ドンキホーテのPPIHが株主優待新設!内容と投資判断

ドンキホーテ株主優待

「ドンドンドン ドンキ…ドン・キホーテ~」で有名な「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532:PPIH)」が、1月11日に株主優待制度の新設を発表しました。

未だに社名が馴染まないのは、なぜだろう?

株式会社ドン・キホーテの方が馴染みがありましたよね。
PPIHって「ペン・パイナッポー・アップル・ペン(PPAP)」みたいだしね。(古っ)

本実のブログは1月11にPPIHが発表した株主優待の利回りを見てFIRE(ファイア)で活用できるかを考えます。

株主優待銘柄については「買場か?最強のFIRE銘柄!オリックスが大幅上方修正」なども見て下さい。

 

 

パン・パシフィック・インターナショナルHDの株主優待内容

PPIHが公表した「株主優待制度の導入に関するお知らせ」を見ると、新設する株主優待は年2回、100株以上の保有株主に対して実施されます。

  • 6月30日、12月31時点に株主名簿に記載の株主
  • 一律100株以上の保有者
  • 2000円分のmajicaポイントを進呈

半年ごとに100株以上保有の株主に対して、majicaポイントを2,000ポイントくれるんだね。

年間なら4,000ポイント、4,000円分と考えていいね。

半年ごとに株主用のmajicaカードにポイントがチャージされる方式だと予想します。

100株以上で一律だから1,000株保有でも10,000株保有でも一律2,000円だよね。
なるべく家族で分割して持った方が有利かも?

PPIHの目的はあくまで長期の安定株主を数多く持ちたいことです。
つまり1単元の株主を数多く持つことで、M&Aの防止や株価急落などの対策を行っているように感じますね。

大口株主よりも小口株主を集めるのが真の目的でしょう。
もしかしたらプライム移行後の安定を図っているのかもしれませんね。

 

パン・パシフィック・インターナショナルHDの株価

PPIHの株価は2021年3月頃をピークに下落しており、特に2021年10月からは急落状態と言ってもよい状況です。

現在の株価は1,530円水準ですから、2021年10月から40%にあたる1,000円程度下落しました。

2021年11月10日に発表した2022年6月期第一四半期決算では、売上が前期6%増となりましたが、経常利益は28%の大幅減益となり厳しい経営状態が露呈しました。

コロナで小売業は好調だと思っていたけど。

スーパーなどの食品がメインの小売業は好調ですが、ドンキホーテのほうな業態は、まだまだ厳しいようですね。
ただし、売上自体は増加しているので、これからは回復が期待できます。

 

株価は2018年以来の安値

激安

現在のPPIHの株価は2018年以来の安値となっており、株価的には魅力的な水準になっています。

PER16.74倍、PBR2.70倍、ミックス係数45.19倍なので指標的には割安とは判断できませんが、人気先行で高すぎた株価が調整された感じはします。

過去にはファーストリテーリングなどと共に人気銘柄だったPPIH。
投資を検討されている人はチャンスかもしれません。

 

優待利回りと配当利回りはついに3%超えに

PPIHの配当は1株当たり16.5円で配当利回りは1.07%8年連続で増配を実施しています。

PPIHの配当性向は18.8%と物足りない水準で、せめて25%~30%は欲しいところです。
低い配当性向で連続増配をおこなってもなぁ~と感じています。

まぁ配当の余力はあると見ることもできますが…

今回新設された株主優待は年間4,000円なので、優待利回りは2.64%程度です。

配当利回りと合わせた総合利回りは3.71%と、FIRE(ファイア)銘柄の基準である3.5%を超えます。

3.7%ならFIRE(ファイア)の長期投資に組み込んでも大丈夫だよね。

株価が割安な今が投資のチャンスかもしれませんね。
普段の生活でドンキホーテを利用する人は、検討してもよいタイミングです。

PPIHはROE13.6%に対してROAが3.9%.6程度なので、借入れが多いことが予想できます。
そこは注意ポイントとして覚えておきましょう。

 

※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。

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