アルツハイマー新薬が完成!来年中にも承認か?エーザイ爆上へ
製薬大手のエーザイが2022年8月28日に「アルツハイマー病の新薬レカネマブの有効性を確信した。」と発表、今年度中に承認申請し2023年中の販売を目指すことがわかりました。
アルツハイマー病って認知症で最も多い病気だよね。
そうだね。
脳神経細胞が減少することで起こる認知症だよ。
脳神経細胞が減少することで物忘れが多くなったり、不安、暴力的になったりする症状が特徴です。
アルツハイマー病に効果的な薬ができたのなら、これは夢の新薬と思ってもいいでしょう。
コロナ治療薬の開発につい手の話題は「中外製薬がコロナのみ薬の開発を中止!株価暴落の危機」を見て下さい。
新薬の効果は27%の効果を確認
アルツハイマー病は認知症の7割を占めており、アルツハイマー病に対する有効性が見られる新薬は、認知症で苦しむ多くの人を救う薬です。
じゃあ、認知症の人の7割が治るってこと?
いやそうではなく、あくままで認知症状の悪化を抑制させる有効性を確認したんだよ。
脳神経細胞が減少してしまうと、現状ではそれを元に戻すことはできません。
今回の新薬「レカネマブ」も減少した総神経細胞を増やすのではなく、これ以上減少させない効果が期待されていますね。
そして注目の有効性は27%と発表されました。
薬を使った人の27%に効果があったんだね。
アルツハイマー病は脳に「アミロイドβ(ベータ)」と呼ばれるパンパク質が蓄積されます。
新薬レカネマブの効果はアミロイドβを脳から取り除いて、神経細胞が壊れるのを防止するものです。
早期のアルツハイマー病や軽度認知障害の人を対象に、認知症の進行を抑制すること目的に使用するようです。
レカネマブは日本の製薬会社「エーザイ(4523)」と米製薬企業「バイオジェン」」が共同開発しています。
治験では1年半かけてレカネマブをアルツハイマー病患者に投与し、偽薬と比較して27%の効果が確認されたことも発表されています。
エーザイの株価は爆上げストップ高へ
この発表を受けて2022年9月28日の「エーザイ(4523)」の株価はストップ高となり、取引はありませんでした。
認知症薬は夢の薬だから、ストップ高になるのは当たり前だよね。
これを書いている29日の午前も値がついてないので、29日もこのまま取引がないままストップ高になると思うよ。
エーザイ株は2021年6月に12,000円台を付けてから、下落トレンドに入っており最近は5,500円~6,000円水準でした。
しかし、28日のストップ高で6,784円、さらに29日以降も値を上げることが予想されます。
エーザイ株はどこまで上昇するか?
エーザイ株はどこまで上昇するのかな?
この発表を受けてエーザイのADR(米国委託証券)の価格は39.79ドルから62.72ドルまで上昇しました。
前日比では22.93ドル高で57.63%上昇しています。
日本市場では値幅制限があるので、1日での上昇に限度があります。
しかし、最終的には値幅は同じ水準まで行くので、27日の終値の「5,784円」の57.63%高である「9,117円」近辺まで上昇する可能性がありますね。
また米国のバイオジェンの株価も1日で40%上昇していることから、エーザイの株価も40%~55%の上昇はあると予想します。
エーザイ株への投資判断は?
エーザイだけでなく大手の製薬会社株が現在低迷しており、今回のような材料が出ることで爆上げのきっかけになります。
実はJ塾長もエーザイ株はバブル時代から保有しており、現在も少しだけ持っています。
昔は製薬企業は安定株の筆頭でしたが、近年では値動きが大きく安定株とは言えない状況でした。
しかし、薬の開発は数十回失敗して1回成功するだけで巨万の利益がでるので、をれを期待して保有を続けています。
ちなみに武田薬品株も数十年来の株主です。
エーザイ株への投資は?
どっちにしても今は買えないよね。
予想では8,000円~9,000円程度で一旦は落ち着くと思うけど、そこでの買いは考えた方が良いかも?
エーザイの1Q決算は経常利益が前年同期比で8割減、純利益も4割減なので良いとは言えません。
新薬による期待から株は買われますが、新薬が業績に反映されるのは1年~2年はかかります。
だから、高値での投資判断は慎重に行ってください。
しかし、最終的には2021年の12,000円台へ向かうと思っているので、長期スタンスで判断することも大切かもしれません。
エーザイの配当は年間160円の予想で、株価が6,700円であれば配当利回りは2.38%です。
しかし株価が9,000円になると配当利回りは1.77%まで下がります。
決算が悪いので新薬を材料にした増配はないと思うので、FIRE(ファイア)投資としては慎重に考えたいところですね。
まとめ
日本を代表する製薬会社のエーザイが、アルツハイマー病の治療薬の承認申請をおこなうと発表しました。
新薬レカネマブはアルツハイマー病を直すのではなく、症状の進行を抑制する効果を期待されています。
この発表を受けてエーザイ株は高騰、翌日29日の株価はストップ高、30日もストップ高の勢いです。
共同開発の米バイオジェンの高騰、ADRの価格を踏まえると、エーザイの株価は40%~55%高まで上昇すると予想できます。
証券会社のモルガンスタンレーも目標株価を9,000円に上げているようなので、やはり8,000円~9,000円程度で落着く可能性が可能性があります。
エーザイの新薬が注目されていますが、新薬が業績に反映されるのは1年~2年程度かかるので、高値での投資判断は慎重にした方が良いでしょう。
現状では安値でエーザイ株を購入することは難しいので、長期的な運用を考えて投資判断をおこなってください。
※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。