【米製薬2社ワクチンで大幅増収】来るか!武田薬品(希望)
2021年11月4日遅くのニュースで、アメリカのファイザー社とモデルナ社の売上が急増したことが報道されました。
(「ワクチンで大幅増収 米製薬2社 7~9月期」時事通信社)
ファイザーとモデルナって…あ~ぁ コロナワクチンだ!
そうです。
日本ではコロナ感染症の予防ワクチンは、ファイザーとモデルナが主流で、それ以外のワクチンは特別な理由(在庫切れ等)がないと接種していません。
その意味ではお馴染みの2社ですが、ワクチン需要で7月~9月の四半期決算では大幅な売上増を達成したようです。
本日のブログは米国のファイザー社とモデルナ社の決算に絡めて、J塾長がい愛してやまない武田製薬工業(4502)の株価について希望的妄想を紹介します。
高配当株についてのブログは「【11月権利確定】株主優待株はタマホームに注目だっ!」なども見てください。
ファイザー&モデルナの業績は?
7月~9月期の売上をみると両社ともに売り上げの大部分をコロナワクチンで占めています。
ファイザーの売上は、約240億ドルでその中のワクチンの売上は130億ドルです。
売上げ全体の54%がコロナワクチンです。
またモデルナは約49億6900万ドルの売上があり、その大部分がワクチンの売上とされています。
ドルだからファイザーは3ヵ月で約1兆4800億円も売り上げたんだね。
凄いや!
ファイザーは今年通年で360億ドルのワクチンの売上、モデルナは通年で180億ドルのワクチンの売上を予想しているよ。
とくにモデルナ社はワクチン開発などの費用もあって、前期は2億3000万ドル程度の赤字だったのが、33億ドル以上黒字転換の予想です。
こんな表現はよくないけど、ワクチンバブルの様相を見せているよね。
がんばれ武田薬品
J塾長の保有株のなかで最も保有年数の長い銘柄の一つが武田薬品工業(4502)です。
高配当株への投資を始めた13年前は、安定株は電力と薬品だったんだよね。
まだ大震災の起きる前の話なので、電力株と製薬株はディフェンシブ銘柄として考えられていました。
そして若かった時代のJ塾長は、武田薬品をポートフォリオのど真ん中に据えた次第です。
武田薬品の株価はアベノミクスの影響で2018年当時は一時6,000円を超す勢いで、J塾長の利益も2倍になりましたが、現在は元の水準より安い状況です。
しかし、アイルランドの製薬会社シャイヤー社の買収による損失などが影響してここしばらくは株価も下落傾向から抜け出していません。
個人的にはM&Aを繰り返したことが業績を圧迫させて現状を作り出していると思います。
また今年になって人気商品であるアリナミンなどを製造する武田コンシューマーヘルスケア社を、米投資ファンドへ売却しており、これもJ塾長としては頭を傾げる話です。
日本で流通しているモデルナワクチンは武田薬品が流通を担っており、その意味ではモデルナワクチンの売上の一部は武田薬品の収益です。
ただし、今年発生したモデルナワクチンの異物混入による悪影響も武田薬品の株価に現れています。
武田薬品はモデルナワクチンの国内流通だけでなく、米国ノババックスのコロナワクチンを日本の工場で生産販売する計画が実行段階に来ています。
厚生労働省の認可が下りれば、来年(2022年)の初頭からの供給を視野にいれていると武田薬品CEOのクリストフ・ウェバ―氏が話しています。
武田薬品が日本でワクチンを製造すると、異物混入などのリスクは大きく下がって安心だね。
その意味では治験の結果次第では、ノババックスワクチンが日本の主流になる可能性もあるよね。
しかし、武田薬品の社長って外国の人だったんだ…さすが世界的な製薬会社。
持ち続けることで明るい未来が…
株価が下がっているけどこれからどうするの?
ポメなのに厳しい質問だな。
実はJ塾長は保有している武田薬品株は6,000円水準で1/3を売却して利益を確定させています。
現在は400株しか持っていないので、このままホールドが基本です。
だって配当利回りは現在5.5%で自社株買いも実施していることから、これ以上大きく値を崩すことは考えていません。
またこれからのワクチン戦略で株価が上昇する期待もありますよね。
武田薬品工業は老舗企業であっても、まだまだこれからが期待できる高配当株です。
FIRE(ファイア)銘柄として株価が低迷している今こそ考えても良いとおもいますが…どうでしょうか?
※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。