FIRE資金を預けたい定期預金はどこ?金利ランキングを発表

銀行外観

FIRE(ファイア)生活を始めていると、急に現金が必要な事態が発生します。

たとえば住宅の修理であれば、雨漏りなどの場合、早急な修理が必要で、まとまった支払いを求められます。

また冠婚葬祭で遠方へいく場合にも旅費などの資金が必要です。

もちろんクレジットカードを持っていれば、一時的なしのぎにはなりますが、それでも不労所得を崩したり、ポートフォリオを見直たりするでしょう。

このような事態を起こさないためには、やはり一定の資産は現金で保有することが望ましく、運用資金とは別管理とした方がよいでしょう。

預金と投資のバランスについては「預金と投資の違い?不労所得におけるバランスとは?」をご覧ください。

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現金資産はどこに預ける

正直な話、現在の預金金利はす雀の涙であり、どこに預けても大差ないように感じてしまいます。

しかし、FIRE(ファイヤ)生活を目指すのであれば、少しの金利も見逃さないで、有利な条件で預けたいものです。

「それなら自宅のタンスにしまっとくわwwww」

このような考えではいつまでたってもFIRE(ファイヤ)生活を始めることはできません。

そこで現金資産を有利に預けるおすすめの銀行を、J塾長の独断でランキング紹介します。(あくまで個人的な感想なのでご了承くださいね。)

1位:あおぞら銀行は普通預金を活用

預金と言えば「定期預金」が金利が高く、「普通預金」は金利が低いのが一般的な常識です。

しかし現在では定期預金よりも普通預金の方が金利が高くなっているケースがあります。

あおぞら銀行」はネットバンクのなかでも預金金利が高いことで有名で、普通預金の金利はなんと「0.2%」です。

同じネットバンクのペイペイ銀行(旧ジャパンネット銀行)は0.001%、ソニー銀行も0.001%ですから200倍の金利差があります。

ただしあおぞら銀行は有人店舗の口座と、ネットバンク専用の「バンク支店」専用の口座があり、0.2%の普通預金金利が適用になるのは、あくまでバンク支店の口座のみです。

口座を作る際にはまちがえないように注意してください。

あおぞら銀行バンク支店の現在の金利を見てみましょう。

  • 普通預金           :0.2%
  • 6が月定期(1,000万未満)   :0.15%
  • 1年定期(1,000万未満)    :0.2%
  • 2年定期(1,000万未満)    :0.15%
  • 3年定期(1,000万未満)    :0.15%
  • 5年定期(1,000万未満)    :0.15%

(引用: あおぞら銀行BANK支店 約定金利)

このように定期預金よりも普通預金が魅力的になっており、資金の流動性が悪くなる定期を作成する必要がありません。

500万円なら年間1万円、1,000万円なら2万円の利息ですから、散らばった現金を集めてでも利用したいですね。

2位:楽天銀行残高ランクによるサービスが魅力

楽天銀行は預けている預金額によりランクが設定され、それぞれのランクでハッピープログラムによるサービスが受けられます。

  • 預金残300万円以上 ATM7回無料/月 他行振込3回無料/月 楽天ポイント3倍
  • 預金残100万円以上 ATM5回無料/月 他行振込3回無料/月 楽天ポイント3倍
  • 預金残50万円以上   ATM2回無料/月 他行振込2回無料/月 楽天ポイント2倍
  • 預金残10万円以上    ATM1回無料/月 他行振込1回無料/月 楽天ポイント1倍

(引用:楽天銀行 ハッピープログラム)

さらに楽天証券と楽天銀行を口座連携させるマネーブリッジを利用すると、普通預金の金利が0.1%にアップします。

あおぞら証券よりも金利は低くなりますが、0.1%も高金利なので毎月他行への振り込みが多い人は、振込手数料と加味して考えてください。

3位:定期ならオリックス銀行

2週間満期の定期預金で人気だったオリックス銀行ですが、現在の2週間定期預金の金利は「0.07%」と微妙な水準です(一般的な定期預金よりは高い)

微妙な高金利である0.07%では、あおぞら銀行や楽天銀行には及ばず、苦戦を強いられているようです。

しかしオリックス銀行の魅力は短期的な預金ではなく、3年~5年定期にあり、3年では0.2%、5年では0.23%の高金利を実現させています。(現在はスーパー定期100、300、500すべて同じ金利)

  • 1年(スーパー定期)   0.12%
  • 2年(スーパー定期)   0.15%
  • 3年(スーパー定期)   0.20%
  • 5年(スーパー定期)   0.23%

(引用:オリックス銀行 eダイレクト定期預金)

多くの銀行では経済の先が見えない状況なので、固定金利での定期預金には消極的な金利しか設定していません。

しかしオリックス銀行は長期的な定期預金に魅力的な金利を設定しており、一定期間使用しない現金資産がある場合は検討してもよいでしょう。

また長期的な定期であっても中途解約も可能であり、非常時にはオンラインで現金化できます。(ただし利息に対して中途解約利率が適用)

たとえば500万円の資金を5年定期で預ける場合、500万円単位ではなく、100万円を5本に分割して定期を作成した方が、必要な額のみ解約できて便利です。

あおぞら銀行バンク支店の定期預金は5年で0.15%なので、定期預金ならオリックスが有利だと思います。

ペイオフを考慮した預金を心がける

ペイオフについては明日のブログで解説しますが、ペイオフの上限である1,000万円はFIRE(ファイア)資金を預ける上で、頭に入れるべき数字です。

バブルがはじけてリーマンショックへの続いた時代には

「金利が高い = やばい銀行」

でした。😱

現在ではこのようなことはありませんが、コロナ禍において銀行の経営も内情が見えなくなっています。

FIRE(ファイヤ)の不労所得は安全なことが第一ですから、ペイオフの上限を守ることも必要かもしれません。

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