【秋の株主優待銘柄】配当も魅力のヒューリック(3003)
本日は2021年12月が株主優待の権利月の銘柄のなかから、配当利回りも魅力的なヒューリック(3003)を見ていきましょう。
ヒューリックはどんな会社?
ヒューリックは不動産事業を展開する企業で、不動産売買、不動産賃貸、仲介などをおこなっています。
いわゆる大手不動産会社だと思ってください。
本日のブログではコロナ禍で逆風のあるなか、増収増益を予想している優待銘柄「ヒューリック」を紹介します。
株主優待銘柄については「【人気優待株】サイゼリアの株価が急上昇…その理由は?」なども見てください。
ヒューリックの株主優待
ヒューリックのの株主優待は毎年12月31日に株主名簿に記載のある300株以上の保有者に対して実施されます。
- 年1回(12月31基準日)
- 300株(3単元)以上の株主
- 保有3年未満:3,000円相当のグルメカタログギフト
- 保有3年以上:3,000円相当のグルメカタログギフト2冊
株主優待でも人気のグルメカタログだ。
3年以上連続の株主には2冊だから6,000円分だよね。
ヒューリックの株主優待は300株以上なので、現在の株価(1,100円)で考えると最低33万円が必要です。
優待利回りは 3年未満で0.909%、3年以上で1.81%ですね。
3年以上保有すると優待も2倍で2%近い利回りが期待でき、さらにみんな大好きグルメギフトカタログなのでFIRE(ファイア)生活でも活用できます。
でも300株以上ってとこが…
株主優待の利回り的には満足できる数値なので、33万円が高いとは思いません。
最低価格が50万とかなら考えますが、33万円であれば比較的投資しやすい銘柄ではないでしょうか?
魅力の配当利回り
ヒューリックのサイトには配当金に関する基本方針が書かれており、配当性向はここ4期で32.6%~37.8%へと年々上昇しています。
(参考:ヒューリック株式会社「配当金・配当性向」)
2020年の配当は中間17.50円、期末18.50円で年間36.00円です。
今期は中間19.00円、期末は現在未公表ですが、J塾長の予想では20.00円程度とみて、年間39.00円程度だと思っています。
現在の株価で配当利回りを計算すると3.54%なので、FIRE(ファイア)の不労所得としての投資銘柄として問題はありません。
また株主優待と配当を合わせた合計利回りは、3年未満で「4.45%」、3年以上で「5.35%」と魅力的な数値です。
合計利回りで5%超えはFIRE(ファイア)銘柄として優秀な株式だね。
3年未満の保有でも4.5%近い合計利回りなので、長期保有も問題ありません。
業績によっては長期保有を考えたい銘柄ですね。
気になる業績は?
ヒューリックが7月29日に発表した2021年12月期の第2四半期累計(1月~6月)では、前期と比べて大きく業績を伸ばしています。
- 売上高:2,200億円(前年同期比37.3%増)
- 営業利益:586億円(前年同期比25.1%増)
- 経常利益:565億円(前年同期比24.9%増)
コロナの影響で不動産も苦戦していると思ってたよ。
私もそう思っていましたが、リモートワークやおこもり需要もあって、不動産業は急回復している様子ですね。
実は最近、首都圏のマンション価格が上昇に向かっているなどのニュースを見ましたよ。
ただしヒューリックのPERは11.39倍、PBRは1.43倍、ミックス係数は16.28倍なので、高くもなく、安くもなく、指標的には手を出しずらい状況です。
また直近のROEが13.46%、ROAが3.15%なので、利益率は悪くないのですが、借入れが大きいことが分かりますね。
まぁ不動産業だからこれは仕方がないと思いますけど。
株価は新株発行で値ごろ感に
ヒューリックは10月に新株発行と公募を実施したことから、1,356円から急落し現在の株価である1,100円水準になっています。
増資だよね。
理由は何なの?
新株発行と第三者割当増資で株式が13.9%増加しました。
理由は都心好立地への投資や耐震化への強化、再生エネルギー対策と説明されており、ポジティブなイメージを受けます。
株価が1,356円から1,100円程度まで下落したので10日程度で約256円の下落です。
株価の下落率は18.8%なので、株式の増加率よりも高いですね。
まぁ市場が過剰に反応したことで増資による影響よりも、株価が下がったイメージがあります。
その意味では5%程度割安になったかもしれませんね。(考え方ですけど)
本日は高配当で優待も充実しているFIRE(ファイア)銘柄ヒューテックを紹介しました。
皆さんはどう考えますか?
※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。