防衛費GDP2%以上に!FIREでも注目の防衛銘柄を紹介
日本には軍隊がなく自衛隊が他国からの侵略に対して、自衛のための戦力を保有しています。
防衛力(軍事力)を保有するには戦闘機、戦車、戦艦以外にも、さまざまな武器・弾薬などの装備必要で、毎年の防衛予算(防衛費)で賄われている状況です。
日本では他国と違い「軍事費」とは言わず「防衛費」と呼んでいるよ。
ウクライナ紛争をきっかけに世界各国は、軍事費の見直しをはじめており、日本でも議論が始まっているようです。
そこで注目されるのが「防衛銘柄」と呼ばれる企業で、先日紹介した三菱重工業などの株式です。
本日のブログは防衛費GDP2%時代に注目される、FIRE(ファイア)でも活用できる防衛銘柄を紹介します。
防衛銘柄の本命についてのブログは「ウクライナ紛争で防衛銘柄が今年のトレンド?本命は三菱重工業」を見て下さい。
ウクライナ紛争でNATOなみの防衛費に増額か?
防衛大臣の話では日本の防衛予算はだいたいGDP比1.24%程度であることがわかりました。
日本の防衛予算は長らく1.0%以下と言われていましたが、NATO基準で判断すると1.24%程度に増加します。
なんで1.0%以下と言っていたの?
防衛費の増加を良く思わない人もいるからね。
しかしウクライナ紛争で防衛予算に注目した結果、NATO基準で1.0%を超えていることがわかったんだよ。
各国の軍事費のGDP比を見るとアメリカは3.7%、イギリスは2.3%、フランスは2.0%そしてドイツは1.56%程度です。
NATOでは軍事費のGDP比を2.0%以上にすることを加盟国に求めており、アメリカは日本に対してもNATOと同様の2.0%以上を求めているようです。
あくまで報道レベルの話ですが、アメリカとしては安保協力を行っている日本に対して、NATOなみの負担を求めているのではないでしょうか?
自民党が防衛費の増額を提言
ウクライナ紛争を受けて与党自民党の安全保障調査会が、防衛予算をGDP比2.0%以上にする提言をおこなうようです。
ごまかしの1.2%でなく、2.0%以上を目標にNATOに合わせるんだね。
戦争が空論でなくなっている時代なので、日本も同盟国並みの負担が必要だと判断したようですね。
またアメリカも防衛費の負担を渋る日本を守ってくれるはずがありませんよ。
このような状況により防衛予算の増加は避けられないとJ塾長は考えています。
日本には先日紹介した「三菱重工業(7011)」以外にも、防衛銘柄と呼ばれる企業が数多くあります。
そこでFIRE(ファイア)でも活用できる防衛銘柄を探してみましょう。
防衛費2.0%時代のFIRE防衛銘柄
今回は日本の防衛銘柄のなかから、配当利回りが3%以上ありFIRE(ファイア)でも活用できる企業を探してみます。
会社名 内容 配当利回り ミックス係数
- ニッケ(3201) 防護服等 3.04% 6.30倍
- クラレ(3405) 戦闘服素材等 4.11% 5.15倍
- 旭化成(3407) 火薬類、装弾部品等 3.18% 7.43倍
- 旭精機工業(6111) 銃弾製造等 3.47% 3.45倍
- 新明和工業(7224) 水陸両用飛行艇製造等 4.25% 6.95倍
- 極東貿易(8093) 防衛向け光ファイバー等 5.67% 10.96倍
基準としては防衛銘柄のなかから、「配当利回りが3.0%以上でミックス係数が10倍程度の銘柄」を選んでみました。
まだまだ防衛銘柄はありますが、J塾長が注目している企業です。
ニッケやクラレみたいに繊維関係のなかにも防衛銘柄があるよね。
現状ではミック係数低く、コロナ禍では出遅れ感がありました。
しかし、これからは注目されると思います。
防衛予算がGDP比で2.0%になることで、防衛銘柄の業績改善に繋がると思われます。
気になる銘柄はチェックしたいですね。
※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。