【悲報】安倍元総理の死去で経済が変わる?これから考える事

2022年7月8日に発生した暴挙は、一生忘れないくらいのダメージを与えてくれました。

安倍元総理が奈良県での遊説中に暗殺されたのです。

ネットで速報を目にしたときは、驚きとともに「なんとか回復して」との気持ちで一杯でした。

しかし、8日の夕方には死亡が確認され、日本の歴史上においても実績を多く残された政治家が息を引き取りました。

日銀の金融緩和については過去ブログ「伸び悩む日本のインフレ率…日銀、金融緩和の維持を決定」も見て下さい。

 

J塾長がかってに思うアベノミクス

J塾長は45歳で会社をたたみセミリタイヤ(今のFIRE)生活を始めました。

当時はリーマンショックのあおりを受けてデフレ真っ最中で、経済は低迷、円高株安状態でした。
しかし、民主党政権&前日銀総裁である白川氏は、金融緩和をかたくなに拒否し、外国との経済格差が開いていた時代です。

多くの経済人からは「円を市場に放出して金融緩和を…」、「国債の買取を…」、「なんで日本だけ円を刷らないんだ…」などの声が出ていましたが、当時の政府は全く耳をかしません

その状況で誕生したのが第2次安倍政権でした。

安倍政権は金融緩和を積極的に行うことで、経済を活性化させる「アベノミクス」を開始し、黒田総裁に変わった日銀と連携して様々な政策を実行しました。

その結果、経済は少しづつ回復し、株価も上昇をはじめたのです。

アベノミクスを非難する人もいますが、金融緩和で「会社に資金を回し経済を回復させる効果」があったのは間違いないと信じています。
また一部の投資家だけが儲けた…などの批判がありますが、株価が上がることは企業の業績が上がっていることなので、これも批判には値しません。

問題なのはアベノミクスで企業の利益が出ているにも関わらず、従業員の給与をアップしなかった経営陣の問題です。

アベノミクスの問題点を話す時に、かならず「経済格差を生んだ」という人がいますが、J塾長の見方は「それは企業の経営者が社員に利益を分配しないこと」が問題だと思っています。

文句は経団連などの自分だけ高給を受け取っている経営者に言うべきだと思いますね。

経済格差が安倍政権の問題と捉えている人は、難癖か経団連の回し者なのかと疑います。

 

アベノミクスで救われたセミリタイヤ人生

アベノミクスが始まる前の投資環境は酷かったです。

株価は低迷、金利もなく一生懸命勉強してもなかなか利益はでません。

当時は「この国はいよいよ社会主義国、共産主義国になったのか?」って思っていました。

アメリカやEUが金融緩和で自国通貨の流通量を増やしている状態で、日本だけ白川前日銀総裁が自身の理論に合わないことを理由に拒否していたそうです。

これなら円高が進むのは当たり前ですよ。

しかし、安倍政権の誕生と日限総裁の人事変更により日本の経済は変化の兆しを見せます。

アベノミクスは金融緩和を軸に多くの政策を行っています。

金融緩和で企業が資金調達をしやすくなることで、国内企業も少しづつ業績も回復し経済も活況になります。
結果的に低迷していた株価は上昇し、現在に至っています。

J塾長は経済学者ではなく単なる投資家ですが、民主党&白川前総裁時代は本当にいら立っていました。

しかし、安倍政権になり世界と同調する政策を始めたことで、経済は安定を取り戻し従来の日本企業の強さが出てきたと感じでいます。

日経平均株価も少しづつ回復し、時間はかかりましたが3万円台を復活しています。
現在はコロナやウクライナ紛争、米国利上げなどで若干の混乱はありますが、それでも日本経済は強い状態だと信じています。
これらはアベノミクスを始めたからではないでしょうか?

J塾長はアベノミクスで経済が回復していなければ、保有資産をなくしていた可能性があると考えています。

それくらい当時のセミリタイヤ生活者にとってアベノミクスは救いだったのです。

 

安倍元総理がいない日本経済の心配点

安倍元総理が銃撃されたことで、日経平均が300円高から26円高まで失速し、為替も円高に進みました。

現在は要職についていない国会議員の銃撃で、ここまで経済に影響がでたことに驚いています。

日本国内では一部のマスゴミのターゲットにされていた安倍元総理。

アベノマスク、もりかけ、桜を見る会…本当にくだらないことを、野党や左翼と一緒にマスコミが流していましたよね。

しかし、安倍元総理は国内だけでなく、海外での評価も高く、日本が初めて世界のリーダーになった総理大臣です。
それまでの「日本はお金は出すが口は出さない国」で、各国首脳が集まった会議でも、一番端にお爺さんが座っている印象しかありませんでした。

しかし安倍元総理は各国首脳真ん中に位置して、さまざまな国と外交を行うだけでなく、トランプ大統領とメルケル首相の間を取り持ったり、プーチン大統領と27回も会談したりと世界外交の中心にいたことは間違いないと思います。

J塾長が言いたいのは安倍元総理が亡くなったことは、日本国内よりも世界での影響が大きいと思うからです。

安倍元総理が亡くなったことで、今までの政策の見直しが行われると感じた海外投資家が増えれば、株価は低迷するかもしれません。

また中国、韓国などは安倍元総理の死去に乗じて有利な外交を要求する可能性もあります。
つまり安倍元総理の死去は海外から見ると、「日本経済の転換期になる」可能性を含んでいるからです。

 

岸田政権には政策の転換を控えてもらいたい

岸田政権は脱安倍路線を狙っていると言われていますが、現状はそれを実行しないことを願うばかりです。

とくに海外に誤ったメッセージを受け取られないように慎重に政策を進めていただきたいですね。

きっと韓国あたりは各種合意、輸出規制の撤廃、ビザなし渡航などの問題を妥協させるためのは働きかけを強めてくると思います。
今までの対応を変えることは、外国に対して日本の立ち位置が変化したと受け取られるので、政策の転換はやめてほしいと願っています。

安倍元総理が死去されたことで、大きな政策転換を実施した場合、経済はまた低迷し株価も下がる可能性があります。

FIRE(ファイア)の実現を目標にしている人も、すでにFIREを達成している人も現政権の対応に注目してください。

 

安倍元総理の死去…
J塾長が応援した初めての政治家でした。
第3次安倍内閣を願っていました…本当に残念です。

 

※このブログはあくまでJ塾長の想いを述べただけであり、内容は大きく間違っている可能性があります。考え方の違う方も多いと思いますが、ご容赦ください。

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