任天堂株の買場到来か?今からでも遅くない理由は円安と…

任天堂買場

日本を代表するゲーム、ソフトメーカーである任天堂は、コロナ禍による半導体不足が理由で業績にも悪影響がていました。

しかし、2022年2月3日に発表した22年度第3四半期決算では、ハードウエアの販売台数は減っていますが、ソフトウエアの販売が伸びていることから通期の売上、利益予想ともに上方修正しています。

この状況で売上、利益を伸ばすのはさすが任天堂だよね。
株価も上昇トレンドに乗ったことだしそろそろ投資タイミングかもしれないよね。

本日のブログは大型株である「任天堂(7974)」の株価の今後を考えてみます。

高配当株については「JTが大幅下落で買場到来か?ロシアのウクライナ進攻で」も見て下さい。

 

任天堂の買場が到来?

ゲームが好きで「任天堂(7974)」株に興味を持っている人は少なくないと思います。

とくにFIRE(ファイア)投資では、訳のわからない企業の株を買うより、自分が応援したい企業の株を購入するした方が長期間保有していて楽しいですね。
また自分が事業内容を理解していることで、業績悪化なのどのサインもわかりやすくなります。
ゲームが好きでSwitchなどにはまっている人は、新作ゲームなどの人気や売れ行きにも詳しいので、そこら辺のアナリストより情報は正確です。

だけど任天堂は大型株で値がさ株だから、投資したくてもできなかった人も多いよね。

一時は1株あたり68,000円水準まで上昇したので、最低でも68万円の資金が必要でした。
現在は60,940円なので一時期よりは負担が軽くなっていますね。
それでも60万円は必要なので、値がさ株には違いありませんけど。

任天堂の株価は2021年の秋には47,000円台を付けるまで下落しましたが、2021年12月のクリスマスシーズンから上昇傾向にあり、翌年2022年1月にはゴールデンクロスが発生、上昇トレンドは継続しており、現在は60,940円(3月18日終値)です。

ロシア軍によるウクライナ侵攻による株しい市場の悪影響はありましたが、任天堂株については大きな影響を受けておらず、アフターコロナの需要用拡大の期待が上回っているようです。

現状を見る限り任天堂に大きなリスクもなく、決算内容も悪くありません。
またチャート的にも6万円ラインを超えてきたので一段高の可能性が期待できます。
配当利回りも高く、さらなる増配の可能性もあることから、任天堂株は投資タイミングにきていると判断しています。(遅いかな?)

任天堂の3Qの決算と業績予想の上方修正

任天堂は2022年2月3日に2022年3月期第3四半期決算報告を行いました。

実は前期比で売上、利益ともに減少したんだよね。

任天堂の決算資料では売上は1兆3,202億円、経常利益は5,137億円でした。

前期比でみると売上で約6%、経常利益で約3%少なかったことになります。
しかし、同時に発表した通期の決算については、上方修正をおこなっています。

  • 売上:1兆6,500億円(前回予想1兆6,000億円)
  • 経常利益:5,700億円(前回予想5,000億円)
  • 一株当たり純利益:3,388円(前回予想2,964円)

前期比ではどうなの?

前期比では減収、減益ですが、当初予想の半分以下の減益率となりそうです。
また現在、円安も進行しているので、さらに上方修正する可能性も考えられます。

 

さらに増配の予感も!

業績予想の上方修正に伴い配当も増配が発表されています。

中間配当は1株620円だったよね。
期末配当はいくらなの?

今回の修正では当初予想の870円から1,080円に210円増配されました。
年間では1株当たり1,700円です。

任天堂の株価は3月18日時点で60,940円なので、配当利回りは2.78%です。

前期の2021年3月期の配当が2,220円だったので、もしかしたら本決算発表でさらに増配される可能性が期待されます。

3Qの経常利益は前期比で3%程度の減益なので、これがさらに改善されれば、配当2,000円もあると思うよ。
そうなれば配当利回り3%超えだ!

 

任天堂のビジネスはワールドワイドだから為替も影響

国旗

任天堂の決算を見ると、主力商品である「Switchプラットフォーム」の売上は、以下の通りです。

  1. 米大陸:5,440億円
  2. 欧州:3,410億円
  3. 日本:2,510億円
  4. その他:1,265億円

(2021年4月1日~12月31日累計)

任天堂の主力であるSwitchは米大陸と欧州で70%を超えているんだよね。

SwitchプラットフォームとはSwitch本体だけでなく、ソフトウエア、ダウンロードソフト、追加コンテンツ、オンラインサービスを含んだ売上です。
任天堂の主力商品ですよね。

このように任天堂は海外での売り上げが大部分を占めており、アメリカの利上げによる為替変動の影響も出やすい企業です。

円安が進行していますが、円安が進むと任天堂にとってはメリットが高く、さらなる増益になる可能性が高まります。

ウクライナ紛争の問題は残っていますが、任天堂にとってここからの大幅な下落は考えにくいので、購入を検討されている方はチャンスかもしれません。

配当利回りも2.8%程度とNISAで運用することで、FIRE(ファイア)銘柄としても合格ラインです。
株価上昇期待もありますので、ご検討くださいね。

 

※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。

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