株式市場が不安定な今…金利年1.0%の定期預金なんてどう?

1%定期預金

世界の株式市場は米国の利上げが影響して混乱の様相を見せています。

最近では株価も不安定だから、どのように投資を考えればいいかわからない人も少なくないよね。
また1年くらい投資を休もうと思っている人も多いと思う。

基本的にJ塾長は安い時に仕入れることが株式投資で大切なことだと思っているので、チャートよりも業績から判断して割安銘柄をピックアップする作業を続けています。
そして業績に対して株価が大きく下落した銘柄については、長期保有を前提とした買いも入れていますね。
だけどたしかに今の状況であれば、投資を休むことも必要かもしれないね。

投資初心者の方や、資金に不安がある方などは、無理をしないで市場が回復するまで投資を控えることも大切だと思います。

しかし、投資用の資金をそのまま銀行に預けるのはもったいないことです。

そこで本日のブログでは、資金の避難先として新生銀行のの年利1.0%の定期預金「スタートアップ円定期預金」を紹介します。

 

金利10%の定期預金の話題は「10%定期預金の満期とイオン株主優待キャッシュバック利回り」も見てください。

 

新生銀行のスタートアップ円定期預金は2種類から選択

新生銀行では新規口座を開設した方を対象に2種類のスタートアップ円定期預金を提供しています。

新規口座の開設が条件だから、現状で口座を持っている人は利用できないの?

この定期は新規顧客が対象だから、現在口座を持っている人は対象外だよ。
でも、たとえば配偶者、子どもなど家族で口座を未開設の人がいたら、その名義で口座を開設する方法はあるよね。

新生銀行のスタートアップ円定期預金の詳細を見てみましょう。

 

①年利1.0%の3ヵ月定期

年利が1.0%の定期預金は、預入期間が3ヵ月に限定されます。

 

せっかくの1%定期だからもっと預けたいよね。

そうですが、この定期はあくまで預入期間が3ヵ月の商品なので、期間を延長することはできません。
また、満期後にさらにこの定期に申込むこともできません。
新規顧客用のキャンペーン定期預金だから仕方がないですね。

スタートアップ円定期預金の預け入れは、最低30万円以上から1円単位で上限はありません。

ただし、新生銀行の店頭やコンタクトセンターでの手続きでは、最低金額が300万円に増えるので、インターネットバンキングを利用した方が良いですね。

 

②年利0.3%の1年定期

現在の定期預金金利ランキングを見ると、利率が高い銀行で0.20%~0.22%程度です。

新生銀行のスタートアップ円定期預金では、1.0%の3ヵ月定期以外に年利0.3%の1年定期預金があります。

定期預金ランキングの金利が高い銀行はネットバンクや地方銀行などが多く、なかには使いにくそうな銀行もあるよね。
スタートアップ円定期預金ならそれらよりも0.08%も金利が高いから、検討価値はあるよね。

1年定期だから資金の避難先としては悪くないと思いますね。
ただし、先ほどの年利1.0%の3ヵ月定期比べて期間は長いけど、利息差は小さいことを理解して下さいね。

また0.3%の1年的も1.0%の3ヵ月定期と預入等の条件は同じです。

 

3ヵ月定期と1年定期の利息を比較しよう

利息比較

それでは年利が1.0%の3ヵ月定期と0.3%の1年定期の利息を比較して見ましょう。

それじゃ新生銀行に1,000万円預けたと仮定して計算してみるよ。

 

【3ヵ月定期預金の利息】

 1,000万円 × 0.7968%(税引後) × 3ヵ月 ÷ 12ヵ月 = 19,920円

1,000万円を3ヵ月定期に預けたら満期に受け取る利息は19,920円(税抜)だね。

次に1年定期の利息を計算しよう。

 

【1年定期預金の利息】

 1,000万円 × 0.2390%(税引後) = 23,900円

1,000万円を0.3%で1年定期に預けたら利息は23,900円(税抜)になったよ。

3ヵ月定期よりも利息が3,980円増えました。
ただ、預入期間が9ヵ月増えて4,000円弱の増加だから、あまりお得な印象は受けないのが本心かな。

1年間の資金移動なら3ヵ月定期と他銀行の組合せも考える

3ヵ月定期と1年定期では預入期間の差が9ヵ月もありますが、1,000万円に対する利息差は4,000円弱しかありません。

他の銀行でも0.22%までの定期預金はあるので、スタートアップ円定期預金の1年定期預金には格段の魅力はありません。
この定期を利用するなら3ヵ月定期預金の一択だと思いますね。

でも少しでも利息が多くなる方がお得じゃないの?

たしかに普段はそのように考えていますが、今回は短期間で高金利である3ヵ月定期と他の銀行の普通預金を組み合わせることで効率の良い方法を考えます。
そして利用するのは資金をロックすることなく、高金利が期待できる「あおぞら銀行ネットバンク支店」の普通預金です。

あおぞら預金のお得な普通預金については下のブログを見て下さい。

 

あおぞら銀行BANK支店の普通預金は高金利で有名で、出し入れ自由の普通預金にも関わらず年利が0.2%です。

そこで1,000万円をまずはスタートアップ円定期預金の3ヵ月定期、残りの9ヵ月をあおぞら銀行BANK支店の普通口座に入れた場合の利息を計算してみましょう。

【3ヵ月定期+あおぞら銀行BANK支店普通口座】

  • スタートアップ円定期預金3ヵ月定期の利息    : 19,920円(税抜)
  • あおぞら銀行BANK支店普通預金の利息(9ヶ月間)  : 11,952円(税抜)
  • 合計                      : 31,872円(税抜)

 

スタートアップ円定期預金の1年定期では、利息が23,900円でしたが、3ヵ月定期とあおぞら銀行を組み合わせることで、1年間で31,872円の利息が貰えます。

年間で見ると税抜で0.318%、税抜なら0.4%程度の金利になるから、これはお得だよね。
現在の株式市場は混乱気味だから、一時的に資金を非難させるにはちょうどいいね。
またあおぞら銀行は定期預金じゃないから、お金を縛られることがないのも嬉しいいよ。

 

まとめ

新生銀行では新規口座開設者を対象にしたスタートアップ円定期預金を提供しています。

内容は年利1.0%の3ヵ月定期預金と年利0.3%の1年定期預金の2種類です。

1.0%定期は預入期間が短いのがネックですが、短期間でそこそこの利息が貰えるのでお得です。

また1年程度資金を預けたい人は、スタートアップ円定期の1年定期ではなく、3ヵ月定期とあおぞら銀行BANK支店の普通預金を組み合わせると効果的です。

3ヵ月と9ヵ月で分けることで年利0.4%(税込み)定期預金と同じ効果があります。

新生銀行のスタートアップ円定期預金を利用するなら、1年定期ではなく3ヵ月定期を選択した方がお得なので覚えておいて下さいね。

 

※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。

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