ひろぎんHDの優待改悪はFIRE投資のチャンスかも?

ひろぎんHD優待改悪

先週の2022年1月28日に「ひろぎんホールディングス(7337)」から、株主優待制度の一部変更についての発表がありました。

ネット界隈でかなりざわついているヤツね。

もともと2020年10月に新設を発表した株主優待でしたが、約1年でしっかりと改悪になったようですね。
株主優待で有名な「桐谷さんおすすめ銘柄のトップ」として紹介されていたので、小口の100株ホルダーが沢山いそうです。
それだけに週末のネット上には嘆き、苦言、悪口など多くの声が溢れていますよね。

本日にブログはJ塾長が手を出していなかった「ひろぎんホールディングス(ひろぎんHD)」について、これから投資対象になるかを検証します。

株主優待株については「人気優待株で業績悪化のビックカメラが自社株買いを発表」も見て下さい。

 

 

ひろぎんホールディングスの株主優待の内容と理由

今回ひろぎんHDが発表した株主優待制度の改悪については、さまざまなブログやユーチューブなどにアップされているので概要だけ説明します。

ポイントはやっぱり100株株主に対する改悪だよね。
1,000株保有者は大きな改悪はなく、5,000株保有者については拡充になるから。

そうですね。
今回の変更は100株~999株株主にとって、とてつもない改悪になります。

今までの株主優待では100株~999株保有で、年1回2,500円分のカタログギフトが贈呈されていました。

しかし、2022年3月31日基準の株主優待から、100株~499株は500円500株~999株は1,000円商品券に変更されます。

100株保有者は2,500円から500円に2,000円も減額されるんだ。
これじゃ「ざけんなぁゴラァ」と言われも仕方がないよね。

ひろぎんHDが1年前に新設した株主優待制度を改悪する理由は、総株主数の急増が原因だとJ塾長は考えています。

ネットの情報では株主優待を開始してから株主数が約17,000人から80,000人以上に大幅に増えたようです。

とくに100株株主の優待がお得だったので、大口株主が減り小口の100株株主が大幅に増加したと推測できますね。

ひろぎんHDもここまで100株株主が増えると思ってなかったんだね。
たしかに小口株主が増えると優待の負担はどんどんと大きくなるから。

その意味で考えると、甘く見積もった株主優待制度を悪評を受けてでも変更した勇気は評価できますね。
改悪するとフルボッコは確実だから…wwwww

株価は大幅な下落へ…投資判断は?

買うか売るか

改悪の発表が週末でしたがPTS株価は大幅に下落、また週明けの株価も7%以上の下落になりました。

ネットでは多くの100株株主が売却を宣言していますが、思ったよりは値は下げなかった印象ですね。
J塾長はストップ安までいくのか?と思っていました。

また反対に購入している人も少なくありません。

この記事を書いている段階の株価は651円、発表前の株価が705円だったので54円安です。

ひろぎんHDのPERは8.62倍、PBRは0.39倍、ミックス係数は3.36倍と格安銘柄です。
さらに配当利回りは3.69%、優待利回りも100株の商品券500円でも0.76%あり、総合利回りは4.45%もあります。

今回の株主優待で株価が下落したことで配当利回りが高くなり、FIRE(ファイア)銘柄として魅力的になっています。

また業績も良く昨年11月の2022年3月期第二四半期累計では、経常利益の上方修正をおこなっています。

年間累計でも前期を超えることが予想されています。

ひろぎんHDは業績も回復傾向で地銀株としては注目できる銘柄だよね。
株主優待の改悪で評判を落としたけど、かえって値を下げた今が投資チャンスかも?

そのとおりです。
優待投資家のなかでは、「ひろぎんHDの社長は信用ならない」などの話が出ています。

また「このような会社に投資はしない」と言い切る有名投資家もいますが、J塾長は計画よりも負担が大きくなったことから変更するのは正しい経営判断だと思うし、バッシングを覚悟して実行する経営陣は反対に企業価値を高めると思っています。

今回のポイントは業績悪化による優待変更ではないところですね。
株主優待を無理に維持して業績に悪影響があったら困るから。

でも100株の株主優待を良くしたら、小口株主が増えることくらい初めから想定しろ…と。

それはあるよね。
もう少し考えて株主優待を始めるべきだったかな?
でもひろぎんHDの配当性向は過去を含めて30%以上あるので、株主還元をおろそかにしている会社とは言えないんだよ。

現株主の人は納得できないと思うけど、これから投資を考える人は「経営陣の信用性」ではなく、業績や還元で考えてくださいね。

 

チャート的には630円で支えられるか?

ひろぎんHDのチャートを見ると620円~630円あたりでサポートが見られるので、ここらで反発が予想されます。

現状よりも30円程度下ですが、長期保有であれば630円水準で購入を検討したいところですね。

多くのベテラン優待投資家から推薦されていたひろぎんHDの株主優待ですが、やはり大盤振る舞いには限界があるようです。

新設された株主優待には注意が必要かもしれません。

 

※このブログはあくまでJ塾長の感想であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己判断と責任でおこなってください。

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