【これは注目】楽天銀行&住信SBIネット銀行が上場へ

楽天銀行SBI銀行

J塾長もお世話になっていおるネットバンクのなかの、楽天銀行住信SBIネット銀行(SBI銀行)が上場の準備を進めているとの報道がながれました。

(「楽天G、楽天銀行の上場準備を開始 独自に資金調達」ロイター)

(「住信SBIネット銀行、楽天銀行、続々上場へ」ビジネスオンライン)

 

ネットバンクが主体のJ塾長が利用している銀行だね。

会社経営時代に地銀の実態を嫌というほど見てきたので、地銀や都市銀行の口座は一切もっていません。

銀行はネットバンクが一番ですね。

また今回話題になっている楽天銀行とSBI銀行は各々、グループ証券会社との連携も強く個人投資家にとってはお馴染みの銀行だと思います。

 

今回のブログは楽天銀行とSBI銀行の上場の話題について考えます。

 

新規上場(IPO)については「株式投資⑬不労所得におけるIPOのメリットと買い方」をご覧ください。

 

 

住信SBIネット銀行は上場申請済み

住信SBIネット銀行のサイトを見ると、2021年10月8日に東京証券取引所へ上場申請をおこなったことが公表されています。

(「住信SBIネット銀行株式会社の株式上場申請について」SBI銀行)

 

TOB問題でゆれているSBIHDグループのSBI銀行が上場する理由はなに?

SBI銀行はこのブログでも紹介したNEOBANK事業を進めており、それら新規事業の資金調達の一つとして株式公開をおこなうものとみられますね。

これはあくまで想像(妄想)ですが、SBIHDは新生銀行のTOB発表しており、将来的にSBI銀行と新生銀行を併合させる計画もあるのかもしれません。

つまりネットはSBI銀行、実店舗は新生銀行の既存店舗みたいな感じです。

そうなれば巨大な銀行が誕生することになるね。

J塾長としては今回のSBI銀行の上場申請は、新生銀行のTOBと関係性があると思ってしまいますね。(思いたいですね)
普段陰謀論者ではないJ塾長も疑ってしまいます。
 
またTOB資金の一部として利用する可能性もありますね。

 

2021年3月期の連結決算を見ると経常利益が207億円と前年より17億円増加しており、事業は順調のようです。

また個人口座も2020年3月末と比較して、56万口座増加の445万口座に達しています。

 

現在は口座数が470万口座に達しているようです。

事業では住宅ローンが好調で、前年同期と比較して3,825億円増加して、住宅ローン貸付け残高は3兆7161億円です。

 

SBI証券のIR情報では「あくまで申請であり、審査の結果しだいで…」的な書き方をしていますが、承認されるのはほぼ間違いないと思います。

 

ここで問題なのはIPOですね。
IPO時はそこそこの注目があつまる可能性が高いことから、J塾長もIPOの抽選に参加することを考えています。

とくに新生銀行のTOBが成立した場合は、SBI銀行の株も魅力が増すので、TOBの動きには注目したいですね。

気になる人は事前にSBI証券の口座を開設することをおススメします。

 

楽天銀行は上場準備を開始

楽天Gチャート
(Yahoo!ファイナンス 楽天Gチャート)

報道以外に楽天グループのホームページには「楽天銀行株式会社の株式上場準備の開始に関するお知らせ」が掲載されています。

 

ここには楽天らしい意味不明の上場理由が書かれており、読んでも具体的な内容が見えず、何が目的の上場なのかが見えてきません。

楽天銀行の上場なのに楽天グループのヴィジョンばかりで、まるでお花畑理論みたいです。

 

なんかいろんなことをやりたいのでお金が欲しいって書いてあるよ。

本当に楽天はお金のことになると曖昧な表現を使いますね。

J塾長も楽天市場のユーザーですが最近ではポイントルールが改悪に次ぐ改悪で、複雑すぎて意味が分からなくなっています。

実はJ塾長は楽天市場でポイントランキング上位1%に含まれるヘビーユーザーでした。(総額486,436ポイント)

しかし、近年はややこしいポイント制度や、カスタマセンターの対応、さらに二重価格の問題などから楽天はたまにしか利用していません。

今回の上場についても楽天グループが主体で、楽天銀行の新規所業等が書かれておらず、上場で得た資金がどうなるかが見えませんね。

ちょっと、ポイントラインキング1%以内って…どれだけ買い物してるの?

楽天グループ(4755)は楽天モバイルの5G設備投資が重しになって、経営が上手くいってない印象です。

今期も赤字の予想で見通しは明るいとは言い切れません。

楽天グループの株価も上場来の最高値(2015年)から、1/2程度の株価に低迷しており、FIREの投資対象には含まれません。

形態通信網の設備費用は莫大で、この事業への参入自体が正しかったのかはこれから判定されるでしょう。

 

実はJ塾長は若いころNTTで自動車電話システム(今の携帯事業)のソフト開発をおこなっており、その後、今は最大手の通信会社に入社しアメリカの携帯電話システムの導入をおこなっていました。

 

楽天は安易に携帯事業に参入したと思う。

今回の動きは資金が不足してきたことから、楽天銀行を上場させて5G用の設備費用を調達するのが目的かもしれません。

これが明らかになれば楽天グループの株価にも影響が出るし、楽天銀行のIPOにも悪影響が出る可能性がありますね。

 

親会社が大きな赤字を出している状況で子会社がIPOすることはとくに問題ありませんが、いろいろと妄想してしまいます。

今回紹介した2社の上場は、上場する企業自体よりも親会社の状況が深く絡んでいるように思えます。

 

J塾長はSBIHDの新生銀行へのTOBに絡めて、住信SBIネット銀行のIPOには注目したいと思います。

 

※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。

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