新型クラウンと円安で爆上げ間近?為替変更&上方修正トヨタ

円安トヨタ

日本は本来輸出企業が多く、円安になることで業績が上昇する企業も少なくありません。

とくに自動車産業は北米やヨーロッパにおける販売網が強く、円安による売上拡大は大きなものになります。

円安も1ドル110円だったのが、あれよあれよで139円まで上昇したよね。

27%もの円安なので、輸出企業にとっては追い風だよね。
そして日本の輸企業の中でも注目されるのが自動車産業だ。
なかでも「トヨタ自動車(7203)」は、北米、ヨーロッパなど世界中で高いシェアを持つから、今期の業績は大いに期待できるよね。
また現在の株価はレンジ帯でヨコヨコだから、投資のチャンスかもしれないよ。

本日のブログは円安銘柄の本命とも言われる「トヨタ自動車(7203)」について考えます。

インフレや円安時に考えたい投資については「物価高騰時にはJ-REITが有利か?インフレに備える投資」も見て下さい。

 

新型クラウンの戦略的価格が凄い

新型クラウンの第一弾が公開されましたが、デザイン的には賛否が分かれているようです。

僕はかっこいいと思うけどな?

父ちゃんも好きなデザインだけど、クラウン好きの人からみると「あれはクラウンではない…」と感じるみたいだよ。
だけど車のデザインは時代によって進化するから、J塾長的にはとても興味をそそられる車だね。
だけど2ヵ月前に新車が納車されたばかりなので、さすがに買うことはできませんね。

新型クラウンは間違いなく売れると思います。(好きだなぁ~(笑))

その理由はデザインだけでなく価格面の戦略も優れているところで、ハイブリッド車が435万円からの価格帯には正直おどろきました。

車種によっては2023年1月からの生産になるみたいですが、予約もかなり入っていると聞いているので、世界的なヒットになるのは間違いないでしょう。

 

今期も過去最高売上を予想

トヨタチャート

トヨタは今期の業績予想を33兆円と連続して過去最高を予想しています。

2023年3月期業績予想

  • 売上   :  33兆円
  • 経常利益 :  3兆1,300億円
  • 純利益  :  2兆2,600億円

ただ、売上は増収予想だけど、経常利益や純利期は20%程度の減益を予想しています。
材料や人件費の高騰が背景にあると思いますね。

このことが影響してか株価は軟調で2,050円~2,200円のレンジ帯を上下している状態が続いています。

トヨタは業績を上方修正すると予想する根拠

J塾長はトヨタは8月4日開催の2023年第一四半期決算発表で、業績予想を上方修正する可能性が高いと見ています。

その理由は2022年3月期決算で2023年通期の業績予想で使用された為替レートが「115円」であり、現在の「138円」とかけ離れているからです。

先日紹介したキャノンも為替レートを130円に変更しており、トヨタも130円水準へ引き上げることが考えられます。

そうなると円安の恩恵でさらに収益が増加します。

市場ではドル高円安は一過性ではなく、しばらく続くと考えられており、各輸出企業も為替レートを変更する動きに出ているようです。

 

円安が続く理由を推察する

先週発表されたアメリカのCPI(消費者物価指数)は、市場予想である8.8%上回った9.1%でした。

 

アメリカのCPIと為替の関係ってあるの?

CPIが市場予想を超えることは、国民が物価の上昇をより強く感じていることを意味します。
そこでアメリカ政府は物価上昇を抑えるために、金融政策として利上げを強めて物価上昇を抑えようとします。
たとえば、「0.75%ベース」だった利上げ幅を「1.0%ベース」にするなどが取り出さされているようですね。

アメリカが利上げを加速することで、米ドルに買いが集中し、結果として円は売られ円安になる仕組みです。

このような流れから市場では「ドル高円安はしばらくは続く」と見られており、輸出企業も為替レートを1ドル130円水準に変更する流れが始まっています。

そうかぁ
トヨタも円安は一時的だと考えて115円にしていたけど、円安が続くことで130円程度に変える可能性があるんだ。
そして130円に買えたら、業績予想も増収増益になるんだね。

 

半導体もダブり始めたので生産には問題なし

特にコロナ禍で始まった半導体不足ですが、いよいよそれも改善されて半導体ダブつき始めているようです。

世界的に半導体銘柄の株価が下がっているのは、半導体の需要がピークに達したからだと考えられますね。
そうなると半導体不足で停滞していた自動車製造にも追い風で、生産ラインも順調に稼働することが期待されます。

 

トヨタの配当は未定

トヨタの配当は前期である2022年3月期は年間148円でした。

ただし、これは1:5の株式分割前の配当を含んでいるので、参考にはなりません。

ただし、トヨタの配当性向は25%~30%程度の推移しているので、大体の予想は付きます。

トヨタの2023年業績予想では1株当たりの純利益を164.03円にしており、それの30%を配当と予想すると配当金額は49円です。

現在の株価が2,176円だから、配当利回りは2.2%程度だね。
高配当とはいえない水準だよ。

だけど父ちゃんは円安による上方修正が入った場合は、3%を超える配当利回りになると予想しているよ。
なんせ為替による収益は経費がかからないから、純利益にドスンと積みあがるからね。

J塾長の予想では年間70円程度の配当を想定しています。

 

1Qの決算発表が近くなっていますが、トヨタは為替レートの変更と上方修正を行うのでしょうか?

 

※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。

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