いよいよ入国制限の上限撤廃!注目の出遅れインバウンド銘柄

入国制限撤廃

2022年9月22日に岸田総理が10月11日からの入国者数の上限を撤廃すると発表しました。

コロナで約2年間も実施されていた、入国制限がいよいよなくなるんだね。
一時は鎖国かと思うくらい、成田空港も空いていたけど、これでやっと元の日常が戻るかもしれないね。

日本への入国規制を撤廃することで、海外観光客の来日にも期待が持てますね。

本日のブログはいよいよ撤廃された入国制限で、注目したい「出遅れインバウンド銘柄」について紹介します。

 

円安の原因でもある米国利上げについては「FRB議長が利上げ継続を明言…利上げ継続で株価上昇のなぜ?」も見てください。

 

入国制限撤廃で外国人観光客が戻ってくるのか?

日本への入国制限の撤廃により、ビザなしによる観光来日も活発化すると思いますが、はたして目算とおりに外国人観光客が戻ってくるのでしょうか?

たしかに日本は外国と比べてコロナ対策が続いている印象だよね。
マスクを義務付けしているのは、日本と一部の国だけだから…

まぁ、一応は義務ではなくお願いだから、個人の判断にはなるけど、毎日の発症者を見るとやっぱりマスクは必要だと思う。

その状況下の日本に果たして外国人観光客はくるのかな?

減ったと言っても東京では毎日6,000人規模の新規発症者がいるから、終息とは言えないね。
そもそも終息するのかがわからないから、インフルエンザのように上手に付き合うしかないと思うね。
だけど、政府がコロナで騒いでいる間は、外国人観光客は元の水準には戻らないと思いますよ。

 

出遅れインバウンド銘柄のエディオンに注目

インバウンド銘柄とは主に「来日する外国人観光客の消費対象になる企業銘柄」のことです。

つまり、外国人観光客が主に購入する商品を製造したり、販売したりする会社のことだよね。

それだけでなく来日するために使用する飛行機の運行会社(JAL、ANA)などもインバウンド銘柄に含まれます。
さらにホテルなどの宿泊業、テーマパーク、外国人に人気の商品(化粧品、ブランド品)などを扱う会社もインバウンド企業ですね。

数多くあるインバウンド銘柄ですが、代表的な一部の銘柄は既に株価の上昇が始まっており、これからの投資を考えると出遅れ感のあるインバウンド銘柄を探したいところです。

またFIRE(ファイア)銘柄としては単に株価が安いだけでなく、高配当であることも条件になります。

そこで注目したい銘柄が「エディオン(2730)」です。

エディオン(2730)」は西日本や中部エリアを中心に展開している家電量販店で、直営店だけで449店舗を展開しています。

またフランチャイズ店は753店舗あり、合計では1,202店舗を運営しています。

 

エディオンはインバウンド銘柄

インバウンド企業には多くの業種がありますが、エディオンは外国人観光客をターゲットに「忍者屋敷体験 忍者トリックハウス」を「エディオンなんば本店」に開業しています。

なにそれ!

忍者屋敷を紹介する小規模なテーマパークみたいだね。
エディオンなんば本店の8Fにあるから、帰りに電化製品を買ってもらう計画だと思うよ。
エディオンはインバウンド専門の部署もあるから、色々な手を使っている印象を受けるよ。
現在は事業部の再編を行っているけど、インバウンドに力を入れる姿勢は変わらないと思いますね。

エディオンなんば本店までのアクセスは、関空直結なので空港からのアクセスも問題ありません。

さらに海外で人気のeスポーツにも力を入れており、エディオンなんば本店の来店客の3割をインバウンド観光客と見込んでいるようです。

 

エディオンの業績

エディオンは2022年8月3日に2023年3月期第1四半期(1Q)の決算を発表しました。

1Qの業績は前年同期比減収増益だったよ。

 

  • 売上   :   1,648億円(前年同期比0.1%減)
  • 経常利益 :   29.7億円(全年同期比15.1%増)
  • 純利益  :   21.7億円(前年同期比25.0%増)

 

前期の同期比で見ると売上は同じ水準だけど、利益は大幅な増益になりました。

今年の夏は暑かったので、エアコンなどの季節家電が好調なので、2Qの決算にも期待が持てます。

出遅れ感を感じるエディオン

エディオンチャート
参照:Yahoo!ファイナンス

エディオンが発表した1Q決算は内容的には悪くありませんが株価は反応しておらず、7月の高値でる1,350円から下落した後は、株価は1,100円~1,200円のレンジで推移しています。

エディオンのPERは8.7倍、PBRは0.61倍、ミックス係数は5.3倍なので株価は割安状態だと判断できます。
またチャートの動きからみても出遅れ感の強い銘柄ではないでしょうか?
インバウンド需要が高まることで、見直される銘柄の一つだと思います。

 

配当と株主優待

エディオンの年間配当は1株当たり44円を予想しており、現在の株価で見る配当利回りは3.70%です。

またエディオンは株主優待を実施しており、100株保有で年間3,000円のギフトカードを贈呈しています。

1年以上の保有者には1,000円分を追加しているから、1年以上の株主は100株で4,000円のギフトカードだね。

さらに500株以上~10,000株以上まで6段階に分かれており、保有株式数が増えるとギフトカードの金額が増えるよ。
10,000株の保有者は50,000円分のギフトカードが貰えます。
ただし、10,000株を購入するには約1,200万円必要だけどね。(笑)

100株保有で計算すると優待利回りは2.5%程度なので、配当利回りと合計した総合利回りは6.2%の大台です。

1年以上の保有者は優待が4,000円だから、優待利回りは3.3%まで上昇するよ。
だから総合利回りは7.0%だぁ。
スゲー

エディオンは配当だけでなく株主優待利回りも高いので、FIRE(ファイア)銘柄として注目したい企業です。

 

まとめ

岸田総理が入国制限の撤廃を表明し、外国人観光客が制限なく入国できるようになります。

外国人観光客をターゲットにするインバウンド企業は、業績回復期待から株価にも反応がみられます。

しかし、なかには反応しておらず、出遅れている銘柄もあります。
そこで注目したいのが、西日本を中心にした家電量販店のエディオンです。

エディオンの業績は回復傾向にあり、高配当で株主優待も充実しています。

総合利回りは6%~7%に達するので、FIRE(ファイア)銘柄としては注目したいですね。

 

現在は円安が進行しており、外国人から見て日本の商品は安く感じると思います。

 

とくに日本メーカーの家電に人気が集まることは間違いありません。

だから来日すれば物を買うのは間違いないと思うけど、コロナの防疫対策を過剰にすると誰も来ないと思います。
円安はインバウンド企業にとってはチャンスですが、実際に外国人観光客が来るかが問題ですね。

入国制限を撤廃してコロナ対策を強化していたら、全く意味がありません。

政府の対応に注目です。

 

※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。

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