日本の富豪ランキングに見る資産家!フォーブス長者番付

IT企業社長

2021/4/22のニュースに「日本長者番付、孫正義が首位奪還 上位50人の資産総額は48%増加」(フォーブスJAPAN)との記事が掲載されています。

これを見るとコロナ禍においても一部の富豪の経済状態は良好で、日本の富豪と呼ばれるトップ50人の保有資産は、昨年より約50%もアップしたことがわかりました。

富豪の資産が約50%増加した背景とは?

今回の調査では日本の資産家上位50位の合計保有資産は約2,490億ドル(約27兆円)で、昨年の1,680億ドル(約18兆円)から大幅に増加しました。

増加率は48.2%でほぼ50%の増加と言えます。

このように大幅に資産が増えた理由を考えてみよう。

  • コロナ禍の経済対策により株価が高騰している
  • 東京オリンピックパラリンピック効果が出ている
  • 輸出が思いのほか好調
  • アメリカ経済が好調

現在、世界中でコロナ問題が噴出していますが、経済は思ったよりも悪くなっていません。

反対にアメリカなどは大規模な経済対策により、投資が活況であり株式市場も連日値を上げています。

そのようななか日本においても、日経平均株価が28,000円~30,000円水準にあり、資産家が保有する株式の含み益も大幅に増加していることが予想されます。

日本の富豪ランキングの結果

2021年度版日本の富豪ランキングを見てみましょう。(トップ10)

1位 孫 正義(ソフトバンク)      :444億ドル
2位 柳井 正(ファーストリテイリング) :420億ドル
3位 滝崎武光(キーエンス)       :258億ドル
4位 佐治信忠(サントリー)       :97億ドル
5位 永守重信(日本電産)        :90億ドル
6位 高原豪久(ユニ・チャーム)     :80億ドル
7位 三木谷浩史(楽天)         :75億ドル
8位 似鳥昭雄(ニトリ)         :52億ドル
9位 重田康光(光通信)         :51億ドル
10位 毒島秀行(三共)          :44億ドル

とくにソフトバンクグループの孫会長と、ファストリ(ユニクロなど)の柳井会長は毎年のように長者番付のトップ争いをおこなっており、今年は孫会長が勝利したようです。

お金がお金を生み出す仕組みは不労所得と同じ

大金

たとえばソフトバンクグループの孫会長の資産は日本円で、なんと約4.8兆円です。

その額だけでも凄いのですが、この資産の大部分が株式や投資による資産だと考えると、さらに驚愕の事実が見えてきます。

「1,400億円」

この数字は孫会長が個人資産を年3.0%程度で運用した場合の、配当金の予想額です。(2.0%の配当利回りなら960億円)

年間の配当金だけで1,400億円ですよ。

まさしく、富豪がさらに裕福になるからくりは、「お金がお金をを生みだす」サイクルにあります。

不労所得においては大きな投資費用が必要

実際には自社株や投資企業の株を保有している資産家の多くは、株価が高騰したからと簡単に株式を売却できません。

売却する場合は関係機関との調整や根回しをおこない、そののちに一定数量のみ売却する手法が一般的です。

その意味では「絵にかいた餅」かもしれませんが、年間配当を考えると巨額な収入(配当)が入るのは事実でしょう。

配当のような不労所得は基礎となる投資資金が多いほど大きく、投資資金が少ないと少額しか入りません。

不労所得で投資をおこなうには、一定規模の資金を用意することが大切だと痛感させられます。

株式投資についてはについては「FIRE(ファイア)で考えたい不労所得による生活」も参照ください。

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投資資金の集め方がFIRE(ファイア)を目指す上で重要

たとえば年間10%もの投資効果がある金融商品があっても、手持ちの投資資金が100万円では年間配当は10万円しかありません。

しかし投資資金が1,000万円なら100万円、5,000万円なら500万円、1億なら1,000万円の配当収入です。

このようにFIRE(ファイア)生活における不労所得は、原資となる投資資金の大きさが重要なのは間違いない事実。

その意味では投資を実行する資金をいかに集めるかが、FIRE(ファイア)生活の鍵かもしれません。

しかし投資資金の集め方として、働いて得た収入を預金や貯金に回しても、大きく増えるには時間が必要です。

大きくスピーディーに集めるには金融投資、不動産投資、副業などを活用して、お金がお金を生むサイクルを早く構築することが大切だと思います。

このサイクルができあがれば、その部分は放置しても金を生み出してくれるでしょう。

今回の日本版長者番付をみて、資産家はコロナ禍でもよりリッチになり、資産が少ない人は生活が厳しくなる事情が見えたような気がします。

お金が本人に代わってお金を生む仕組み…これがFIRE(ファイア)における不労所得の本質ではないでしょうか。

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