FIREにおける未公開株投資のメリット!買い方と注意点も
昨日のブログでは未公開株投資への勧誘や購入するにあたり、確認したいポイントなどを紹介しました。
本日のブログでは未公開株のメリットや買い方などについてお話しします。
未公開株投資の勧誘などについては「FIREで未公開株は使える?未公開株の勧誘について」をご覧ください。
未公開株最大のメリットは大きな利益が期待
先日のブログでJ塾長は未公開株投資を推奨しないと書きましたが、実は過去に未公開株で大儲けをした経験があります。
それって矛盾してるよ!
何を買ったの?
実は未公開株でもJ塾長が購入したのは「社員持ち株会」を利用した、給与天引きによる積立購入です。
会社によっては社員持ち株会を作り、社員に対して自社の株式(未公開株)を取得させる制度を作っています。
J塾長が若いころ働いていた企業にも社員持ち株会があり、毎月25,000円を給与天引きで支払っていました。
その会社は現在では超有名な通信会社で、J塾長は持株会設立から積立購入をはじめ、6年程度経った頃に株式が上場されました。
どのくらい利益が出たの?
上場した結果、株価は10倍以上になり、総額で2,000万円程度の価値に飛び上がりました。
実質的には1,800万円以上の利益ですね。
当時の社員の多くが持株会に入っており、とくに設立当初から入っている社員は一気に2,000万円ものお金が手に入ったわけです。
しかし、会社からは住宅購入などの理由がないかぎり、株の売却は控えるようにとのお達しもあり、J塾長も脱サラするまで売却せずに保有していました。
このように未公開株最大のメリットは上場することで数倍から数十倍の利益が出ることで、未公開株の取得費用が安ければ安いほど利益幅が大きくなります。
未公開株を購入して上場すればFIREも早期に実現するかも!
未公開株には値動きがない
株式市場に上場している株式は、毎日の取引状況により値上りしたり値下がりしたりを繰り返しています。
そのような状況に株主は一喜一憂して、ときには夜も眠れないこともあるでしょう。
しかし未公開株は上場していないことから、一般市場における取引はおこなわれず、株価が変度することもありません。
そっかぁ
未公開株は上場されていないから、株に値段がつかないんだね?
そうです。
自分が取得した価格が上場するまで固定されるイメージですね。
ただし会社との相談で取得する未公開株は、購入する人によって値段に違いが出ることもありますのそこは覚えておきましょう。
未公開株は流動性がない
未公開株は上場株式と違い株式市場での売買ができないことから、流動性が悪く急な資金調達には利用できない可能性があります。
未公開株を売却するにはどうすればいいの?
株式市場で売買できない以上、買ってくれる人を探すか、発行企業に買い戻してもうあうかを検討するしかありません。
しかし株式によっては第三者への譲渡(売却)を禁止している場合もあり、そのような株式は売却できません。
さらに未公開株を発行した会社に買取請求しても、応じて貰えなかったり、時間がかかったりすることが多いようです。
未公開株は投資資産ではありますが、流動性や換金性はべらぼうに悪いと考えてください。
その上で投資するのなら、使用計画のない余裕資金の範囲内で検討しましょう。
未公開株の購入方法
未公開株の購入方法は大きく3つです。
- 知人・友人・親戚等からの勧め
- 証券会社の営業からの勧誘
- クラウドファンディングによる投資
知人・友人・親戚等からの勧めによる購入
未公開株の購入方法は、昨日のブログでも紹介したような知り合いからの勧誘が多いようです。
この場合、実際に購入するのは紹介された知り合いではなく、発行する企業であることが多く、親族等がその会社の経営陣にいる場合がほどんです。
人間関係もあるので難しいのですが、いくら知り合いと言っても話を鵜呑みにしないで、しっかりとした調査をおこなってください。
証券会社の営業からの勧誘による購入
つぎに証券会社の営業マンから紹介を受けるケースです。
先日のブログでも書きましたが金融庁から「未公開株購入の勧誘にご注意!~一般投資家への注意喚起~」との文書が公開されています。
以前は日本証券業協会においてグリーンシート銘柄が設定されており、それに含まれる未公開株のみ一定の証券会社において営業ができましたが、2018年に制度が廃止されて現在では証券会社から購入できる未公開株は実質ありません。
でも以前電話で証券会社の営業マンから未公開株の話があったよ。
そのような話は営業マンが個人的に頼まれて、お小遣い稼ぎをおこなっているのだと思います。
絶対に話に乗っては駄目ですよ。
クラウドファンディングによる投資による購入
なにかと話題のクラウドファンディング(クラファン)ですが、広くネット上で出資・投資を集める手段として注目を集めています。
企業への投資で代表的なクラファンサイトは「ファンディーノ」で、スマホからでも未公開株に投資が可能です。
(株式会社日本クラウドキャピタル)
このサービスでは将来性の高いベンチャー企業になどに10万円程度から出資でき、企業の未公開株や新株予約権が受け取れます。
ただし株式を取得したあとの配当、優待などは各企業の規定によるので、内容をしっかりと確認してください。
ネットで未公開株が買えるんだね。
ファンディーノに掲載される案件はすべて、一定の審査を得ているので詐欺リスクは少ないと思ってよいでしょう。
ただし業績悪化の破綻により出資金が回収できなくなる可能性はあるので、しっかりと事業内容やこれからの計画、業績などを確認してください。
クラファンによる未公開企業への出資については後日このブログで書きたいと思います。
J塾長はFIRE(ファイア)の不労所得には、未公開株は含まない方が良いと考えていますが、クラファンで将来性のあるベンチャー企業に投資するのも夢があって楽しいかもしれません。
しかし、FIRE(ファイア)はあくまで日々の生活のことなので、投資は夢ではなくしっかりとしたリターンが必要です。
ここをブレないようにしたいですね。