エーザイのアルツハイマー治療薬が迅速承認!株価爆上げか?

エーザイ

米国の「食品衣料品局(FDA)」が、日本の医薬品大手「エーザイ(4523)」と米医薬品メーカーが共同開発した認知症治療薬を迅速承認したことが分かりました。

世界中で問題となっている認知症の治療薬は夢の薬だから、実用されればエーザイにとっては大きな利益になるよね。

今回の報道は米国時間1月6日に行われたFDAの発表がきっかけです。
連休明けの東京株式市場ではエーザイ株が注目されるのは間違いないでしょう。

本日のブログは米国FDAが迅速承認した認知症治療薬と、開発メーカーである「エーザイ(4523)」の投資について考えます。

 

エーザイの新薬開発と米国での承認申請についての話題は「アルツハイマー新薬が完成!来年中にも承認か?エーザイ爆上へ」を見てください。

 

米国でアルツハイマー治療薬「レカネマブ」の承認が決定

今回、米国FDAで承認された治療薬は、「レカネマブ」と呼ばれる「アルツハイマー型認知症の治療薬」です。

アルツハイマー病は認知症の7割~8割を占めているから、レカネマブは認知症で苦しむ多くの人を救うよね。
この薬でアルツハイマーは治るの?

以前書いた記事でも説明したけど、米国での治験の有効性は27%だよ。
つまり、レカネマブを投与した患者の27%程度に効果が見られたと言うことだね。

27%をどのように捉えるかは難しけど、これは大きな進歩だと思う。

レカネマブの効果につては過去ブログを見てください。

 

エーザイの株価はどうなる?

エーザイチャート
参照:Yahoo!ファイナンス

今回米国で承認を受けたレカネマブは昨年2022年8月に有効性の確認を発表、翌月9月に承認申請をFDAに提出しています。

2022年9月28日のエーザイ株価はストップ高、翌日の9月29日も連続のストップ高だったよ。
株価は5,784円から7,704円まで急上昇したから、2日間で1,920円の上昇、33%高だね。
さらに2022年12月5日には10,050円の年初来高値を付けているよ。

しかし、2022年12月5日をピークに株価は下落に向かい、2023年1月6日はピークから約2,000円下落した8,100円水準です。

2022年中の承認を期待していた部分と、円高、さらに日銀の利上げ等の影響があったと想像します。

今回の承認のニュースは日本の3連休(1月7日~1月9日)のタイミングで出ているので、連休明けの1月10日にはエーザイ株に注目が集まるのは間違いないと思います。

 

株価は1万円を目指す展開に…

J塾長の個人的な感想としては、エーザイの株価はまずは1株10,000円を目指す展開になると予想しています。

この薬は世界中で使用されるから、エーザイの業績を押し上げるのは間違いないね。

実は日本やヨーロッパでも2023年3月までに、レカネマブの承認申請を行うことが発表されており、日本でも2023年中の承認が期待されているよ。

また米国、ヨーロッパ、日本だけでなく、中国当局に対してもデータの提出を始めているとの報道もあります。

世界中のアルツハイマー患者数は5,500万人と言われており、2050年には1億3,900万人まで増加すると予想されています。

とくに人口が多い中国での売上が、エーザイの業績拡大につながるでしょう。

エーザイの株価については、まずは12月5日のピークである1株10,000円を目指す展開になると予想します。

さらに日本やヨーロッパの承認申請がスケジュール通り進むことで、2023年夏から秋には2021年6月の高値である12,000円を目指すと考えています。

まとめ

エーザイが共同開発したアルツハイマー治療薬「レカネマブ」が、米FDAから迅速承認されたと発表されました。

エーザイは米国以外に日本やヨーロッパにおいても、2023年3月までに承認申請を行うとしています。

米国で承認されたことから、日本やヨーロッパでも問題なく承認される見通しです。
「先に日本で承認しろよ」って言いたいくらいですね。

エーザイの株価は治験の終了と米国における承認申請を出した時点で大幅に上昇していましたが、2022年12月に入り下落しています。

理由は2022年末までに承認が下りるとの憶測が外れたことや、日銀の利上げ、為替の影響などが考えられます。

今回の迅速承認のニュースは日本の連休と重なっており、株価の影響は2023年1月10日以降になります。

J塾長の予想ではまずは安心感から10,000円を目指す展開となり、3月までに予定されている日本、ヨーロッパ、さらに中国の動向により12,000円を目指す展開になるのではないでしょうか?

将来的に業績拡大が期待できる材料なので、ここからの買いもありだと思いますが、中国での販売が鍵だと思います。

もしかしたら日本、ヨーロッパの承認の前に中国での販売が始まるかもしれません。

J塾長はエーザイ株を保有していますが、高配当でなくなったことから、大部分を売却しており、現在は1単位しか持っていません。(残念!)
それでもグッドニュースは嬉しいですね。

期待しています…エーザイさん!

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