ロシア軍侵攻!ウクライナ情勢で株価下落!注目はENEOS

ウクライナ情勢

ロシアがウクライナの東部地域の独立を認めたことで、ウクライナ情勢が悪化しています。

そしてついにロシア軍が2月24日にウクライナ国境への攻撃を開始しました。

NATOの事務総長も「欧州の安全保障において最も危険な状態」と話しており、本格的な前面戦争にならないように祈るしかありません。

ウクライナ東部地域の緊迫により、世界の株価も一斉に反応しているね。

アメリカはもちろん東京株式市場も敏感に反応しており、2月24日の日経平均株価は25,970円と26000円割れの状況です。

また注目するべきは原油価格です。
WTI原油が1バレル100ドルを7年ぶりに突破しています。
原油価格の高騰はウクライナ情勢が関係しており、このままではさらに上昇する可能性もありますね。

本日のブログはウクライナ情勢による株価への影響と石油関連銘柄について考えます。

高配当株については「JTが増配と株主優待廃止を発表!当6%超えの高配当の行方」も見て下さい。

 

 

戦争と原油価格の関係

一般的に戦争や大規模な紛争が起きると原油価格は高騰します。

なんで戦争が起きると原油価格が上がるの?

嫌な話ですが戦争を始めるには、戦艦、航空機、戦車などを動かす燃料の確保が大切です。
そのために石油を大量に購入する思惑が出てきます。
つまり戦争をネタに石油を買い占める動きが出ることで、原油価格が高騰する流れですね。

実際に大国が原油を購入するだけでなく、ブローカーが戦争を見込んで原油の買い占めに走るのも要因と言われています。

今回のウクライナ紛争でも原油価格が高騰しており、2月24日のWTI原油は1バレルあたり100ドルを7年ぶりに突破しています。

英国北海ブレンド原油も1バレル100ドルを超えており、全面的な原油高の状況です。

 

ウクライナ情勢で株価も下落へ

一方、世界の株式市場もウクライナ情勢の悪化により、大きく値を崩しており日経平均は478円安の25,970円に下落しています。

戦争により株価が下落するのは、世界経済の悪化を懸念したリスク回避が目的です。
株を現金に変えることで、安全資産にシフトする動きですね。

このままウクライナ情勢が悪化すると、さらに株価が下落する可能性もあります。

 

この状態での注目は石油銘柄のENEOSホールディングス

J塾長もこの状況下では、投資をセーブするしかないのですが、あえて考えるなら石油関連銘柄に注目したいと思います。

なかでも「ENEOSホールディングス(5020)」は、原油価格高騰の恩恵のある銘柄です。

2022年2月10日に発表した「2022年3月期第3四半期決」では、純利益が前年同期比の5倍と急拡大しています。
さらに年間の進捗が3Qに関わらず118.5%に達しています。

ENEOSホールディングスのPERは5.18倍、PBRは0.55倍、ミックス係数は2.84倍と割安株と評価できます。

さらに配当利回りは2月24日現在、4.85%とFIRE(ファイア)銘柄としても嬉しい水準だね。

キャッシュフローに若干の不安がありますが、確実に改善している印象をうけました。

ロシア軍がウクライナ国境で攻撃を開始した24日の株価は、2.2円高453.7円でした。
全面安の状況でも原油高の恩恵で株価は上昇しています。
なんか複雑ですよね。

J塾長としては今回のウクライナ紛争も本格的な戦争手前で解消され、株価も平穏に戻ることを願っています。

とくに今年は米国の利上げなどのイベントもあることで、世界経済が微妙な状況です。

なんとか穏便に終息することを願います。

 

※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。

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