日本航空(JAL)日経平均に採用決定!株価は爆謄するか?

JAL日経平均採用

2023年3月3日、日本経済新聞社は「日経平均株価の銘柄入れ替え」を発表しました。

日経平均って選定された225銘柄の平均株価のことだよね。
入れ替えってなに?

日経平均に採用されるには基準が定められているから、毎年見直しをおこない企業の入れ替えを実施しています。(年2回)
先日は今年春の入れ替えが発表され、あらたに「日本航空(JAL)」を含めた3銘柄が採用されました。

本日の話題は2023年春の日経平均の入れ替えと、新たに採用された「日本航空(9201)」の株価について紹介します。

 

日本航空の過去の業績については「JAL赤字決算でも需要拡大で急回復予想…投資タイミングは?」を見てください。

 

日本航空が日経平均に採用決定

日本経済新聞社が日経平均株価の構成銘柄の入れ替えを発表し、3銘柄を採用、3銘柄を除外しました。

 

  • 採用銘柄  :  オリエンタルランド、ルネサスエレクトロニクス、日本航空
  • 除外銘柄  :  東洋紡、日本軽金属HD、東邦亜鉛

 

そうかぁ
新しく採用される銘柄もあるけど、反対に日経平均から外される銘柄もあるんだ。
外された会社はショックだよね?

そうだね。
日経平均は東証プライム市場の225銘柄で構成されているから、そこから外されると企業としての印象が悪くなるよね。
また印象だけでなく株価にも大きな影響が出る可能性があります。

今回の入れ替えでは新たに3銘柄が入りましたが、なかでもJ塾長が注目してるのは「日本航空(JAL)」です。

JALはコロナ禍において業績が悪化していましたが、今期である2023年3月期は3期ぶりの黒字に転換する見込みです。

コロナも5類に変更になるから、観光自粛も薄れているよ。
これからは海外旅行やビジネスで航空会社も需要が増えるはず。

そうだね。
そして今回の日経平均への組み入れは、JALの株価をさらに上げる起爆剤になるかもしれないんだよ。

 

日経平均の入れ替えで株価が変動する

日経平均への入れ替えは企業の株価を考える上で重要な要素だと言えます。

一般的に「日経平均に入ると株価は上がり、除外されると株価は下がる」と言われています。
その理由を簡単に説明するね。

金融商品のなかには日経平均と連動した動きをするファンドが数多くあります。

インデックスファンドのことだね。

インデックスとは株価や一定の指数を表すことばで、日経平均株価もインデックスの一種です。
インデックスファンドは「一定の株価指数と同じ動きをするように作られた金融商品(投資信託等)」のことです。

例えば日経平均に連動するインデックスファンドでは、日本経済新聞社が選定した日経平均銘柄225社を同じ割合で保有します。

そうすることで日経平均インデックスファンドは、日経平均株価の値動きと連動した金融商品になります。

つまり、日経平均に採用されることは、日経平均に連動した多くのインデックファンドからの買いが集まること意味しており、それにより株価の上昇が期待できます。

じゃぁ反対に場外される銘柄は、各インデックスファンドからの売りが出て株価が下がるの?

一概には言えないけど、基本的な動きはその通りだね。

 

発表前に株価の変動が出ることも

基本的に日経平均への組み入れはポジティブな情報で、除外はネガティブな情報と受け取られます。

そのため日本経済新聞社が正式な発表を行う前に情報が洩れると、インサイダー的な取引も可能です。

事前にわかっていれば、採用銘柄を先に買っていれば儲けられるからね。

日本経済新聞社は正式発表までは組み換え銘柄についての情報は出さないけど、なんとなく市場では噂が出ることも珍しくありません。
また証券会社が予想を発表することもあるので、これを参考にすることもあるね。

実は今回のオリエンタルランドやJALも前から採用されると予想されていた銘柄です。
とくにオリエンタルランドは株式分割を発表したことで、発行株式数が増加し流動性が上昇することで日経平均への組み入れが決まったものと予想します。

また予想されていた銘柄のなかには、正式発表を待たずに株価が上昇する銘柄も出てきます。

そして採用が見送られると一気に株価が下がるので、期待買いはほどほどにした方が良いですね。(笑)

 

日本航空(JAL)の株価は?

JALチャート
参照:Yahoo!ファイナンス

日経平均への採用が決まったJALの株価は、週明けの3月6日には約1%程度の上昇となりました。

株価は昼の時点で2,591円と大きな上昇は見せていません。

日経平均への採用もあり株価は上昇していますが、下方修正の影響からか上げは1%を満たない状況です。

JALの採用は事前予想されていたので、はやり弱い印象を受けます。

JALは2023年3月期の3Qにおいて、大幅な下方修正を発表しており、それから株価はさえない状況が続いています。
しかし、黒字転換は間違いない状況なので、ここからの業績に期待したいところですね。

同じく採用されたルネサスエレクトロニクスは3.3%程度の上昇だよ。
やはり採用を予想されていたJALのインパクトは弱かったかな?

しかし、コロナの5類への変更、マスク規制の軽減など、JALにとっては追い風になる環境がそろってきていることから、長期的には日経平均の採用をターニングポイントとして上昇すると考えます。

また実際の入れ替えは。2023年4月3日からの算出になります。
だから本格的な動きは4月に入ってからだと思ってください。

 

まとめ

日本経済新聞社が日経平均銘柄の入れ替えを発表し、JALやオリエンタルランド、ルネサスエレクトロニクスの3銘柄が正式に採用されました。

日経平均に採用されることで、ファンドの買いも集まることから株価は上昇します。
反対に除外されると株価が下落する要因です。

JALはコロナ禍で業績が悪化していましたが、今期は3期ぶりの黒字を予想しています。

ただし今期の3Q決算において下方修正をしています。

マスク規制などが緩和され旅行需要も増加傾向にあることから、JALの株価も日経平均への採用をきっかけに強い上昇を期待したいですね。

J塾長も古くから保有すしており、今回の採用は大きな期待を持ちました。
がんばれJAL!

 

※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。