6%超の高配当株が3000円の大台へ!JT爆上げ間近か?

GW明けの5月8日の株式市場で「JT(2914)」が年初来高値を更新しました。

JTって日本たばこだよね。
最近は色々あって業績も苦戦していた印象があるよ。
ウクライナ紛争の影響によるロシアビジネスの苦境もあったし…

色々あったJTですが、ここに来て年初来高値を更新、2018年以来に1株が3,000円を突破しました。

本日はFIRE銘柄として長期保有している人も多いJTの今後を考えます。

 

JTの優待廃止についての話題は「JT(日本たばこ)最後の株主優待が到着!優待廃止が増加の訳」も見て下さい。

 

JTの第一四半期決算は増収増益

JTが2023年12月期第一四半期決算(2023年1月~3月)を発表し、増収増益だったことが分かりました。

 

  • 売上    :  6,652.7億円(前年同期比14.4%増)
  • 経常利益  :  1,831.4億円(前年同期比4.8%増)
  • 純利益   :  1,446.8億円(前年同期比16.5%増)

JTは12月が本決算だから、今回の決算は1Qだよね。
スタートとしてはなかなか良い決算だったと思うよ。

JTの好決算は英国やロシアでのたばこの値上げ効果や、円安効果が要因だと言われていますね。
さらに海外旅行の復活などによる免税店の売上増も大きいらしいよ。

1Qの決算発表によりGW明けのJT株は上昇する展開になっています。

 

JT株の株価は本格的な上昇を開始?

2023年12月期のJTの業績予測は、通期で4,400億円の純利益を予想しています。

1Qの純利益は1,446億円だから、進捗率は32.8%になるね。
1Qの5年平均が30%だから、若干上回る数字だよ。

JTはネガティブな要因が多かったので、株価も低迷していましたが、今回の発表を受けて株価も上昇しています。
5月8日には2018年の秋以降となる、1株3,000円を回復しました。
3,000円を抜けると3,600円~3,700円を目標に上昇する可能性がありますが、チャートと言うよりは業績重視で判断したいですね。

J塾長の予想ではコロナ明けによる効果により、まずは北米、ヨーロッパを中心に回復すると思います。

とくに円安効果だけでなく値上げが順調に受け入れられているようなので、そこも業績を後押ししているうように感じます。

また決算短信ではウクライナ情勢の影響については、ロシア市場においても「営業継続を前提」としています。

場合によってはロシア事業の分離も検討しているようです。
とりあえず現状では大きな脅威にはなっていないようですね。

配当利回りは6%超の優良株と見るか?

JTの配当利回りは現在6.2%水準と、トップクラスの高配当銘柄です。

PERは12.08倍、PBRも1.52倍だから、割安感もある優良株だよ。

JTの配当性向は75%もあるから、株主還元には積極的な会社だ。
2021年度に連続増配は止めてたけど、それでも高配当は変わりません。

JTは2023年の発送を最後に株主優待制度を廃止しており、これからは配当による還元を中心としています。

最後の優待はカップラーメンとパックご飯のセットだったよ。

JTの配当性向が70%を超えていることが気になりますが、株主優待の廃止などで還元にかかる経費削減も実施しているので、大きな問題にはならないと思います。

現状では配当利回りが6%を超えていますが、株価上昇により利回りも下がるので、投資を考えている人は早めに判断した方が良いでしょう。

J塾長はJT株を昔から保有しており、最近の株価上昇は嬉しい限りです。
優待廃止を残念に思う人もいますが、最近の優待品は内容がイマイチだったので、配当重視の方が嬉しいですね。

また海外からの投資家を集める上でも株主優待を廃止して、配当重視にする方針は正しいと思います。

長期保有銘柄としてたびたび注目されているJTですが、いよいよ本格的な買場が来ている可能性があります。

興味のある人はしっかりと業績を確認して判断してください。

 

※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。

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