不労所得の生活①住宅にかかる費用
FIRE(ファイア)を簡単に実現させるには生活費を少なくすることが確実です。
生活費を小さくすることで、FIRE(ファイア)に必要な収入も減ることから、実現も早まるでしょう。
そこで住宅にかかる費用を考えてみましょう。
まず賃貸物件では毎月の家賃が必要です。
2人暮らしなら最低でも1LDKが必要なので、東京では毎月10万円以上の費用がかかります。
また持ち家であってもローン負担があったり、固定資産税や火災保険だったりの負担が発生するので、これも大きな費用ですね。
つまり賃貸であっても住宅に関する費用はFIRE(ファイア)生活の大きな障壁になるのです。
FIRE(ファイア)を目指すなら住むエリアが大切
それでは住宅にかかる費用を少なくするにはどうすればよいのでしょうか?
その答えは”住むエリア”にあります。
つまりFIRE(ファイア)を目標と掲げたなら、なるべく不動産価格の安い地方エリアに移住することを考えてください。
現在、東京などの首都圏や一部の都市圏以外の地方では、新築アパートの乱立により家賃価格が崩壊しています。
これはあの有名なアパート建築会社が建てまくったせいで、新築アパートが乱立し価格破壊を起こしているのが理由です。
築5年くらいのアパートがびっくりするくらいの家賃で提供されおり、さらに築年数が古いともうボーナス価格ですね。
またそのようなエリアでは一戸建ての中古物件も格安で販売されている例があり、なかには数百万円で購入できる物件も珍しくありません。
さらに田舎の賃貸では家賃が1万円台のものもあり、FIRE(ファイヤ)を始めるにはうってつけの物件とも言えます。
憧れのリタイヤ生活の始まりはダウンサイジングから
J塾長は生活の節目で住宅を変えてきました。
たとえば子供が学生の間は、比較的大きな2階建ての住宅に住んでおり、毎年かかる費用もそれなりでした。
しかし子供が巣立った時点で、その家を売却し、リタイヤ生活を送るために北海道の別荘地に中古のログハウスを購入したのです。
築6年のホンカログの平屋で、たしか価格は1400万円程度だったでしょうか。
田舎の別荘地なので土地は250坪ありますが、ほとんどが林なので価値はありません。
固定資産税も数万円です。
部屋数も2LDKで夫婦で済むにはちょうどよく、平屋なので管理もらくでした。
そして5年後、生活の不便さの疲れと関東が懐かしくなり、戻ることに…。
ログハウスを1100万円で売却し、その資金で北関東エリアに小さな住宅を新築したのですね。
土地代はなんと200万円(公売物件:上下水付)で建築費が900万円、知り合いの大工さんだったので破格で作って貰いました。
つまり、築11年のログハウスを売却して、北関東に新築の平屋を手に入れたのです。(まあ土地は250坪から50坪に減りましたけど)
自分の資産を減らさずに新しい家を手に入れたのですから、住み替えとしては文句なしです。
私の住宅事情はこのように”ダウンサイジング”です。
ダウンサイジングすることで余分な固定費をかけずに、FIRE(ファイア)資金を抑えることができます。
さらに庭の清掃や家の掃除も楽になり、その時間を投資の勉強やライティングに回せるのも助かりました。
この話のポイント
ここで注目してほしいのが1400万円で購入したログハウスを5年後に1100万円で売却したこと。
単純に考えると300万円の損失を5年で被ったことになりますが、私はそうは考えませんでした。
その時点で1100万円で購入する人がいるのなら、1100万円で住める家を考える方が資産を減らさずに住み替えができると考えたのです。
大工さんの協力もあり、売却した費用のみで新築を手に入れ、広さもかわりません。
また自己資金を減らさなかったので、FIRE(ファイア)生活に悪影響を与えることもありません。
5年で300万円の損失でしたが、中古住宅の価値など”絵に描いた餅”。
新築と交換と思えば結果は同じですよね。
一度お金から物(持ち家など)に変えたら、あてにならない評価価格ではなく、実際の利用価値で判断することがダウンサイジングで大切かもしれません。
住宅の費用は固定費…だから抑えたい
住宅の費用は固定費で賃貸であっても持ち家であっても、毎年必要になります。
不労所得による潤沢なFIRE(ファイア)資金があれば問題ありませんが、ぎいりぎりでFIRE(ファイヤ)生活を始めたいと考えている人は、住宅費用をまず安くすることを考えてください。
ダウンサイジングを実現させるためにFIRE(ファイア)資金を減らしては、ダウンサイジングの意味がありません。
そのためには移住も視野に入れて計画することが大切です。