サイバー攻撃でウイルスソフトに注目?上昇トレンドマイクロ!

トレンドマイクロ

ロシア軍によるウクライナ侵攻は未だに終息していません。

西側各国はロシアに対して様々な経済制裁をおこなっており、ロシア経済はデフォルトの危機にあるようです。

ロシアはそのような状況でも戦争を止めないんだね。
またウクライナ以外の制裁実施国に対して、仕返し制裁もやっているようだね。

そうですね。
ロシアは非友好国リストを発表し、米国、EU、日本、イギリス、カナダ、オーストラリアなどを名指しで非難し、非友好国の債権者に対するロシア債務者からの支払いはルーブルに限ることになりました。

つまり、ロシアの債務返済は全て為替爆発中のルーブルのみだとwwww

そうだね。
少しでもルーブルを国外で使用して流通させるのが目的だと推測します。
ただし、へたにルーブルを流通させても逆効果になる可能性もありますので、注目したいですね。

物理的な戦争はウクライナ侵攻で始まっていますが、それとは別次元で経済戦争も始まっています。

なかでもサイバー攻撃を利用した経済戦争が深刻化しつつあり、われわれ個人投資家も注意するべきレベルにきているようです。

本日のブログはロシアが仕掛けるハッキングの問題と、日本製ウイルスソフトを開発している「トレンドマイクロ(4704)」の株価について紹介します。

ロシアのウクライナ侵攻による影響は「JTが大幅下落で買場到来か?ロシアのウクライナ進攻で」なども見て下さい。

 

 

トレンドマイクロの株価上昇はサイバー攻撃によるハッキング対策

トレンドマイクロ(4704)」の株価が上昇している理由は、ロシア軍の仕掛けるサイバー攻撃対策が理由です。

侵攻が始まった日から数日たった2022年2月28日に「トヨタ(7203)」のグループ会社である小島プレス工業がサイバー攻撃によるハッキング被害にあい、翌3月1日はトヨタの操業が停止しました。

報道ではロシア軍のサイバー攻撃によるハッキングだと言っていたよ。
もう戦争はサイバー化しているんだよね。

最終的な原因はわかりませんが、今回のサイバー攻撃はランサムウェアの攻撃だと考えられています。
いわゆる「人質ソフト」だね。

いついつまでに○○〇円払え!」とか。

コジマプレス工業のへの攻撃にロシア軍が絡んでいる証拠はないようですが、ウクライナ侵攻が始まって日本が制裁に同調したタイミングだったので経済界にも緊張が走りました。

日本の企業はセキュリティが甘いと言われているから、慌てて防衛策を構築している企業も多いと思うよ。

本当に日本は平和ボケしているからね。

そして今回のサイバー攻撃で注目を集めているのがセキュリティソフト銘柄、なかでもトレンドマイクロ社の株価が上昇しています。

 

3月1には窓をあけて上昇したトレンドマイクロ

トレンドマイクロの株価はロシア軍のウクライナ侵攻が始まる2022年2月24日は6,020円でしたが、侵攻が確認されたことで25日には6,330円、28日は6,400円、3月1日は6,760円と数日で740円の上昇となっています。

数日で12%程度の上昇だね。
原油高やロシア経済の低迷予測から他の銘柄の株価は、のきなみ下落しているのにトレンドマイクロはなぜ上昇したの?

それは先ほども説明しましたがサイバー攻撃による被害が理由です。
トレンドマイクロはセキュリティソフトの大手メーカーなので、ロシアからのサイバー攻撃に対する防御を高めるために、あわてて導入する企業も多いと予測されます。
そこでトレンドマイクロ株に注目があつまったのですね。

ロシアとの経済戦争ではサイバー攻撃がミサイルと同じ

近代の戦争は物理的な戦いのほかに、相手国の経済を破綻させるサイバー攻撃が注目されており、今回のウクライナ侵攻でもそれが証明されつつあります。

小島プレス工業の件はランサムウェアだよね…ほかには何がサイバー攻撃にあたるの?

よく考えてみて!

西側諸国がSWIFTのネットワークからロシアの主要銀行を遮断したのも、西側が実施した一種のサイバー攻撃だよ。

あれでロシアのルーブルは大きく下落し、輸出決済や輸入にも影響が出ています。
ハッキングだけがサイバー攻撃でないところも注目だね。

SWIFTの除外はサイバー攻撃と言うより、巡航ミサイルみたいなものだけどね。

実際にはネット上の細かい戦いは沢山行われているようです。

 

トレンドマイクロへの投資判断

考える

トレンドマイクロは株価の上昇により現在6,500円水準にあります。

トレンドマイクロは2022年2月17日に、2021年12月期の本決算を発表しており、経常利益が前期比11.6%増の445億円に達しました。
純利益は383億円で前期は269億円と42.6%増です。

好調見えますが今期である2022年12月期の予想は経常利益が5.4%減の減益予想です。

前期の配当は年間195円で、現在の株価で計算すると3.0%の配当利回りです。
また今期の配当は未定の状態です。

配当利回りはそこそこだけど、FIRE(ファイア)銘柄としてはどうなの?

ここ3ヵ月の経常利益が前期比と比較して落ち込んでおり、業績は下降傾向ですね。
しかし、今回のサイバー攻撃によるハッキング対策で、業績が伸びる可能性は非常に高いと考えています。

だったら投資も考えた方がいいよね?

そのような考えの個人投資家も多いので、株価が上昇していますが、あえてここは投資を行わない判断でいきたいと思います。

トレンドマイクロの株価は上場後の最高値は2018年の7,500円ですが、現在の株価もかなり高い水準です。
これ以上の上昇は「ある理由で難しいのではいか?」と考えています。

現在、株価が上昇しても3.0%の配当利回りがあるトレンドマイクロに投資をしない理由は、次回(明後日)のブログで説明します。

はやく教えてっwwwwwwwww

 

※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。

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