住信SBIネット銀行が上場!厳しい初値に楽天銀行も戦々恐々

いよいよ東証スタンダード市場に「住信SBIネット銀行(7163)」が上場を果たしました。

去年IPOする予定だったから1年の遅れだよね。

住信SBIネット銀行は当初プライム市場への上場予定でしたが、コロナの影響でスタンダード市場へ変更しています。
スタンダード市場としては超大型IPOなので、需要の悪化による「売出価格割れ」が心配されていました。

本日のブログは「住信SBIネット銀行(7163)」の上場と、2023年4月21日予定の「楽天銀行」の上場に与える影響について考えます。

 

住信SBIネット銀行のIPOの話題は「住信SBIネット銀行が1年遅れでIPO!楽天Gへの影響は?」、「楽天銀行がプライム市場へ上場決定!ジャンク債との関係は?」を見てください。

 

住信SBIネット銀行の初値は予想通りの展開に

2023年3月29日に「住信SBIネット銀行(7163)」が東証スタンダード市場へ上場しましたが、気になる初値は「1,222円」と売出価格の「1,200円」と同水準のスタートでした。

初値が1,222円でしたが一時「1,172円」と売出し価格を下回り、終値は「1,205円」と微妙な価格で終了しました。

IPO時の売り出し価格が1,200円だから、結局5円しか上がらなかったの?
なかなか渋い展開だね。

金融不安の問題もあったけど、3月29日の日経平均的は365円高と好調でした。
はやり、発行数が大きかったのが需要に影響している可能性がありますね。
簡単に言うと「人気がイマイチだった」と推測します。

予定通り昨年IPOしていれば、もっと高い値が付いたと思いますね。

J塾長はネタ的に住信SBIネット銀行のブックブルディングへ参加しましたが、相変わらず落選しており購入していません。

結果的には買わなくてよかったですね。

 

楽天銀行のIPOに悪影響が出るかも

厳しい

2023年4月21に楽天銀行が東証プライム市場へ上場を予定していますが、今回の住信SBIネット銀行の初値を受けて、厳しい意見を耳にします。

楽天銀行も1,000億円規模の大型IPOだよね。
でもプライム市場だから需要はそこそこあるのかな?

現実的には需要は市場の差ではなく、企業の人気(業績、将来性)だと思うよ。
SBIグループは銀行だけでなく、証券会社も業績好調で、上場前日にはSBIグループの証券口座が1,000万口座を達成したとの発表もありました。

グループとして業績好調をアピールしたにも関わらず初値が渋かったことは、楽天銀行にとても悪影響を与えるのではないでしょうか?

楽天グループの赤字は凄いことになっているからねぇ。

楽天銀行のブックブルディングは2023年4月5日からで、公開価格(売出価格)が決まるのは4月13日の予定です。

現在の予想では仮条件価格が1,630~1,960円、売出価格の予想が1,800円程度です。

楽天銀行単体は業績もよく、2,000円以上の値がついてもおかしくはありませんが、親会社である楽天グループの巨額赤字が重しになるので、売出価格を下回る可能性が高いと感じました。
さらに今回の住信SBIネット銀行の値動きを見ると、やはりネットバンクに対する需要が悪い印象も受けますね。
そもそも大型IPOに対する需要が少ないと感じています。

じゃあ、楽天銀行のIPOには気を付けなきゃダメなんだ。

仮に売出価格が1,800円だとして、初値で1,500円以下になる可能性もあるかな…と。
あくまで予想だけど。

 

まとめ

今回の住信SBIネット銀行のIPOを見て、はやり楽天銀行のブックブルディングの参加は見送ることを決断しました。

もともと参加しないって言ってたよね。

まあ、そうだけど…(笑)
この結果を受けて、楽天銀行IPOの参加を止める投資家も多いと思うよ。
なんとなく嫌な感じを受けるよね。

やっぱり売出価格割れになるかな?

売出価格が決定していないので、わからないけどヤバそうな雰囲気がマイマシだね。

 

※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。

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