1Q決算好調!優待改悪で株価低迷中の高配当銘柄はこれだ!
昨年始めた株主優待制度を今年になって改悪したことで、優待投資家から激しいバッシングを受けた「ひろぎんホールディングス(7337)」ですが、以来株価の低迷が続いており、2022年1月には1株740円水準だった株価が現在は610円水準まで下がっています。
優待投資家の桐谷さんもおススメした優待銘柄だったから、はじめてすぐの改悪には怒り心頭だったみたいだよ。
「こんな会社は信用できないっ」って投資雑誌に書いてあったような…
でもJ塾長としては株主優待を発表して、思いのほか個人投資家が増えたことで計画を見直すのは仕方がないと思うよ。
ただやり方がへたくそだから、個人投資家の反感を買うことになったのさ。
だから過去のブログ記事で「ひろぎんホールディングは案外投資チャンスかも?」って書いたよ。
くわしくは過去ブログ「ひろぎんHDの優待改悪はFIRE投資のチャンスかも?」を読んで下いね。
本日にブログは「ひろぎんホールディングス(7337)」が発表した2023年3月期第1四半期決算(1Q)を見て、FIRE(ファイア)投資における判断を考えます。
ひろぎんホールディングスの1Q決算は増収増益
2022年8月3日に発表した「ひろぎんホールディングス(ひろぎんHD)」の1Q決算は「増収増益」となりました。
米国の利上げの恩恵でメガバンクの業績が高まっているけど、地銀もなかなか業績がいいみたいだね。
今回の好決算は主力である「広島銀行」の業績に寄与する部分が多く、おもに有価証券利息配当金と法人ソリューション利益の増加が要因みたいだよ。
「有価証券利息配当金」とは保有する株式の配当金や債券の利息から得る収益のことだよ。
それでは2023年3月期第1四半期決算(2022年4月1日~6月30日)の内容を確認してみましょう。
- 売上(経常収益) : 380億円(前期比6.1%増)
- 経常利益 : 129億円(前期比23.3%増)
- 純利益 : 89億円(前期比26.0%増)
1Qの決算では売上が微増ながら、経常利益、純利益が大きく伸びているのが特徴ですね。
経費削減により利益率が高まっていますが、広島銀行の有価証券利息配当金等が貢献していると見られます。
1Qの決算内容で上期業績計画(1Q、2Q累計)の進捗率が70%まで進んでおり、過去平均を大幅に超える進捗になっています。
業績予想の上方修正と増配発表はなし
1Qの決算では業績予想を大幅に上回っていますが、今回の決算では業績予想の上方修正はありませんでした。
また配当についても増配の発表等もありませんでした。
今回の好決算は本業によるものとは思っていないのかな?
現在、米国利上げの問題もあり、株式市場や債券市場も揺れているので、安心はできないからね。
ひろぎんHDは今期の配当にについても増配の発表はなく、年間27円(中間13.5円、期末13.5円)を維持しています。
ひろぎんホールディングスの投資はありだね
実はJ塾長、優良な地銀株に対する投資を強化したいと考えており、候補として地銀首位の「ふくおかフィナンシャルグループ」と「ひろぎんHD」を考えていました。
1Qの結果を見て判断したいと考えていましたが、とりあえずひろぎんHDは合格だと感じています。
ふくおかフィナンシャルグループについては、現在まだ1Qの開示が行われていないので、後日にしたいと思います。
決算自体は跳びぬけて良いとは思えませんが、FIRE(ファイア)投資は大きな変動が起こらない銘柄が良いと判断しています。
その意味でひろぎんHDは注目できる銘柄ではないでしょうか?
ひろぎんホールディングスの株価の評価
ひろぎんHDの株価は科株主優待の改悪をきっかけにして下落しており、現在は610円水準まで下落しています。
配当が年間27円予想なので、配当利回りは4.42%と高配当です。
さらに株価の割安をみるPERは7.58倍、PBRは0.39倍、ミックス係数は2.95倍と安値水準だと考えて良いでしょう。
銀行株は経済状況に左右されやすくPBRも低めですが、それでもミックス係数が3倍以下は魅力が高いですね。
ひろぎんHDの「1株当たりの純利益」予想は80.49円、配当予想が27円なので配当性向は33%とまずまずです。
株主優待を改悪したのだから配当性向は35%水準までは期待したいところです。
改悪されても株主優待は維持されている総合利回りは?
改悪が実行されても株主優待が廃止になった訳ではなく、100株保有で年間500円のギフトカードが貰えます。
- 100株以上 : 500円ギフトカード
- 500株以上 : 1000円ギフトカード
- 1,000株以上 : 5,000円カタログギフト
- 5,000株以上 : 15,000円カタログギフト
100株保有では優待利回りが0.81%なので、配当利回りと合計の総合利回りは5.23%まで上昇します。
改悪されても総合利回りが5%を超えているから、投資としては十分魅力的だよね。
安定性の地銀株はFIRE投資にちょうどいい
大手地銀には派手ではなくても業績が比較的安定している銘柄があります。
とくに本日紹介した「ひろぎんホールディングス」や「ふくおかフィナンシャルグループ」などの地銀大手は、配当もしっかりしていて投資対象として注目できます。
J塾長も近々購入を考えている2銘柄なので、気になる方は検討してはいかがでしょうか?
またふくおかフィナンシャルグループについては、1Qの決算内容が公表された後でブログをアップします。
※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。