【3000円台突入か?】人気優待株の大塚ホールディングス

大塚HD

本来、力のある企業なのに株価の下落が止まらない状況に陥ることがあります。

このような株が下落を開始するきっかけはいろいろですが、なかなか株価が反転するタイミングがわからないように見えます。

実はJ塾長が注目している銘柄のなかの「大塚ホールディングス(4578)」が現在、株価の下落が止まらずに苦しんでいます。

本日のブログは人気の優待株でFIRE(ファイア)銘柄として保有している人も多い、大塚ホールディングスの現状と投資判断について考えます。

 

優待株の話題は「【優待利回りは?】ゆうちょ銀行が株主優待制度の導入を決定」なども見て下さい。

 

 

大塚ホールディングスが3000円台の可能性も!ここは仕入れ時かも

大塚ホールディングスの株価が下落しています。

大塚ホールディングスって大塚製薬などの持株会社だよね。
カロリーメイトやポカリ、ソイジョイとか…

大塚ホールディングス(以下大塚HD)は大塚製薬、大鵬薬品工業、大塚食品など200社近いグループ会社の純粋持株会社です。

大塚製薬の株価下落が2021年9月頭の高値である5,013円から、11月末の現在まで止まらない状況で、11月26日の終値で4,089円まで下げています。

9月からの下落率は18.4%にも達しており、このまま下げ続ける可能性も考えられます。

 

大塚HDは人気の株主優待銘柄であり、優待目的で所有している人も少なくありません。

ホルダーさんはヒヤヒヤしているでしょう。

現在の株主にとっては残念な状況ですが、大塚HDの株価は割安水準に達しており、FIRE(ファイア)銘柄として注目できる状況になっています。

 

大塚ホールディングスの業績

大塚HDは11月12日に2021年12月期第3四半期決算を発表しました。

1月~9月の連結業績を見てみましょう

  • 売上収益:1兆1,074億円(前期比3.8%増)
  • 営業利益:1,581億円(前期比7.9%減)
  • 最終利益:1,266億円(前期比0.9%減)

売上は3.8%増だから回復傾向にはあるよね。
しかし利益でみると若干の減益だね。

累計の売上は過去最高を更新しており、コロナの影響から順調に回復していると思います。
とくに自粛していた営業活動を再開することで、これからの回復が見込まれますね。

しかし今回の発表において通期の利益予想について下方修正をおこなっています。

 

営業利益:2,030億円(当初予想2,050億円)

当期利益:1,610億円(当初予想1,650億円)

売上は過去最高だけど利益は下方修正しているね。
理由は何なの?

営業自粛や医薬品の共同販売費の増加などが上げられているね。
また人件費や開発費もかさんだようだよ。

しかし、今回の業績を見る限り20%近く株価が下落する内容ではないと考えており、値ごろ感が出た時点で投資を考えてもいいと思っています。

 

結論としてはこのまま株価が3,000円台に入ることがあれば、FIRE(ファイア)銘柄として投資を検討します。

 

大塚ゴールディングスは株主優待でも人気

大塚HDは株主優待も人気で、100株以上保有の株主に対して優待品を贈呈しています。

 

  • 年1回実施(毎年12月31日の株式名簿に記載)
  • 100株以上
  • 3,000円相当のグループ製品を贈呈

 

内容は何なの?

ポカリスエット、カロリーメイト、ボンカレーなど大塚グループ製品が入ったギフトセットです。
ソイジョイや賢者の食卓も入っているようですね。

 

優待は3,000円相当なので優待利回りは100株保有で0.73%です。

配当と優待の合計利回りは?

大塚HDの配当は数年間100円を維持しており、今期も中間、期末合計で100円の予定です。

11月26日の終値が4,089円なので、配当利回りは2.45%と高い水準ではありません。

しかしこれに優待利回りを加える合計利回りは3.18%です。

3.18%かぁ
FIRE(ファイア)銘柄としては微妙だね。

それでも大企業で人気の優待株だから良い銘柄だと思います。

また株価が3800円程度まで下落した場合の合計利回りは3.36%まで上昇します。

ここまでくるとFIRE(ファイア)銘柄として魅力が出ますね。

 

大塚ホールディングスの指標

大塚HDの指標を見てみましょう。

 

  • PER:13.78倍
  • PBR:1.12倍
  • ミックス係数:14.9倍
  • ROE:8.19%
  • ROA:5.64%

 

PERも高くなくミックス係数も15倍以下なので、割高感はそこまで感じられません。

またこのまま株価が下落すると、PERが10倍以下になる可能性もありますので、そこはチェックしておきたいところですね。

大塚HDがPER10倍になるのは株価が3,000円程度なので、さらに1,000円の下落が必要です。
チャート的には下がっても3,500円が限度だと思うのでこれは難しいですね。
とりあえずPER12倍程度を期待しています。

大塚HDは実態よりも売りが加速している印象です。

このまま注視して投資のタイミングを考えたいと思います。

 

※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。

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