【優待利回りは?】ゆうちょ銀行が株主優待制度の導入を決定
J塾長が保有する塩漬け銘柄のなかの「ゆうちょ銀行(7182)」が、2021年11月12日の夕方に株主優待制度の新設を発表しました。
ゆうちょ銀行は塩漬け銘柄のなかでも上場時から持っている企業だよね。
郵政3社が上場するときに、日本郵政とゆうちょ銀行を購入しましたが、2015年の上場からの長期チャートを見ると下落トレンドが続いています。
しかし、配当が高いのでそのまま放置していました。
本日のブログはゆうちょ銀行が新設した株主優待と株価に与える影響を考えます。
株主優待に関する話題は「【2021年10月株主優待 後半】新設&拡充銘柄を紹介」なども見て下さい。
ゆうちょ銀行の株主優待の中身
ゆうちょ銀行が発表した株主優待制度の内容は、毎年3月31日に株主名簿に記載された500株以上の保有者を対象に実施されます。
- 毎年3月31日に株主名簿に記載がある株主
- 5単元(500株)以上保有
- 3,000円相当のゆうちょ銀行オリジナルカタログを贈呈
- 実施は2022年3月31日から
みんな大好きカタログギフトだよね。
3,000円相当だから悪くない。
郵便局のふるさと小包を株主優待用に使用するようですね。
地方の名産品や雑貨、さらにはオリジナルフレームの切手などを掲載する予定です。
気になる優待利回りは?
ゆうちょ銀行の株価は9月末頃から下降しており、一時1,000円程度あった株価が優待発表時には866円まで下がっています。
9月が配当の権利月なので、それで株価が下落したのかな?
ゆうちょ銀行の配当利回りは4%以上なので、それに魅力を感じている人も多いでしょう。
権利日が過ぎたことで売りが加速したのかもしれませんね。
ゆうちょ銀行が新設した株主優待は、年に1回で500株以上の株主が対象です。
ゆうちょ銀行の株を500株購入するには433,000円が必要です。(866円×500株=433,000円)
優待が3,000円なので優待利回りは0.69%ですね。
500株を投資するには43万円以上の資金が必要なので、投資ハードルは低くありません。
せめて5,000円相当に優待か、300株以上にしていれば、利回りも1%を超えるので良かったと思います。
優待だけでなく増配も公表…株価への影響は
実はゆうちょ銀行は7月の会見で「株主優待制度の新設を検討する」とのコメントを出しており、それが実現した形です。
コメントを出した以上は実現させないとさらに株価が下がったところだよね。
その意味では賢明な判断だと思います。
またゆうちょ銀行は期末配当として1株当たり40円を予定していましたが、業績の回復から47円へ増配することも発表しました。
ゆうちょ銀行の配当は期末のみなので、年間47円、配当利回りは5.42%に上昇しました。
増配により配当利回りが5.42%に上昇し、株主優待利回り0.69%もありますので、合計利回りは大台の6.11%です。(株価11月12日の終値866円で計算)
大企業で合計利回りが6%超えは凄いや。
J塾長の予想では今回の発表で株価は素直に反応すると考えます。
また2022年3月期通期連結業績予想ではファンドの売上が好調なことから、経常利益が3,550億円の予想を4,850億円へと上方修正されました。
37%程度の上方修正なので、業績が急回復しているのがわかります。
株価は1,000円を目指す展開になると思いますね。
FIRE(ファイア)投資でゆうちょ銀行はチャンス到来か?
株価が低水準で優待利回りが5%を超えている状況なので、これからゆうちょ銀行への投資を考えている人は、検討を始めるのも良いと思います。
J塾長はすでにゆうちょ銀行株を保有していますが、500株には足りないので買い増しを検討したいと考えています。
長い下降トレンドから脱却できるか?
ゆうちょ銀行…がんばれ!
※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。