【ナスダック過去最高を更新】米国株式の進撃は続く

ナスダック

2021年10月28日、アメリカの株式市場は全体的に上昇し、S&P500、ナスダック総合が最高値となりました。

米国株式市場はやっぱり強いね。
コロナからの回復力が半端ないや。

さすが世界一の経済を誇るアメリカですよね。
テーパリングや利上げの憶測から、一時は停滞するかに思われた米国株式市場ですが、結局は高値を更新する動きですよ。

FIRE(ファイア)生活を送っている私たちにとっても米国株の動向は大切です。

本日にブログは強いアメリカ経済に対する投資について考えます。

 

アメリカ経済については「【米国テーパリング開始】FIREで注目するべき株式銘柄」などを見て下さい。

 

 

米失業保険申請の改善で株価が上昇へ

10月29日に米労働省が発表した統計では、新規失業保険申請数が、前週から1万件減少しました。

(「米失業保険申請、28.1万件に改善 労働市場の引き締まり継続」ロイター)

新規失業保険申請数 ってなに?

日本にも雇用保険による失業給付がありますが、アメリカにも同様の制度があります。
要は1週間単位で失業保険の新規申請が何件あったかを調べることで、失業者がどの程度発生しているかを計る統計です。

つまり前週よりも失業保険の申請数が増加していると、それだけ新たに失業者が増えており、景気が良くないと判断できます。

反対に失業保険の申請が減ると、雇用が増えていることから経済が好調だとわかります。


今回は10月16日までの一週間で28万1000件と前週より1万件も減少しました。
さらに新規ではなく継続して失業保険を受給している件数は、前週よりも23万7,000件も少なくなったそうです。

このことからアメリカでは雇用が増えていると推測されることから、経済も好調に向かうと見られています。

 

S&P500、ナスダックが最高値に

10月28日の米国株式市場は、米新規失業保険申請数の減少や企業の好決算を背景に上昇、S&P総合500、ナスダックで過去最高値をはじき出しました。

コロナが完全に終わっていないのに過去最高を更新したなんて…

ナスダック総合指数は前日終値と212.28ポイントの上昇、15,448.12ドルでした。
S&P総合500は44.74ポイントの上昇で4,596.42ドルです。

バイデン大統領は気候変動、社会保障関連歳出の規模を1兆7500億ドルと発表しており、これも経済対策として好感されています。

1兆7500億ドルだよ。
日本とは規模が違いすぎ~

 

ここからのFIRE戦略

攻略法

アメリカの経済が急回復している局面での投資について考えてみましょう。

まずアメリカの経済で気になるのは、テーパリングと利上げの2点です。

テーパリングについては11月2日から開催されるFOMCで、ほぼ決まると思います。

金融緩和を縮小するテーパリングですが、市場は織り込み済みなので、これが決まっても株価等の影響は限定的だと思います。
これは気にする必要はありません。

テーパリングが実施されれば利上げもあるよね。
利上げは株価に悪影響を及ぼすのでは?

そうですね。
利上げを実施すると株を売って債券を買う動きになりやすいので、株価が下落する要因です。
しかし米国FRBのパウエル議長はテーパリングと利上げを切り離して考える方針を崩しておらず、雇用の安定が確認されるまでは利上げを考えないことを明言しています。

EUのECBやカナダ中銀などは利上げの実施時期を早める方針だと報道されていますが、アメリカは別の動きを見せる可能性が高いでしょう。(カナダは微妙かな?)

J塾長の予想ではアメリカの利上げはまだ先だと予想しています。

J塾長は米国株式市場はしばらくは上昇基調と考えており、投資は継続したいと思います。

S&P500連動のETF(SPYD)米国高配当株式ETF(VYM)などは、これからも爆上げする可能性が高いので、個別銘柄で悩まれている人は米国ETFを検討するのも良いでしょう。

また短期的に購入して、利上げが見えたところで一旦売却するのもアリですね。

アメリカでも決算発表が集中する季節になってきました。

これからの動きに注目ですね。

 

※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。

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