株式投資⑪初心者向けチャート分析!上昇/下降トレンドの見方

チャートのイメージ

FIRE(ファイヤ)用の不労所得に組み込む株式を探すのは投資初心者にとって難しい作業です。

このブログでも優良な高配当株を探す方法として、PER、PBR、ROE、ROAなどの指標をみたり、経常利益や配当利回りなどを比較したりする方法を紹介してきました。(株式の見つけ方は「株式投資④PER(株価収益率)による高配当株の見つけ方」などを参照ください。)

各指標により株式の評価をすることは重要な作業ですが、同時に確認したいことがあります。

それが「株価チャート」による「トレンドの確認」です。

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株価チャートでこれからの株価の推移を予想する

株価チャート

インターネットの株式情報サイトや各証券会社には、株式ごとに株価チャートと呼ばれるグラフが掲載されています。

株価チャート(チャート)は、株価の動きを把握するために利用されるグラフで、おもに「ローソク足」と呼ばれる「陽線」と「陰線」の2つで作られています。

陽線

白抜きのローソクで表されている陽線は、株価が上昇したことを表し、下辺は始値、上辺は終値を示します。(チャートによりローソクの色は変わります。)

また上下に付いた髭みたいな線は、上は高値、下は安値を示します。

陰線

黒塗りのローソクで表されている陰線は、株価が下落したことを表し下辺は終値、上辺は始値を示します。(陽線と逆、チャートにより色は変わります。)

また上下に付いた髭みたいな線は、上は高値、下は安値を示します。(陽線と同じ)

株価チャートでトレンドを確認する

株式投資の初心者にとって株価チャートの見方は難しいイメージがありますが、まずは現状の「株価の流れ(株価トレンド)」を把握することを目的として使用しましょう。

株価トレンド」とは株価の動きでり、方向を意味する言葉です。

つまり株式投資においてのトレンドとは「株価がどのように動くか?」であり、一定のスパン(期間)で株価が「上昇するか?」、「下降するか?」を見極めるものです。

購入したい株式があっても、チャートが下降トレンドであれば、購入しても株価が下落して損失がでます。

指標を確認して不労所得として購入する場合、上昇トレンドにあることを確認しないと、購入後から株価は下落します。

「エッ~wwwww 買ったばっかりなのに株価が下がってるぅ」😰

せっかく株式を購入してもその瞬間から下落しては、精神的にもよくないですよね。

そうならないためには上昇トレンドを確認した上で購入することが大切です。

上昇トレンドの見方

株価チャートの見方は奥が深く、J塾長も日々勉強しながら理解に努めています。

このブログはあくまで株式投資初心者の内容に特化しているので、かんたんなチャートのトレンドの見方を説明します。

上に出ているチャートは、日経平均株価の日足チャートです。

日足とはローソクが1日を示すチャートで、一日の値動きを一つのローソクで表しています。

1つのローソクは一定の期間を示しており、月足、週足、日足、1時間足、5分足などチャートにより、設定することができます。

このチャートでは赤色が陽線、青色が陰線なので、赤いローソクの日は日経平均株価が上昇、青色の日は下落したと考えてください。

このチャートでは株価がスイングしながら上昇しているのがわかります。

このようにスイングごとに下値を切り上げながら上昇している状態が「上昇トレンド」です。

各スイングの下値にラインを引くことで見やすく、トレンドの流れを把握できます。

下降トレンドの見方

下降トレンドチャート

このチャートでは株価がスイングしながら下落しているのがわかります。

このようにスイングごとに上値を切り下げながら下落している状態が「下降トレンド」です。

各スイングの上値にラインを引くことで見やすく、下降トレンドの流れを把握できます。

投資初心者は大まかな流れを把握

上昇トレンドは「下値を切り上げながら株価が上昇している状態」で、下降トレンドは「上値を切り下げながら株価が下降している状態」だと思ってください。

ただしトレンドの見方は色々とありますので、今回紹介した見方はあくまでそのなかの一つであることも覚えておいてください。

チャートを見ることで投資対象の株式がどのようなトレンドにあるかを把握し、どの時点で購入するかがわかります。

理想は「下降トレンドから上昇トレンドに切り替わったタイミング」ですが、なかなかそれを見定めるのは難しい作業です。

株式投資初心者の人は、まずはトレンドの状態を確認して、なるべく上昇トレンドにある株式を購入するようにしてください。

また不労所得目的の長期投資のケースでは、日足などの短期チャートではなく、週足、月足などの長期チャートで判断することも大切です。

チャートは奥が深いのでまた少しづつ紹介しますね。

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