算すると500万円、1,000万円共に0.14%の利率になります。

 

ただしキャッシュバックは現金プレゼントなので、利子と違って20.315%の税金を支払う必要がありません

 

利子なら税金として20.315%が引かれるけど、キャッシュバックはプレゼントだから税金は引かれないんだ。

厳密には一時所得ですが、14,000円程度では全く問題がありません。

 

したがって税金が必要な利子に換算すると、0.175%の金利と同等の利回りと同等です。

 

したがって

今月の個人向け国債に投資した場合の税込み利回りは「0.175%」となりました。

 

J塾長の感想

今月のキャッシュバックキャンペーンは、一番高い証券会社で0.175%の利回りがありましたが、過去に紹介したあおぞら銀行のバンク支店では、普通預金0.2%の金利なので、特段高いイメージはありません。

 

以前の個人向け国司アキャンペーンでは、1,000万円で6万円のキャッシュバックが当たり前でした。
最近では1/4程度のなっているので、魅力的な商品とは言えません。

国債に付与されている利子は0.05%と話にならない水準なので、せめてキャンペーンで…
と考えますが、なかなかうまくいかないようですね。

季節によりキャンペーンを増額する可能性もあるので、これからも定期的にチェックします。

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