株価下落時に活用!利率0.31%Zホールディングス金銭信託

Zホールディングス金銭信託

オミクロン株の流行と米国の利上げの観測により、世界中の株市市場に悪影響が出ています。

日経平均も26,000円台と数日で約2,000円も下落しよね。

原因は原油高とオミクロン株の流行と言われていますが、やはり米国の利上げを警戒しての動きだと思いますね。
ただし利上げは市場的には織り込み済みなので、大きな混乱は起こらないと思います。
それよりも行き過ぎたアメリカのインフレが正常化するかが鍵かもしれません。

このようにアメリカ発で株式市場が下落していますが、このような時には投資を控える人も多いと思います。

しかし、現金を普通預金に預けていても、金利はほぼ付かず投資にはなりません。

そこで現金を短期間運用できる「eダイレクト金銭信託 Zホールディングス株式会社第13号」がオリックス銀行から発売されていたので紹介します。

債券についてのブログは「高利率!ソフトバンク無担保社債の利率が2.48%に決定」なども見て下さい。

 

 

Zホールディングスの金銭信託で短期運用が可能

全体の株価が下落している状況では投資を控えることも大切な判断です。

しかし、保有する現金を普通預金に入れただけでは、金利は雀の涙以下で意味がありません。

日本の銀行の預金、とくに普通預金は金利がないと同じ水準だよね。
でも以前紹介したあおぞら銀行のバンク支店の普通預金は確か…0.2%の金利だよ。

J塾長も利用しているあおぞら銀行のバンク支店は、普通預金で0.2%と大手銀行ではありえない金利です。
また楽天銀行では条件により0.1%の金利が付きます。

このように銀行を賢く選ぶことで、投資を控えている間でも若干の現金運用は可能ですね。

しかし今回紹介したいのは、あおぞら銀行の0.2%を超える0.31%の運用ができる金銭信託と呼ばれる金融商品です。

金銭信託って投資信託や債券とどう違うの?

金銭信託は期限が設定された投資信託みたいな商品です。
投資信託と無担保社債の掛け合わせ見たいなものと考えてよいでしょう。

今回紹介するeダイレクト金銭信託は、オリックス銀行が投資家から集めた信託金をZホールディングに貸付けることで利息を受け取る商品で、信託期間が半年なので短期の運用が可能です。

eダイレクト金銭信託 Zホールディングス株式会社第13号(以下ZHD金銭信託)に信託期間は、2022年2月22日~2022年8月22日と約半年です。

配当利回りは年0.31%なので、銀行預金で最も高いあおぞら銀行よりも0.11%高い利率です。

半年間の金銭信託なので、普通預金の流動性はありませんが、定期預金よりは流動性が高い金融商品だと思います。
現在の株価下落状況で投資を様子見したい人は、利用するのも選択としてありだと思いますね。

 

Zホールディングス株式会社第13号eダイレクト金銭信託の概要

ZHD金銭信託の概要を紹介します。

 

  • 名称:eダイレクト金銭信託(予定配当率型)Zホールディングス株式会社第13号
  • 長期発行体格付け:AA-(日本格付け研究所)
  • 短期個別債務格付け:J-1+(日本格付け研究所)
  • 運用対象:Zホールディングス
  • 予定利率:年0.31%
  • 信託期間:2022年2月22日~2022年8月22日
  • 償還日:2022年8月29日
  • 金銭信託受託者:オリックス銀行
  • 募集:2022年2月14日まで

ZHD金銭信託はオリックス銀行が受託者となり、Zホールディングスに集めた信託金を貸し付ける金銭信託です。

信託期間は半年なので長期間現金資産をロックされる心配もありません。

オリックス銀行が受託者なのでオリックス銀行のeダイレクト口座が必要です。

 

Zホールディングスはソフトバンクグループ傘下でヤフーの親会社

ソフトバンクグループ

Zホールディングスはソフトバンクグループ傘下の企業で、子会社にはYahoo! JAPANのヤフーやPayPay銀行などが含まれます。

Zホールディングスも沢山の子会社を持っているんだね。

PayPay関連の会社だけでなく、ワイジェイカード、GYAO、アスクル、さらに旅行サイトの一休など沢山の企業を傘下に持っています。
ソフトバンクグループとは直接の子会社関係ではありませんが、玄孫会社の位置付ですね。

日本格付研究所(JCR)によるZホールディングスの長期発行体格付けはAA-、短期個別債務格付けとしては最高のJ-1+を取得しています。

AA-は債務履行の可能性が非常に高い企業だよね。
また短期個別債務格付けもJ-1に+まで付いた最高ランクだよ。

実はZホールディングスの長期発行体格付は、親会社のソフトバンクグループよりも高く、その意味ではソフトバンクグループの社債よりもZHD金銭信託の方が低リスクだと言えます。

Zホールディングスが今年の8月まで倒産せずに存続できれば、年利で0.31%の運用を低リスクでおこなえます。

現金資産を普通預金に入れても利息は付かないので、金銭信託による運用も選択肢にいれるべきでしょう。

 

金銭信託の仕組みを簡単に解説

金銭信託は委託者(投資家)から集めた信託金をまとめて企業に貸出し、利息を受け取る金融商品です。

  1. オリックス銀行により金銭信託の募集を行う
  2. 委託者(投資家)がオリックス銀行(受託者)に信託金を支払う
  3. オリックス銀行がZホールディングに集まった信託金を貸出す
  4. Zホールディングスからオリックス銀行に利払いおよび原本返済を行う
  5. オリックス銀行が投資家に対して元本返済及び利息を支払う

流れは受託者であるオリックス銀行が信託金を集めて、Zホールディングスに貸出して利息を受け取る単純な仕組みです。

あくまで企業間の金銭貸付けなので、預金保険や投資社保護はなく、償還期間中にZホールディングが倒産するなどした場合、元本に損失が出る可能性があります。

半年間でYahoo! JAPANが破綻する可能性があるの?

いやー
それは考えらないと思うけど、やはりリスクはしっかりと把握して投資しないとだめだよ。
世の中には絶対はないからね。

本日は投資環境が悪化した場合の現金保管の一つとして、金銭信託を解説しました。

半年とはいえリスクはゼロではないので、しっかりと検討して下さいね。

※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。

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