【日本特殊陶業】株式投資のポートフォリオに組入れました
以前のブログで日本特殊陶業(5334)について、トヨタショックにからめて紹介しました。
(くわしくは「【トヨタショックで気になる銘柄】日本特殊陶業(5334)」のブログを参照ください。)
スパークプラグでは世界的なシェアを持つ日本特殊陶業ですが、コロナ禍の自動車産業はあいかわらず厳しい状況のなか、業績は力強い回復を見せています。
今回J塾長はFIRE(ファイア)の不労所得として、日本特殊陶業株を300株ポートフォリオに加えました。
日本特殊陶業への投資判断について
今回、日本特殊陶業への投資を判断した理由を、投資初心者向けにかんたんに紹介します。
あくまでJ塾長の考えなので、参考として読み飛ばしてください。
①業績が急回復している
日本特殊陶業の「2022年3月期 第1四半期決算短信」を見ると、営業利益が前期の9倍、税引前四半期利益が5.4倍に拡大しています。
凄い急回復だね。
日本特殊陶業は国内の自動車産業だけでなく、世界中のシェアをもっているのでアメリカやEUなど日本より先に経済活動を再開した国の恩恵を受けています。
J塾長はコロナの影響はアメリカよりも日本の方が長引くと感じており、世界的なシェアを持つ日本特殊陶業の業績はこれからも期待できると判断しました。
②割安の出遅れ株
日本特殊陶業のPERは8.79倍、PBRは0.76倍と割安感があります。
またJ塾長の投資判断ではお馴染みのミックス係数も6.65倍なので、かなり安い株価で放置されていると判断しました。
ミックス係数の判断は10倍以下を目安にしていますが、業績もより状況でミックス係数6倍台はとても魅力的な株価であることが分かります。
③チャート
日本特殊陶業のチャートを見ると、過去の高値が2015年の3900円水準で、直近の最安値は2020年3月の1250円水準です。(購入した時点で1680円程度)
以降、少しづつ株価を戻していましたが、2021年5月からは1500円~1700円のボックス圏内で推移している様子ですね。
ただし8月30日には研究開発をおこなっっている「全個体電池」の本命としてテレビで取り上げられ、株価が6%程度高騰しました。
日本特殊陶業はスパークプラグがメインだけど、次世代エネルギー関係の研究もやっているんだね。
チャートを見るとボックスですが、若干ですが下値を切り上げているようにも感じました。
現状では1500円の底を抜けることはないと判断しています。
④将来性に期待
さきほども出ましたが「全個体電池」をはじめ、「固体酸化物形燃料電池」、「電圧セラミック」、「水素漏れセンサ」など次世代のEVや医療機に必要な製品開発をおこなっています。
とくにセラミックス技術を生かした新製品の開発を進めており、脱炭素時代に対する対策がしっかり考えられています。
日本特殊陶業は電池以外にもセラミック技術を生かした各種センサ類、医療用酸素濃縮機械など新しい分野を開拓しています。
⑤配当に対する方針
日本特殊陶業の配当実勢は以下のとおりです。
1株配当 配当性向
- 2021/3 : 60円 31.8%
- 2020/3 : 70円 48.0%
- 2019/3 : 70円 34.2%
- 2018/3 : 60円 28.7%
- 2017/3 : 42円 35.2%
- 2016/3 : 42円 29.7%
ここ3年を見ると配当金は1株当たり60円~70円程度で、配当性向も30%以上を維持しています。
日本特殊陶業のホームページに記載されている「株主還元について」を見ると、2021年4月以降は連結においての配当性向を40%にすることが明記されています。
今までは記念配当をの除くと原則的に配当性向30%以上としていましたが、2021年以降は40%とする方針です。
配当が10%も上がるの?
配当性向は一株当たりの当期純利益に対して何%を株主に還元させるかの目安です。
企業が儲けた純利益からどの程度株主へ還元させているかがわかります。
配当性向は30%程度が平均とされており、40%になると株主還元に熱心な企業だと判断できます。
日本特殊陶業は配当性向の見直しからも株主対策の取り組みが好感できます。
実は日本特殊陶業への投資を決めた理由はまだまだあるのですが、投資初心者向けにおもなポイントのみを記載しました。
いろいろと反対意見もあると思いますが、投資は自己判断なので他人の意見は聞かない方が間違いないと思っていますのでご容赦ください。
※内容はあくまでJ塾長の個人的な感想にすぎません。投資は人に頼らず自己責任おこなってください。