【人気の株主優待】スシローが過去最高益、回転すしってどう?

回転すし

回転ずしチェーンを展開するFOOD&ラLIFE COMPANIES(5363)が、コロナ禍の状況にも関わらず、好業績を発表しました。

回転すしってスシローのことだよね。
あそこはお客さんが入っているイメージがあるなぁ。

FOOD&LIFE COMPANIES(フードライフ)は、株式会社あきんどスシローの持ち株会社で親会社の位置付けです。
フードライフが手掛ける業態はスシロー以外に、京樽、海鮮三崎港、杉玉などがありますね。

本日のブログは好決算をたたき出した人気の優待株、スシローについて紹介します。

 

株式銘柄については「【米製薬2社ワクチンで大幅増収】来るか!武田薬品(希望)」なども見てください。

 

 

利益が2倍に急上昇

11月5日にフードライフが2021年9月期の通期決算を発表しました。

(株式会社FOOD & LIFECOMPANIES)

この決算で特に注目されるのは、税引前利益が前期の2倍以上の104.9%に増えていることです。
この理由としてあげられているのは、業績回復はもちろん、コロナ協力金による約110億円の支援と説明されています。

今回フードライフの営業利益は229億円でしたが、コロナ協力金を含まない状況では189億円です。

それでも57%もの増益だからすごいや。

 

人気の優待銘柄

持ち株会社のフードライフ自体は新しい会社ですが、あきんどスシロー時代からの株主も多く人気の優待株です。

 

優待は9月と3月の年2回実施されており、保有株数に対してスシローや杉玉で利用できる食事券が提供されます。

  • 100株以上  : 1,100円
  • 200株以上   : 1,650円
  • 400株以上   : 1,100円
  • 800株以上  : 1,650円
  • 2,000株以上  : 11,000円

2回実施されるので、年間もらえる優待券は2倍になります。

 

FIRE銘柄としての利回りは?

現在のフードライフの株価は1株5,000円水準です。

コロナの影響で春先から値を下げていましたが、コロナの終息期待や好業績から、株価は上昇傾向です。

ただし11月5日に好決算を発表したにも関わらず、翌営業日にあたる11月8日の始値は100円のマイナスから始まっています。

このことからフードライフの好決算は株価に織り込み済みだったことが予想されます。

優待はスシローでお寿司が食べられるんだよね。

そうだよ。
しかし株価が5,000円で100株投資するには50万円が必要。
100株では1,100円の食事券が年間で2枚だから、優待利回りは0.44%しかないなぁ。

フードライフの優待は保有株数が増えても利回りが上がらず、反対に下がってしまうから100株以上購入しても利回り目的では意味がありませんね。

ちなみに200株なら優待利回りは0.33%に低下だよ。

じゃ配当はどうなの?

配当も渋い感じだね。
現状配当予想は0.45%程度だから、優待利回りと合計しても1%以下の0.89%しかないんだよ。
FIRE銘柄としては難しいかな?

 

コロナの影響から脱出できるかが鍵

スシローはコロナ禍にあってもテイクアウトなどの方策で、手堅くビジネスを展開していました。

その結果が売上だけに頼らない高収益体質をつくったと考えられます。

ただしPERは48.12倍、PBR9.00倍と株価は高水準にあると考えてもよいでしょう。
またコロナ感染が欧州で増加しているとの報道も出ています。
これからの感染症の影響によっては、再・再度株価に悪影響を与える可能性があります。

FIRE目的で投資を判断する場合は、長期保有におけるビジョンを検討することが大切です。
フードライフは人気銘柄ですが、優待や配当も高くないので、無理して投資を検討する必要なないかもしれません。

 

※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。

優待株