楽天銀行のIPOで補欠当選が続出!不人気?初値に注意信号

注目されている「楽天銀行(5838)」の新規上場(IPO)ですが、ブックブルディング期間も終了し、購入申込みも2023年4月18日までです。
父ちゃんはブックブルディングに参加しなかったんだよね。
何となく数社で申込めば当たる気がしていたけど、やっぱりリスクを考えて止めたよ。
詳しくは下の記事を見てね。
それでも気になっていた楽天銀行のIPOですが、やはり普段では見られない動きを見せているようです。
上場まで数日となった「楽天銀行(5838)」の状況を見てみましょう。
J塾長が楽天銀行のIPOを見送った理由は「楽天銀行がプライム市場へ上場決定!ジャンク債との関係は?」も見て下さい。
抽選で補欠当選が続出している
一般的に企業がIPOする場合にはブックビルディングに参加してから購入申込を行います。
IPO投資は人気だからブックビルディングに申込んでも、さらに抽選に当選しないと購入できないよね。
そうだね。
とくに人気企業のIPOでは抽選倍率が高くて当選するのは稀です。
J塾長は過去に当たったことがないよ。
楽天銀行のIPOでも上場先が「プライム市場かつ大型案件」なので、購入するためには抽選に当選する必要があります。
しかし、抽選結果で「補欠当選」が続出しているようです。
当選じゃなくて補欠当選?
なーに?
補欠当選はあくまでIPOに当選した人が、最終申込みを辞退した場合に繰上げ当選するもので、IPOの売れ残りを回避するものだと思ってください。
つまり補欠当選しても当選した人が辞退しないと購入できません。
しかし人気IPOでは当選した人が辞退することは珍しいから、補欠当選の枠も限られています。
J塾長は当選どころか補欠当選になったこともありません。(笑)
しかし、今回の楽天銀行のIPOでは補欠当選が続出している可能性があるようです。
4社への申込で1社当選、3社補欠当選
この話はJ塾長の友人のものですが、4社の証券会社において楽天銀行のブックビルディングに参加したのですが、なんと「1社が当選し3社で補欠当選」したと話していました。
4社中で当選1、補欠当選3だから、落選はないってこと?
そうなんだよね。
偶然かもしれないけど、注目されているIPOで落選なしってことは聞いたことがないよ。
まあ、補欠当選はあくまで辞退がないと当選繰上げにはならないけど…
この話を聞いてネットで調べてみたら、はやり楽天銀行のIPOで補欠当選が続出しているように感じました。
落選ではなく、ほとんどが補欠当選扱いになっている印象だね。
補欠当選は購入申込辞退者の増加予測による対策か?

補欠当選が多い理由としては、各証券会社が「購入申込時点における辞退者の増加を懸念している」ことだと推測します。
あくまでJ塾長の個人的な見解ですが各証券会社は、ブックビルディングに参加して当選しても、購入を辞退する投資家が多いと考えているのではないでしょうか?
そのリスクを考えて補欠当選を増やしているように感じますね。
「どうせ当たらないから、試しに申込んでみよう」と思った人も多いかもね。
そして当選してから「やっぱ楽天グループの赤字はヤバいから…」と辞退する。
なんか多そう!
幹事証券を始めとする証券会社も今回の楽天銀行のIPOは、楽天グループの巨額赤字の補てん目的だと思っており、個人投資家も資金の使途を懸念しています。
楽天グループが楽天銀行のIPOで得られる手取り資金は717億円程度であり、楽天モバイルの赤字と債券の償還金を補うには全く足りません。
やはり楽天グループの現状を考えて、当選を辞退する人は多いと予想しますね。
公開価格1400円を超えるか?4月21日に注目
楽天銀行の公開価格が1,400円に決定しましたが、2023年3月時点では1,960円近辺を狙っていました。
でも市場調査で大幅にダウンして結局は1,400円に決まったんだよ。
楽天グループの思惑よりも3割安くなったので、これは経営にとって痛かったと思うよ。
1,000億円規模の手取りが700億円になったんだからね。
さて注目の初値ですが公開価格の1,400円を超えるのでしょうか?
ネットの予想では「1,400円~1,500円」近辺が多いようですが、この予想に賛成です。
大幅に上昇する可能性は低いと思います。
また公開価格割れになっても1,300円付近ではないでしょうか?
それよりも購入申込が少なく売残ることが心配ですね。
まあ、証券会社がいい感じに分配すると思いますけど…
J塾長は楽天銀行のIPOには参加しませんでしたが、楽天銀行にはイーバンク銀行時代からお世話になっています。
振込手数料の無料サービスなどネット民に優しい銀行なので、ぜひIPOも成功して貰いたいですね。
IPOの結果はどうなるか?注目ですね。(笑)
※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。