【やってよ日産!】日産自動車の株価上昇が始まるか?
日産自動車(7201)がEV投資で5年で2兆円の開発投資を計画しています。
ゴーン会長事件以来、業績&評判のよろしくない日産自動車(以下日産)ですが、最近になって明るい話題が増えています。
J塾長も日産株を持っているよね。
そうですね。
何回か株価が下落した時点で買い増ししており、そこそこの株式を保有しています。
なのでやっと日産が動き始めるのかと期待しています。
本日のブログは日産自動車が2021年11月9日に発表した2022年3月期第二四半期決算をもとに、これからの業績予想と株価について考えます。
株式についての話題は過去ブログ「【増配で株価暴落?】MS&ADインシュランスGHDが好決」も見て下さい。
日産自動車の業績回復見込みで株価が上昇中
日産が 2022年3月期第二四半期決算を公表したことで市場は好感され、株価は上昇しています。
11月9日の終値は589円でしたが翌日の株価は638円に高値をつけています。
現在は新たなコロナ株の発生による世界株安の影響もあり下落していますが、決算内容が悪かったらもっと下落していた可能性がありましたね。
日産の株価は下落が続いた影響で株価指数的には割安水準にあります。
今回の決算では業績の上方修正も行われていることから、黒字転換になればFIRE(ファイア)銘柄として投資対象になるでしょう。
もともと日産は高配当銘柄だったので業績の回復が見込めれば、投資もアリだと思います。
日産自動車の決算内容
日産が2021年11月9日に2022年3月期第二四半期決算(2021年4月1日~2021年9月30日累計)を発表しました。
詳細は以下のとおりです。
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 四半期純利益 | 1株当たり四半期純利益 | |
今期 | 394.6兆円 | 1,391億円 | 1,845億円 | 1,686億円 | 43.09円 |
前期 | 309.2兆円 | △1,587億円 | △2,318億円 | △3,299億円 | △84.33円 |
日産の決算発表説明をみると、販売台数が前年同期で169.9万台だったのが、今期は200.2万台に30万台以上増加しており、順調な回復を見せています。
日産は順調に業績を回復しているみたいだね。
前期は赤字だったので無配など株主にとっては我慢の時期でしたが、やっと底から抜け出せるかもしれません。
また日産は今回の業績を元に2022年3月期通期予想を上方修正しています。
売上高 | 営業利益 | 純利益 | |
前回予想 | 9兆7,500億円 | 1,500億円 | 600億円 |
今回修正予想 | 8兆8,000億円 | 1,800億円 | 1,800億円 |
増減率 | △9.7% | 20% | 200% |
日産の業績予想の修正では売上高は9.7%の減収ですが、営業利益は20%、純利益は200%もの増益を計画しています。
日産の修正報告書をみると半導体不足の影響で販売台数は圧迫されるが、受給バランスの効率化や販売奨励金の減少などの要因から営業利益は20%もの改善を予想しています。
また純利益につては営業利益の改善だけでなく、投資収益の増加も理由とされています。
需給バランスの効率化ってなに?
ようは在庫を作らずに注文された自動車だけを作ることだと思います。
現在半導体不足から新車は納期にまで3ヵ月程度かかりますので、無駄な在庫を作ることができません。
それがかえって収益を改善させることにつながっているのですね。
配当…やってよ!日産
今期は前期の赤字の影響で中間配当もなく無配でした。
しかし、今回の修正予想で黒字化が見えたことで期末配当を実施する可能性があります。
日産の予想では今期通期の1株当たりの純利益が45.99円です。
日産の配当性は高いことが特徴で、2018年は1株あたりの純利益81.5円に対して53円の配当を実施しています。(配当性向65%)
今期の予想修正では1株当たりの純利益を45.99円にしているので、25円~30円程度の配当は実施してもらいたいですね。
もし期末配当で25円の配当を実施した場合、株価を600円と想定すると4%程度の配当利回りです。
やってよ!日産
※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。