買場か?最強のFIRE銘柄!オリックスが大幅上方修正

オリックス弥生売却

J塾長が保有するFIRE(ファイア)銘柄のなかには、配当利回りだけでなく株主優待も充実しているものがいくつかります。

なかでもオリックス(8591)は高配当な上に、株主優待も豪華でFIRE(ファイア)生活者にとっては理想の銘柄だと思っています。

以前にも紹介したオリックスですが、2021年12月17日に出した開示情報により業績予想と今期の配当について情報修正を行いました。

将来的なFIRE(ファイア)を目標に、オリックスに投資を考えている人はチャンス到来かもしれません。

オリックスに関する過去のブログは「【J塾長のFIRE銘柄】高配当&充実優待のオリックス」も見て下さい。

 

 

会計ソフトの弥生を売却により連結純利益が3100億円へ

オリックスは子会社で会計ソフト大手の弥生の全株式を米投資ファンドに売却することで合意したと発表しています。

弥生って「弥生会計ソフト」で有名な会社だよね。
業界ではかなり古株だと思うけど、オリックスの子会社だったんだね。

今回、アメリカの投資会社、コールバーグ・クラビス・ロバーツ・アンド・カンパニー・エルピー(KKR)に全株式を売却する契約をおこないました。
売却額は2,400億円規模で、これによりオリックスの連結決算も上方修正されました。

オリックスが発表した連結業績予想の修正は以下の通りです。

 

  • 当期純利益 前期実績: 1,923億円 
  •       前回予想: 2,500億円(前期比30%増)
  •       今回予想: 3,100億円(前期比61%増、前回予想比24%増)

 

弥生を売却することで純利益が前期比で倍になったね。
これは凄いや。

前回予想と比較すると24%増です。

もともとオリックスは2014年に弥生会計を800億円程度で買収しており、7年程度で企業価値を3倍に増やしたことになります。

さすがオリックスですね。

 

配当は未定に修正だが増配間違いなしか?

今回の発表と同時に年間78円としていた配当が、未定に変更されました。

業績を上方修正したのに未定って?

正確には未定ではなく、「配当性向33%もしくは78円の高い方」に修正されました。

つまり期末までに大きな問題が発生しても78円を下限に配当を実施するとの意味です。
さらに1株当たりの純利益の33%を配当性向として、それが78円以上であれば高い方を配当とします。

これは大きなトラブルが発生しない限り、間違いなく増配を示唆していますね。

 

オリックスの配当を予想してみよう

悩む

それでは今期のオリックスの配当を勝手に予想します。

前回の予想では当期純利益は2,500億円でした。

オリックスの発行済み株式数は1,285,724,480株なので、1株当たりの純利益は194.4円です。

予想年間配当が78円だったので配当性向は40.1%です。

今回、当期純利益を3,100億円に修正したことから、1株当たりの純利益が241.1円に増加します。

今回の修正で配当性向33%としているので、79.5円になります。
78円よりは高いけど1.5円しか増えていませんね。

前回予想で使用した配当性向40%で計算すると96.4円なのでまずまずです。

なんか渋いなぁ。

いい加減な計算なので実際にはどの程度の配当になるか分かりませんが、記念配当などを実施する可能性もありますね。

まぁ増配は間違いないと思っています。

 

オリックスの株価は上昇へ

オリックスの株価ははコロナ禍にあっても緩やかな上昇を続けており、今回の決算修正も好材料と受け止められるでしょう。

オリックスの配当利回りは年間78円でも3.4%、さらに年1回の豪華カタログギフトは3,000円~5,000円の内容です。
配当も高く、優待も充実…合計利回りは5.5%を超えるのでFIRE(ファイア)銘柄としては理想です。

またオリックスはPERが11.12倍、PBRは0.89倍、ミックス係数が9.96倍と10倍を切っています。

ミックス係数が10倍以下なので割高感はありません。
大型株で株価も上昇していますが、比較的投資しやすい銘柄だと思います。

2022年3月期決算も好決算が予想されるオリックス、投資を検討してもよいと思います。

 

※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。

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