【出遅れ銘柄】ヤマトホールディングスいよいよ上昇か?

ヤマト運輸

コロナの発症者もワクチンが普及したことでひと段落しており、日常生活も日増しに元の生活に近づいてきました。

そのなかで気になるのがアフターコロナ銘柄、いわゆる出遅れ銘柄と呼ばれる株式です。

 

今回のブログではJ塾長が勝手に出遅れ銘柄と勝手に考えている、ヤマトホールディングス(9064)を紹介します。

 

株式投資については「【連続増配株とFIRE】長期の株式投資は増配銘柄がおすすめ」などもご覧ください。

 

 

ヤマトホールディングの現状

ヤマトホールディングス(ヤマトHD)はクロネコヤマトの宅急便でお馴染みのヤマト運輸の親会社ですが、その他にも物流や引っ越しサービスなどの企業を傘下に収めています。

いつもお世話になっているヤマトの宅急便は、コロナ禍で業績はどうなっているの?

業績は停滞気味ですが、一昨年と比べて着実に伸ばしているようにも感じます。

とくにコロナ禍のおこもり需要で、通販が活発で宅配事業も恩恵を受けた状況ですね。

2021年3月通年決算の売上は約1.6兆円ですが、今期予想は約691億円の増収です。
また経常利益では前期が約940億円ですが、今期予想は約39億円の増益で980億円です。

ただし純利益については前期と比較して27億円の減益と予想しています。
これは世界中でコロナ明けの経済活動が再開したことで、原油が高騰したことも影響していると思います。

原油が高騰するとガソリン価格も上がるからね。

 

株価チャートを見てみよう

ヤマトHDチャート
(引用:楽天証券チャート)

ヤマトHDのチャートを見てみると、2022年3月期第一四半期の決算を発表(2021年8月)したことで、窓を開けた状で株価が下落しています。

下落率は約6%程度でそれ以降、株価は停滞しています。

前年同期比で比較すると売上で7%増収だからそこまで悪い決算だと思わないなぁ。

そうですね。
たしかに売上で見ると過去最高を更新しており、6%程度も株価が下落する意味がわかりません。
しかし、思うあたるフシはあります。

なに?

ヤマトHDは連結子会社のヤマトホームコンビニエンスの株式を、引っ越し大手のアートコーポレーションに譲渡することを発表しました。

譲渡する株式は51%でこれによりヤマトホームコンビニエンスはヤマトHDの連結子会社から外れます。

ヤマトホームコンビニエンス は単身者向けの引っ越しや、家具宅配便などを手掛けており、アートコーポレーション傘下に入ることでサービスの多様化を図ると説明しています。

これが株価下落の原因?

要因の一つではありますね。
今回の株式譲渡ではヤマトHDが約35億円の特別損失を計上することから、子会社を自腹を切ってあげたことになります。

35億円も払ってヤマトホームコンビニエンスをアートに渡して、どのような恩恵があるかの説明がなかったことも問題視されています。

(参考:ヤマトホールディングス「2022年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」)

トレンドに動きが

下落トレンドが続いていたヤマトHDの株価ですが、10月15日は窓を開けて上昇しており、見た目では下落トレンドラインの2,800円を越えています。

終値は2,819円でしたが、このまま上昇トレンドに切り替わる可能性も十分あります。

J塾長の予想ではまず2,950円を目指し、その後、3,100円を目指す展開になると思います。
MACDでも転換サインが出てているので、期待できますね。

配当の状況

やまとHDの詳細は以下のとおりです。

  • PER:19.37倍
  • PBR:1.81倍
  • ROE:10.2%
  • ROA:5.2%
  • ミックス係数:35.05倍
  • 配当:1.63%

配当利回りが微妙だね。

FIRE(ファイア)銘柄なら配当利回りは3%は欲しいところ。
またミックス係数が高いことも気になりますね。

しかし同業他社も似たような数値なので、大きく気にする必要はないかもしれません。

株価回復の兆しが見えてきたヤマトHDは、アフターコロナの出遅れ銘柄として注目している投資家も少なくないようです。

配当が少ないことから、FIRE(ファイア)銘柄として不労所得を得るのは難しいと思いますが、短期的な投資ではチャンスかもしれません。

どうしようかな♪

※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。

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