株主優待株で人気のイオン!純利益の黒字転換で株価は?
日本を代表するGMS(総合スーパー)を展開する「イオン(8267)」が、2022年2月期の本決算を発表しました。
コロナで苦しんだ昨年は純利益も710億円の赤字と最悪でしたが、2022年2月期は黒字転換を達成し消費活動が活発化していることを表しています。
イオンは株主優待でも人気なんだよね。
イオンは商品券や割引券ではなく、イオンで利用した金額の数%をキャッシュバックする優待を実施しており、これを利用するとちょっとしたボーナス気分が味わえます。
本日にブログは2022年4月8日に発表した「イオン(8267)」の決算から、FIRE銘柄として注目すべきが考えます。
株主優待株については「株主優待新設で利回り10%超!AB&Companyの投資は」なども見て下さい。
イオンの株主優待はキャッシュバックだから高利回り
イオンの株主優待制度は保有する株式数により定められた割合でキャッシュバックが受けられます。
イオン系列で買い物した金額の3%~7%がキャッシュバックされるんだよね。
100株保有では3%ですが、3,000株保有ではなんと7%もキャッシュバックされるよ。
イオンの優待内容
- 100株~ : 3%キャッシュバック
- 500株~ : 4%キャッシュバック
- 1,000株~ : 5%キャッシュバック
- 3,000株~ : 7%キャッシュバック
イオンの株主優待は半年単位で清算され、半年の上限は100万円、年間で200万円までの買物金額が対象です。
つまり100株ホルダーなら、半年で最大3万円、年間で最大6万円ののキャッシュバック。
3,000株ホルダーなら、半年で最大7万円、年間で最大14万円が受けられます。
株主にはあらかじめオーナーズカードが送られて来るので、イオン各店でレジ清算する前に提示します。
またオートレジでは画面のオーナーズカードのアイコンをタッチしてスワイプさせます。
年2回5月ごろと11月ごろにキャッシュバックのチケット送られてくるよ。
キャッシュバックはイオンから送られてくるキャッシュバックチケットを、イオンのカスタマセンターに提示してお金を受け取ります。
100株ホルダーは3%キャッシュバックですが、月に4万円をイオンで利用すると年間で48万円の買物となりキャッシュバックは年間14,400円です。
イオンの株価は2,563円(4月8日)なので、優待利回りは5.61%にもなります。
普段の食料品などは必需品なので、それをイオンに集約するだけで高利回りでキャッシュバックを受けることが可能です。
FIRE(ファイア)生活では少しでも生活費を抑えることで、遊びなどに回す資金に余裕が出ます。
イオンの株主優待は食料品などの普段必要なものをイオン系列で購入するだけで、お金が戻って来る嬉しい優待です。
FIRE(ファイア)生活にピッタリの優待だと思います。
J塾長はもう十年以上利用しています。
イオンの決算で純利益の黒字転換
イオンが2022年4月8日に2022年2月期の本決算を発表しました。
2021年2月期はコロナの影響で時短もあり、710億円の赤字だったんだよね。
スーパーは儲かっていたイメージがあったからビックリしたよ。
買い占めなどもあったから地域的なスーパーマーケットは業績が上がりましたが、イオンはイオンモールなどの大型店が多いので業績は良くなかったですね。
しかし、2022年2月期は純利益で黒字転換を達成しました。
2022年2月期決算内容
- 営業収益(売上) : 8兆7,159億円(前期8兆6,039億円)
- 経常利益 : 1,670億円(前期1,388億円)
- 純利益 : 65億円(前期△710億円)
また今期である2023年2月期の見通しは、コロナ以前に回復することを予想しています。
2023年2月期業績予想
- 営業収益(売上) : 9兆円
- 経常利益 : 2,000~2,100億円
- 純利益 : 250~300億円
配当は36円を維持
決算と同時に発表した配当は1株あたり36円と前年と同水準でした。
黒転したのに増配なしか~
昨年は赤字でも配当が出たので、それはよしとしたいですね。
36円ですから配当利回りは1.4%ですね。
イオンの総合利回りは凄かった
総合利回りを教えてよ。
【ケース1】100株所有の株主が毎月イオン系列で3万円の買物をした場合
半年の買物総額が18万円なので3%キャッシュバックが5,400円です。
年間で10,800円のキャッシュバックなので優待利回りは4.21%。
さらに配当利回りを加えると総合利回りは5.61%です。
【ケース2】1,000株所有の株主が毎月イオン系列で5万円の買物をした場合
半年買物総額が30万円なので5%キャッシュバックが15,000円です。
年間で30,000円のキャッシュバックなので優待利回りは驚異の11.70%。
さらに配当利回りを加えると総合利回りは13.10%です。
保有する株式数でキャッシュバックに違いが出るので利回りにも大きな違いが出てきます。
ただしイオン株の購入には100株で約25万円、500株で約128万円、1,000株で約256万円、3,000株で769万円も必要です。
またイオンのヘビーユーザーであってもキャッシュバックの上限が半年100万円までなので、投資金額は生活スタイルを考慮して優待り利回りを考えて決めてください。
アフターコロナでGMS(総合スーパー)に注目
セブン&アイ・ホールディングスの決算も公表され大幅増収により、営業収益においてイオンに僅差で勝利しています。
GMS(総合スーパー)が元気になってきたイメージをうけるよ。
イオンもセブンも2023年2月期は増収増益を予想しているので、このままコロナが終息に向かえば株価も期待できますね。
今年は)GMSに注目したいと考えています。
FIRE(ファイア)で生活費を節約するなら、買物をイオンに集中させてキャッシュバックを受ける方法が効果的です。
チャート的も下落トレンドの状況でしたが、長い陰線が目立ってきたので上昇に転じる可能性も高いと考えます。
FIRE(ファイア)銘柄として注目ですね
ちなみにJ塾長は100株ホルダーです。(笑)
※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。