低PER&PBRで高配当!インフレ時に狙いたい住宅メーカー

インフレに強い建売メーカー

以前のブログでも書きましたが、物価が上昇している局面では、お金の価値が下がることから現金や預金ではなく投資や不動産を保有することが対策となります。

特にインフレ時は現金価値が下がることに注意だね。

日本は本物のインフレではありませんが、物価が上昇しているのは誰もが感じていますよね。

そこで過去ブログでは不動産に対して直接投資するのではなく、「J-REIT(上場不動産投資信託)」についてお話しましたが、それ以外にも「不動産会社の株式」を購入方法もあります。

特に地方の不動産会社のなかには、比較的規模も大きく収益と株価の関係を表すPERや、純資産と株価の関係を表すPBRが低く抑えられてる割安銘柄があります。

さらに注目なのは高配当であること。

本日のブログはPERやPBRが格安状態で、さらに高配当の不動産銘柄「グランディハウス(8999)」を紹介します。

J-REITの話題は過去ブログ「年利3.3%、STOで不動産投資!J-REITとの違いは?」も見て下さい。

 

グッランディハウスの事業エリアを関東全域に拡大

北関東を中心に埼玉、神奈川、東京など関東エリアに支店を展開する「グランディハウス(8999)」は、土地の取得、開発、住宅建築、販売までを一手におこなう企業です。

僕も栃木県に住んでいあるから、近所にグランディハウスの住宅区画(分譲地)がたくさんあるよね。

グランディハウスは住宅地の区画整備から戸建て住宅まで全てを行うから、販売される区画も一体感があって人気があるんだよ。

建売販売と言うより街を作っているイメージだね。

子育て世代の若い夫婦には特に人気があるよ。

J塾長の家の周りにも多くのグランディハウスが整備した区画がありますが、どこも人気で販売されると完売が続いているようです。

地方なので価格は2,500万円~3,000万円程度ですが、安く土地を取得して開発販売するので利益率はそこそこ高いと思います。

それではグランディハウスの業績を確認しましょう。

2022年3月期の本決算は大幅な増収増益になっています。

  • 売上   :  548.8億円(前期比16.4%増)
  • 経常利益 :  38.1億円(前期比81.8%増)
  • 純利益  :  25.8億円(前期比49.8%増)

グランディハウスは2021年12月に東京都内で初の分譲プロジェクトを開始し、関東全県での販売が実現しています。

グランディハウスは栃木県の宇都宮市が本社なので、関東北部エリアが主力だったけど、これからは東京、神奈川、千葉、埼玉に注力する予定です。
業績も拡大傾向になることから地方の不動産銘柄としては期待できる会社ですね。

今期の業績予想と配当利回り

グランディハウスの2023年3月期の業績予想を見てみます。

  • 売上   :  580.08億円(5.7%増)
  • 経常利益 :  38.2億円0.3%増)
  • 純利益  :  26.0億円(0.6%増)

今期の業績予想は2022年3月期と比較して同程度だね。
売上は上がっているけど、収益的には木材等の原材料の高騰が足かせになっているのかな?

原料費の高騰は住宅メーカーにとって問題ですが、値上げをやりすぎると受注に響いてしまいますよね。
しかし、この状況でヨコヨならFIRE銘柄としては合格です。

グランディハウスの配当は年間30円、今期は年間32円と増配を予定しています。

現在の株価が534円程度なので配当利回りは大台の5.99%
これはFIRE銘柄として注目しなくちゃ。

今期の業績予想では1株当たりのとき純利益が77.15円なので、配当性向は41.5%です。

配当性向が40%水準なので株主還元もしっかり行っている印象を受けるよね。

 

ミックス係数がなんと3倍台の格安放置銘柄

グランディハウスの現在のPERは5.94倍と株価は低く抑えられています。

また解散価値とも言われる純資産と株価の関係を表すPBRは0.63倍しかありません。

父ちゃんの好きなミックス係数は3.74倍しかないよ。
これは格安放置銘柄だ。

J塾長が自身の基準で格安と判断する銘柄のミックス係数は、だいたい10倍~15倍以下です。(業種による)

ミックス係数の提唱者である経済学者は、「ミックス係数が4倍以下の銘柄は損することはない」と話しており、グランディハウスは業績もヨコヨコであることからこれに当てはまると考えます。

事業北関東から関東全域に拡大傾向にあることから、これからも期待できる銘柄だと思います。

 

チャートは上昇トレンド

グランディハウスチャート
参照:Yahoo!ファイナンス

グランディハウスのチャートをみると2020年4月の最安値300円近辺から上昇トレンドが始り、現在は2018年の高値である612円目指す展開です。

株価が600円を超えるとそのまま上昇する可能性がありますね。
PERが10倍になると株価は899円なので、これでも割安感はあります。
まずは600円を超えるかに注目したいですね。

今回はJ塾長も地元でも人気の不動産開発会社、グランディハウスを紹介しました。

事業エリアが関東に集約されていますが、反対に不必要な全国展開がなされておらず、会社の安定性に貢献しているように感じています。

FIRE銘柄として注目されてはいかがでしょうか?

 

※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。

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