【ファンディーノで未公開株投資①】ベンチャー投資の道
過去のブログで、未公開株式投資について紹介しました。
(FIREにおける未公開株投資のメリット!買い方と注意点も)
このブログのなかで未公開株には流動性がなく、基本的に値動きもしないことから、投資初心者には難しい投資であることを説明しています。
未公開株の購入は知り合いからの勧誘が多いんだよね。
昔はグリーンシート銘柄と言って、未公開株専門の市場もあったのですが、現在は閉鎖しており証券会社から未公開株を購入する機会は実質消滅しました。
しかしグリーンシート市場が閉鎖した代わりに最近では、クラウドファンディング(クラファン)による資金調達が活発になっています。
クラファンを活用した資金調達では、未公開株式や新株予約権を発行することで資金を調達しています。
本日のブログは クラファンで非上場企業に投資を行うインターネットサイト「ファンディーノ(FUNDINNO)」を紹介します。
ベンチャーと投資家をマッチングするサイト
ファンディーノは未公開企業と投資家をマッチングするインターネットサイトで、資金が必要な企業に対して クラファン形式で投資をおこないます。
未公開株への投資は危険ではないの?
知り合いから頼まれた出資は怖いイメージがありますが、ファンディーノは厳しい審査を通過したベンチャー企業だけが参加できる クラファンサイトです。
運営する株式会社日本クラウドキャピタルも国の許可を取得しており、日本証券業協会の会員でもあります。
審査の段階で詐欺的な企業は排除されていると考えられるので、純粋にベンチャー企業への投資を考えている投資家には安心できるサービスだと思います。
投資先の選定方法
ファンディーノでは各ベンチャーのプロジェクトごとに「目標募集額」と「上限募集額」が設定されています。
目標募集額は クラファンを成立させるための最低金額です。
合計の投資額が目標募集額に満たない場合は、そのプロジェクトは未成立で投資はキャンセルされます。
上限募集額は投資額の上限であり、上限募集額に到達することで クラファンは終了となります。
ファンディーノで出資を希望するベンチャー企業のおもなカテゴリーは以下のものです。
- 医療
- アグリティック
- スポーツ
- ブロックチェーン
- こわーワーキングスペース
- ロボット
- その他
いろいろあるカテゴリーから自分の興味のある分野を調べればいいんだね?
各プロジェクトにはサマリーから始まり、今回出資を希望する事業情報や、会社の説明などに情報が詳細に提供されています。
また今後のビジネス展開やIPOの予定など、投資に必要な情報も含まれており、これらをよく読んで質問があれば質問BOXで質問も可能です。
質問BOXに集まった質問等は、投資の応募が始まる3日前程度に開示されます。
ファンディーノに掲載される各プロジェクトの説明は内容が濃いので、しっかりと熟読して理解することが大切です。
投資の形は2種類
ファンディーノにおける投資ではプロジェクトにより、「未公開株」か「新株予約権」が提供されます。
未公開株の取得は投資する会社の株式を購入することだよね。
将来的にその会社がIPOしたら、保有する株を売却して利益を得るんだ。
犬なのに凄い知識だ!
ファンディーノでは最低10万円程度から投資可能なので、1株1万円なら10万円を投資することで10株の株主になれます。
ただし未公開株なので一般市場での売買はできなく、また譲渡制限により個人間の売買にも規制がかかる場合があります。
それじゃ新株予約権は?
新株予約権は将来的にその会社の株を予定行使価格で購入できる権利です。
たとえば投資する企業の株式を1株10万円(行使価格)で10株購入できる新株予約権を取得した場合、IPOが決まった時点で合計100万円で株式を取得します。
そしてIPOにより1株が30万円になった状態で売却すると、価格は300万円なので200万円の利益を得たことになりますよね。
ファンディーノで新株予約権の取得時に10万円投資したとしても、差し引きで190万円の利益が生まれますね。
ファンディーノの新株予約権は、投資先企業が次回の資金調達時に発行した株式の価格を参考に行使価格が決定されます。
クラファン時には1株の価格が決まっていないんだね。
ファンディーノで新株予約権を取得する時点では、新株予約権の行使価格は決まっていません。
投資先企業が実施する次回の資金調達時の価格を参考に決定されます。
また次回の資金調達が新株予約権の発行から半年以上先の場合、資金調達で決まった価格から20%のディスカウントされて行使価格が決定されます。
ファンディーノでは先に投資をおこなった投資家を優遇するために、次回の資金調達時の価格から20%引きで新株予約権の行使価格が決定します。
ただし新株予約権の発行から半年以内に、次回の資金調達をおこなった場合はディスカウントはありません。
大きなリターンの夢を見る
ファンディーノを利用したベンチャー企業への投資の最終駅はやはりIPO(新規株式上場)です。
株式が公開されることで株価は数倍になり、大きなリターンを得られる可能性もあります。
しかし反対に事業が行き詰り倒産や解散、またはM&Aで買収されることもあります。
実はJ塾長、このたびファンディーノで、あるベンチャー企業に投資し、新株予約権を取得することになりました。
詳しい内容は次回のブログで紹介しますね。
※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。