株主優待を現金化する方法!売却価格の相場はどの程度か検証

優待現金化

12月は9月同様、多くの株主優待が実施される季節です。

今年も株主優待がが色々と送られてきたね。
毎年6月と12月は楽しみだよ。

株主優待を年に1回する実施する企業もあれば、年に2回する企業もあるから、12月は6月に比べて優待は少ないと思うよ。
J塾長は優待よりも配当を重視した投資をしているから、現在は株主優待銘柄の多くを売却しています。
だけど、なかには高配当なのに株主優待を実施している銘柄もあって、このような有料銘柄は売却せずに保有しています。

毎年送られてくる株主優待ですが、なかには売却により現金化できるものもあります。

本日の話題はJ塾長が実際に行っている株主優待の現金化とその相場について紹介します。

 

株主優待については「クッキーやチョコが貰える…株主優待新設&自社株消却を発表」も見てください。

 

株主優待を現金化する方法はヤフオクがメイン

これはあくまでJ塾長の方法なので、他の方はもっと効率の良い現金化をしている可能性もありますのでご承知おきください。

株主優待の現金化は「ヤフオク」をメインに利用しています。

ヤフオクには商品カテゴリーとして「金券」、「株主優待」などがあるので、このカテゴリーに株主優待券を出品して現金化しています。

ヤフオクに出品すると手間がかからずに現金化できるから便利だよね。

でも手数料や送料など…色々な経費がかかることを覚えておいて

ヤフオクで株主優待券を出品する場合、出品費用はありませんが「落札手数料」が必要です。

J塾長はYahoo!プレミアム会員なので、「落札書価格の8.8%」が落札価格から差し引かれます。

例えば株主優待券を3,000円で落札された場合は、8.8%の264円が落札手数料として支払う必要があります。

また、送料の負担は「出品者、落札者」の指定ができますが、J塾長は基本的に送料無料として出品者負担にしています。

株主優待券は基本的に郵便サイズなので費用も少額なことから、送料無料にした方が落札される確率が高まると考えています。
少しの利益を狙うより、早期に落札してもらうのが狙いです。

送料については安価な普通郵便を使っていましたが、普通郵便は配送記録等が残らず不安なので現在は「ゆうパケットポスト」を利用しています。

普通郵便とゆうパケットポストでは約90円程度送料が高くなりますが、配送トラブルの可能性が低いので使用しています。
基本、ヤフオクでの配送トラブルは面倒なので、セコイことは考えず利益率が下がっても安心を買っています。

ヤフオクにかかる経費は落札手数料と送料ですが、先ほどの例で3,000円で落札された場合を見てみましょう。

  • 落札金額  :  3,000円
  • 落札手数料 :  264円
  • 送付費用  :  175円(ゆうパケットポスト出品者負担)
  • 入金額   :  2,561円

3,000円で落札されても2,500円程度しか現金化されないんだね。
でも早く現金化されるから、仕方がないと思うよ。

そうだね。
使わない株主優待券はスピーディーに現金化できると、さまざまなことに利用できるから小さなお金を気にしないで、素早く現金化することが大事だと思っているよ。

 

株主優待券の現金化の相場を大公開

考える

基本的に株主優待券はオークションといえども相場が決まっています。

落札する人も大体の相場を知っていて、通常のオークションのように価格が釣りあげることはないよね。

そうだね。
とくに金券のような株主優待券は、相場がしっかりしているので一定金額以上の入札はないのが一般的だよ。

そこでJ塾長が現在保有している優待銘柄と過去に保有していた優待銘柄のなかから、いくつかのヤフオク落札相場を大公開します。

 

1.JAL株主優待券

日本航空(JAL)は年に2回、株主優待券として割引券を発行しています。

JAL株主優待券(割引券)の相場は、送料込みで1枚2,900円程度です。
コロナが酷い時期は1枚2,000円以下でしたが、最近は相場が上昇しています。

 

2.オートバックス株主優待券

オートバックスは株主優待としてオートバックス商品券を提供しています。

オートバックスの株主優待券はオートバックスの商品券なので、有効期限がなく人気の商品です。
落札相場は商品券価格の93%~94%程度と考えて下さい。
8,000円の商品券ならば送料込みで7,500円程度が相場です。

3.イエローハット株主優待券

イエローハットの株主優待券は、1,000円の利用毎に300円の割引きが受けられる買物券です。

使用に制約があることから、相場はイマイチです。
3000円(300円×10枚)の買物券で、相場は送料込み1,800円程度です。

4.常磐興産の株主優待券

常磐興産の株主優待は「ハワイアンズ」の入場券3枚を含む、優待券つずりになります。

ハワイアンズの入場料は大人で3,500円程度なので、入場券だけど10,500円の価値があります。

ハワイアンズの株主優待の価値は1万円をゆうに超えていますが、落札相場は送料込みで3700円~3900円程度です。
とくにコロナ禍では相場は低く、夏よりも冬の方が安くなるのが特徴ですね。

 

5.すかいらーくの株主優待券

ガストや夢庵などの使用できるすかいらーくの株主優待は、プリペイドカードなので500円単位で使用できます。

すかいらーくの株主優待は送料込みで87%~90%程度です。
出品している優待券の額面価格が高い方が、相場も上がりやすい特徴があります。

 

6.マクドナルドの株主優待券

バーガー各種、サイド、ドリンクのセット券が6枚付いた株主優待券です。

送料込みで3,800円~3,900円程度が相場ですね。
1セットあたり633円なので、高いメニューを選んだ方がお得です。

現金化できる株主優待は配当と同じ

現金化しやすい株主優待は配当と同じと考えても良いと思います。

ただし、配当利回りに計算する場合は、落札手数料と送料を差し引いた入金額で計算してください。

株主優待を現金化することで、超高配当株になることもあります。

J塾長も保有する「オートバックスセブン(9832)」は、700株の保有で半年ごとに8,000円(年間16,000円)の商品券が貰えます。(保有条件あり)

オートバックスの8,000円の商品券は7,500円程度で落札されるので、実際に入金されるのは6,600円程度です。

年2回の優待なので年間13,200円の現金化が可能です。
現在、オートバックスセブンの配当利回りは4.21%とそれだけで高水準ですが、現金化された優待を加算すると5.5%以上配当利回りになります。

もちろん、自動車用品や車検で使用するのも良いのですが、現金化すれば使用使途が増えるのでおすすめです。

 

まとめ

自分で利用できない株主優待券はヤフオク等で現金化するこも可能です。

しかし、各優待券には相場があるので、オークションだからと価格が上昇する訳ではありません。

株主優待の現金化を念頭に入れた投資は、優待券の額面金額ではなく、オークション等の落札相場を考えて投資しましょす。

落札されたら落札手数料と送料(出品者負担の場合)が必要なのを忘れないでね!

株主優待券を現金化することで配当利回りがアップし、利用範囲も広がるので積極的に活用してください。

 

※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。

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